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2013年6月 1日 今この時&あの日あの時
−結局は確たるビジョンのないタレント政治屋が、例のごとく口から出まかせを言ってきたことの一つが米国様に睨まれ、自ら墓穴を掘ってしまったということだろう−
既にご存知のとおり、橋下徹大阪市長の従軍慰安婦必要&米軍風俗活用発言が国内外に波紋を広げています。
国内では女性を中心に嫌悪感や反発が強いものがありますし、国際的には特に驚かされるのが米国の過剰とも思われる拒否反応です。
それはどうしてなのか?を鋭く分析したのが、今回転載紹介する『日刊ゲンダイ』の孫崎享(まごさき・うける)氏コラム「日本外交と政治の正体〈4〉」です。
詳しいことはそちらをお読みいただくとしてー。
私がいまだに解(げ)せないのは、橋下市長がなぜ今この時期に従軍慰安婦や風俗を米軍と結びつけるような大変微妙な領域に踏み込む発言をしたのか、ということです。
この発言以前米国政府のアジア担当者やウォールストリートのエコノミストは、競争原理(つまり新自由主義)を重視する橋下市長の政策手腕を評価しており、「将来の総理候補」とみなす日本専門家も増えていたといいます。
しかし今回の一連の発言で米国筋からここまでイチャモンをつけられれば、直前の大阪市議会問責決議案は公明の裏切りで否決され首の皮一枚つながったとは言え、政治家としての“栄達”の道は絶たれたも同然です。
出身母体のテレビマスコミなどから持ち上げられ、「オレ様の言うことは何でも取り上げてくれる」「オレ様は何を言っても許される」とのぼせ上がり、つい日頃思っていたことを軽い気持ちで言ってしまったものなのでしょうか?
その意味では、橋下発言に先立つ猪瀬直樹東京都知事の、オリンピック誘致に関する憲章違反のアラブ差別発言も同類です。二人とも、国内マスコミ基準で言いたい放題言ってきた連中です。
ついでに言えば、その戦前回帰的言動がオバマ政権や米議会から問題視されている安倍晋三首相も同じで、「不正選挙3兄弟」が揃いも揃って米国筋に睨まれた格好です。
どうやら12・16不正選挙の大本は、米国での覇権をロスチャイルドに奪取されたロックフェラー系ジャパンハンドラーズの仕掛けだったようです。ロックフェラーは日本の政治に加担し、日本に進出して再逆転を図るつもりのようなのです。しかしいずれにせよ欧米はユダ金本家のロスチャイルドが奪い返しました。
オバマ政権ももちろんロスチャ系です。安倍首相は「2期10年」という超遠大な政権野望を抱いているようですが、意外と短命に終わるのかもしれません。 (大場光太郎・記)
*
慰安婦発言で橋下大阪市長は米国に潰される 孫崎享
米国に潰された日本の政治家のひとりに、“異色”の人物が加わりそうだ。日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長(43)である。
従軍慰安婦問題だけなら、同じセリフを吐く自民党議員はたくさんいる。しかし、橋下氏は米軍と風俗の問題に言及した。
5月14日付の毎日新聞は、橋下氏が記者団に語った発言の詳細をこう報じた。
〈普天間飛行場に行った時、「もっと風俗業を活用してほしい」と言ったら、米海兵隊司令官は凍り尽いたように苦笑いして「米軍は禁止している」と。建前論ではだめだ。そういうものを真正面から活用してもらわないと、海兵隊の猛者の性的なエネルギーはきちんとコントロールできない〉
この報道に対する米国の反応は素早かった。17日の共同通信によると〈米国務省サキ報道官は、橋下市長の発言に「言語道断で不愉快だ。従軍慰安婦は重大な人権侵害」と非難した〉といい、在日米軍に風俗業者の利用を求めたことについても、米国防総省のリトル報道官が〈米軍が買春を拒否するのは言うまでもない〉と述べた、と報じた。米国側はこれ以上ない言葉で橋下氏を激しく非難したのだ。
米国が強く反発したのは、国内で軍と性の問題が重大な関心事になっているからだ。米軍では、上官による下級女性兵士への強姦事例が次々と表面化し、大きな政治課題となっている。メリーランド州アナポリスの海軍士官学校の卒業式に出席したオバマ大統領も〈性的暴行を行う者は単に罪を犯すだけではなく、軍の強さを支える信頼と規律を危険にさらしている〉(26日共同)と発言する始末だ。そのさなかに飛び出したのが、橋下氏の「もっと風俗業を活用して」との発言だったのであり、どう考えても、米国が黙って見逃すわけがない。
コトの大きさに慌てたのか、橋下氏もその後、必死に弁明に努めた。その最たるものが、27日の日本外国特派員協会の講演だろう。しかし、各国の記者が慰安婦と軍の関係の説明が不十分として、厳しく切り込んでいた様子を見ると、特派員は橋下氏の弁明をほとんど受け入れなかったようだ。
諸外国の反応とは対照的に、よく考えると日本人の中で橋下氏の発言に驚く人はいなかったのではないか。なぜなら、橋下氏がその程度の人物ということは、ほとんどの人が感じていたと思うからだ。
日本社会では今、お笑い芸人と政治家の区別がつかない。小説家と政治家の区別がつかない。人気取りだけが政治家の資質のようになってしまった。自民、民主といった既存政党に怪しさを感じる国民が多い中で、マスコミは、“第2自民党”として、橋下氏と日本維新の会を散々持ち上げてきた。
今回の騒動で、この「欺瞞の構図」が参院選前に崩壊したことがせめてもの救いである。 (転載終わり)
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