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2013/6/3 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
「まだやってんの?」とあきれてしまうのが首相公邸の幽霊騒動だ。民主党議員の質問を受け、政府は5月24日に「承知していない」との答弁書を閣議決定したが、安倍首相が1日のテレビ番組で「森(喜朗)元首相がお化けの一部を見たとうかがった。足の部分」と蒸し返したため、またも話題になっているのだ。
公邸は「2・26事件」や「5・15事件」の暗殺の舞台になった建物。菅官房長官も公邸で気配を感じたような発言をしているし、羽田元首相の妻はおはらいをしたといわれる。国政をつかさどるお偉いさんたちが幽霊談議とはばかばかしい話だが、人間にとって幽霊は“都合のいい存在”なのだそうだ。
心理学博士の鈴木丈織氏が言う。
「家の中の風の流れや物音、湿気などで恐怖を感じ、その原因がはっきりわからないとき、人は“幽霊だ”と思い込みます。そう思うことで“腑(ふ)に落ちた”と心の整合性をつけようとするのです。その背景にあるのは恐怖心と不安感。狭い4畳半の部屋なら恐怖は感じませんが、公邸のような広いところにいると孤独感も手伝って怯えてしまい、ちょっとしたことを幽霊のしわざだと思い込んでしまうのです」
◆不安感が募り・・・
一般的に、人は子供のころに幽霊の存在を信じながら、成長と同時に「幽霊なんかいないよ」と合理的な考え方になる。それなのに「公邸の幽霊」疑惑は永田町では知らない人はいないくらい有名な話らしいから、政治家の精神状態にどこか問題があるんじゃないか。
「政治家は選挙で選ばれる人気商売だから、人一倍不安感が強いのです。その不安から“この世にお化けや霊魂は存在する”という観念的な考え方になる。芸能人に幽霊や占いを信じる人が多いのも同じ理屈です。とくに政治家は本音とは正反対のことをしゃべることがあるため、“本音がバレたらどうしよう?”という不安を常に抱えている。この心理がさらに幽霊を信じさせるのです」(鈴木丈織氏)
要するに、ウソをつくから観念的になり、「公邸に幽霊がいる」と言い出すわけだ。幽霊を見るのはウソつき政治家の職業病か。ますます政治家を信じられなくなる……。
◇
首相公邸の幽霊騒動 不安渦巻く伏魔殿
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6月2日東京新聞「こちら特報部」
首相公邸に幽霊が出るらしい。政府は、そんな噂(うわさ)を「承知していない」とする答弁書を閣議決定したが、政界で知らない人はいない怪談話だという。現れては消える「都市伝説」の歴史をひもとくと、政治権力の中枢をめぐる心理が浮かび上がってくる。 (中山洋子、小倉貞俊)
「総理大臣公邸には二・二六事件などの幽霊が出るとの噂があるが、それは事実か。安倍晋三首相が公邸に引っ越さないのはそのためか」
こんな質問主意書を提出したのは民主党の加賀谷健参院議員。これに対し五月二十四日に閣議決定した政府見解が「承知していない」だった。菅義偉官房長官は記者会見で「(幽霊の)気配を感じるか」との質問に、「言われればそうかなと思う」と否定しなかった。
政界ではたびたび「公邸の幽霊」が話題になってきた。政治評論家の小林吉弥氏は「佐藤栄作首相のころから永田町を取材しているが、そのころからすでに噂はあった」と振り返る。
現在、首相公邸となっている建物は、一九二九(昭和四)年の建築。二〇〇二年までは、首相官邸として使われていた。もともとの公邸は、旧官邸と扉一つでつながっていた。現在の官邸を新築する際、もとの公邸は取り壊され、その代わりに旧官邸を五十メートル移動させて公邸に改装した。
旧官邸と旧公邸には、血塗られた歴史がある。
一九三二年の五・一五事件では、武装した青年将校らが官邸に侵入、警察官一人を殺害した後、犬養毅首相を暗殺した。三六年に旧陸軍の青年将校らがクーデターを起こそうとした二・二六事件では、反乱部隊が乱入し、当時の岡田啓介首相は、お手伝い部屋に隠れて難を逃れたが、間違えられた岡田氏の義弟が射殺された。官邸警備の警察官四人も殺害され、公邸も荒らされた。玄関には、弾痕とされる傷痕があった。
以来、「二・二六事件の幽霊が出る」「夜中に軍靴の音が聞こえる」などの噂はずっと絶えなかったという。実際、二・二六事件の後、歴代首相は公邸を敬遠。六八年に改修して移り住んだ佐藤栄作首相まで三十二年間も“空き家”が続いた。
当時、日米安保に反対するデモが私邸周辺に及び、近所から苦情が出たからといわれる。その佐藤政権は最長記録を残したことから、妻の寛子さんは「(佐藤氏が公邸の)縁起直しをしたと思う」と語っていたようだ。
それでも不人気は相変わらずで、二〇〇二年までの旧公邸時代には佐藤氏以降の十八人の首相のうち、田中角栄首相ら六人が公邸に入らなかった。
「公邸の幽霊」がメディアの注目を集めたのは羽田孜元首相のころだ。妻の綏子さんがおはらいをしてもらうと、「庭に軍服を着た人たちがたくさんいる」と言われたという。
著作「首相公邸−ハタキたたいて六十四日」によると、近くの宮司に公邸を清めてもらい、あちこちに盛り塩も施したとか。「公邸にただならぬ『何か』を感じたのは私だけではなかったらしく、細川(護熙)首相の佳代子夫人は(略)寝室を一室お使いになっただけで、残りの部屋にはお香をたかれていたようです」とも。
森喜朗元首相は「幽霊に出会った」という話をしていた。しばしばメディアでも取り上げられたのはこんな話だ。
退陣直前の深夜、寝室で寝ていた森氏はガチャガチャとドアノブの音がして目覚めたが「誰だ」と怒鳴ると音が消え、廊下を走り去る音がした。ドアを開けたが誰もおらず、警護官らも「誰も来ていない」と証言した。森氏は、小泉純一郎元首相に「幽霊が出るぞ」と忠告したらしい。
その小泉元首相は首相退任前に「幽霊に出会ったことはないね。一度会いたいと思ったんだけど」と語っていた。
一方、村山富市元首相は「入居してから『軍靴が聞こえる』などと噂を聞いたが、興味も関心もなく、詮索したことはない」。就任当初、記者団に「幽霊が出るらしいが」と問われたときには「大丈夫。幽霊は人によって出るから」とうそぶいていた。
細川元首相以降は歴代首相が公邸を利用。〇五年に新公邸が移転・完成してから、入居しなかった首相はいない。
安倍首相は現在、車で十五分ほどの渋谷区内の私邸から通っているが、緊急時の対応が遅れる恐れがある。東日本大震災や原発事故を経験し、官邸の危機管理能力の向上が強く求められている。沿道などの警備の人数や費用もかかる。冒頭の質問主意書を提出した加賀谷議員は「巨額を投じて改修した公邸をなぜ使わないのか、危機管理や警備上、問題はないのかをただしたものだ」と強調する。
安倍首相も第一次内閣時代には公邸を使用したが、今回、就任後五カ月たっても入らないことは、さまざまな臆測を呼んでいるのだ。
その安倍首相は一日に放送されたテレビ番組のインタビューで「森元首相がお化けの一部を見たという話を聞いた。足がないのではなく、足の部分だけを見たと」と明かしたが、噂については「都市伝説だ」と指摘。公邸に引っ越さないこととの関係は「まったくない」と強調した。
「うわさの謎」の著書がある川上善郎成城大教授(社会心理学)は「権力の中枢にある政治家には誰かの恨みを買っている自覚がある。建物自体の歴史も相まって、無意識な不安や恐れが、幽霊の噂を生みやすい」と説明しながら続ける。「庶民からみると政界は“伏魔殿”。どんなお化けが出てもおかしくない。幽霊の噂もなくなることはないでしょう」
米でも不気味な現象▼▼ホワイトハウスにリンカーンの霊?
政治と幽霊との関わりで最も有名なのが、米・ホワイトハウスだ。一八〇〇年完成。歴代の大統領一家や職員らが幽霊を見たり、不気味な音を聞いたり、勝手にドアが閉まるなどの怪奇現象を体験しているという。
中でも目撃談が多いのが、志半ばで暗殺されたリンカーン大統領の幽霊だ。ルーズベルトやトルーマン、アイゼンハワーら歴代大統領らが見たという。オバマ大統領のミシェル夫人も「深夜、夫とともに奇妙な音を聞いて目が覚めたり、足をかまれるように感じることがあった」と語っている。
米国事情に詳しい明治大の越智道雄名誉教授は「古くて大きな建物なのできしむような異音がしたり、昼間の喧噪(けんそう)とのギャップで夜は不気味な雰囲気がある」と指摘。「政治権力の中枢なので政敵や国民からの批判が集中する。その不安が形を変えて幽霊や心霊現象として現れたのでは」とみる。
リンカーンの幽霊が多いことは「大統領の多くは厳しい決断を迫られる局面で、米国最大の危機を切り抜けたリンカーンを思い浮かべるという。その心理も関係してそうだ」と分析する。
<デスクメモ> 旧官邸は、階段や廊下が入り組んだ複雑な造りだった。中二階や階段下の小部屋などもあり、さながら迷路のよう。確かにあんな場所で夜を過ごすのは気持ちのよいものではない。歴史認識はどうあれ、この際、先達の幽霊たちと会話をして、「反省」や「悔悟」の弁を聞いてみるのも一興かも。(国)
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