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大阪市議会で橋下市長問責決議案否決は、「維新」の戦略勝ちなのか。大阪市民に迫られる意識改革。
2013-05-31 13:57:01 | 福島第一原発
大阪市議会に橋下市長の問責決議案が出されましたが、自民・民主・共産などの連携があったものの、またしても土壇場で公明党が、日和見して、維新側につき、問責決議案は否決されました。
これは、問責決議案が出された場合、橋下市長が辞職して信を問うという話を切り札にしたため、公明党は大幅に譲歩した形です(勿論、このことに疑念のある人たちのレベルでは「譲歩」と言う単語の域を超えていると考えられるでしょうが)。
大阪市議会公明党のこうした対応は、維新側の政治的な戦略に、またしてもやられたという構図に一見見えるような気がします。勿論、そうした側面もあるのですが、ここはひとつ冷静に考えて見たいと思います。
まず、慰安婦発言のみで、問責決議⇒市長辞職選挙という目まぐるしい展開になった場合、果たして橋下市長が選挙で落選するのかどうかということです。
そうした目まぐるしい移り変わりに目を奪われて、劇場型選挙に突入すると、実は橋下氏の最も得意なパターンにはまりこむ可能性があります。しかも、市民側が、ようやく「弁護士懲戒請求」が始まったばかりで、さらにこの後、動きが続く流れです。そうした市民の運動体が立ち上がりつつある出鼻で、橋下市長が辞職選挙に突入した場合、現職を中心とした現体制がやはり再選される可能性が高いです。それはある意味大阪における橋下体制の当面の継続を意味します。リコールも法的に当面できなくなります。「地方首長に関して選挙から1年間(無投票当選を除く)又は解職投票日から1年間は解職請求をすることができない」という地方自治法第84条の規定もありますから、実はこの問責決議からそのまま市長選挙に突入というのは、華々しく映りますものの、両刃の剣でもありますし、本当に橋下市長の信任を問いたい人々にとって、果実をもたらす可能性は低かったのだろうと思います。
それでも、橋下市長は、当面の危機を回避した形となりましたから、ある意味、彼の政治的な勝利にも思えます。しかし、そうでしょうか。
実は、危機回避方法論としては、僕は、彼は得策なやり方がわからない人だなと、つくづく思いました。方法論としては、問責決議を受け入れ、今後市政に万全を尽くす趣旨の話をして、終了させる方法もあったと思います。この場合、参議院選挙での「維新の会」マイナスは変らないでしょうが、市議会他会派側は打ち手も欠きますし、市長そのものの問題を問う声も、やはり細っていくことは間違いありません。一番はガス抜きをされたマスコミが、なんとなく停滞することも容易に想定がつきます。こうなると、市民側や弁護士がいろいろ動いても、「終わった話」感が漂う状態になります。本当は、彼が継続して大阪市長を務めて、きちんと維新の劣勢を挽回するのには、そちらの方がベターだったと思います。
しかし、橋下市長は負けず嫌いの性格から、信任選挙という切り札で、議会を脅して、突破する作戦に出ました。そうなると、脅して、屈服させたり、公明党を裏工作で巻き込んで逃れたイメージが、さらにこの橋下市長と維新につきまとうことになります。マスコミ的にも、一般の市井の人にも。こういう状態を橋下氏がわざわざ招き入れていることが、この話の要点です。
そこで、大切なのが、大阪市民側です。こんな状態になっていて、特に活動をしている大阪市民にまず意識改革が迫られますし、市井の人々にも、それは言えることです。
まず、活動をしている大阪市民の皆さんに大切なのは、どうやったら、橋下市長を追い落とす活動が一般の大阪の市井の人に伝わるのかということです。
あなたの自己顕示欲で活動をしていませんか。
あなたの組織の為に活動をしていませんか。
違う目的の為に活動をしていませんか。
こうした感覚の人達が、日本の場合、有効になりえる市民の活動をずっとずっと阻害しています。市民活動をする人間が、市井の人から見たら「キチガイ」に見えています。そういう状態はありませんか。自分の心で、他者との人間関係の中で、きちんと相手と話が通じますか。特に関心のない、一般の市井の人々と。そうしたことを問い直してください。自分の心に。そういう事のバランスが取れない人は、こういう大きな活動には入れません。そういう人は陰ながら支援になって下さい。多くの人、多数を巻き込む流れを作る時に、運動を行う中核の人が、心がおかしかったら、変な欲望が在ったりしたら、それだけで勝てないんです。
彼方は勝ちたいのですよね。勝ちたいなら、おかしな欲望や自己顕示欲は捨てて下さい。所属組織の忠誠心が、大阪市民の公共利益を上回らないで下さい。そうした諸々の我欲を捨てられないなら、今回は、表で活動しないで下さい。
さて、さらに一般の大阪市民、市井の人々に、実は問われています。あななたちは、日本国内のみならず、世界から、「大阪」が馬鹿の代名詞として扱われて良いのですか、と。あほではありません。あほなら、大阪的な価値観で誤魔化されますが、馬鹿というのは、明確に差別されて、蔑まれている状態です。そうした状態にあなたたちは置かれている。こうした状態を日本国内で好意的に見ている他地域はありません。本当にレベルが低いのが大阪という代名詞のような状態になっています。
こういうことをきちんと受け止めないと、その地域の可能性はどんどん下がります。大阪の市井の人々の、政治選択は他地域以上に、まともな話があると受け止められていません。タレントを次々、首長にして、どんどんおかしな話を繰り返している。これをきちんと思考して、もう一度、大阪という街をつくり直す感覚がないとどうにもなりません。
だから、この話は、大阪市民に対しての意識改革が実は強く迫られているのです。
剣が峰に立たされたのは、橋下市長ではありません。根源的には、大阪市民そのものが立たされている、僕はそう感じています。
大阪市民ではありませんが、戦前まで難波で祖父や父が暮らしていた人間として、痛切にそうおもいます。
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橋下市長リコール問題などにも言及します。皆さんの意見も伺います。
【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】
「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」
橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。
大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは?
5/25〜6/13まで、ガレキ焼却がストップしている期間なので、大阪開催に踏み切りました。
日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定
会場:天王寺区民センター ホール
残席30席ほど。
申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/
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橋下氏の弁護士としての懲戒請求の署名は、全国から提出できます。
懲戒請求書本文
https://docs.google.com/file/d/0B8RBIf5I1IceX192T2RuVmlRZjg/edit
署名用紙
https://docs.google.com/file/d/0B8RBIf5I1IceSS1SR2hkWS1wRWc/edit
送付先⇒「〒530−0047 大阪市北区西天満6−7−4 大阪弁護士ビル6F603
弁護士法人 大手前ノーベル法律事務所大阪事務所」
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(後略)
福助です。
木下黄太。さすがに優れたジャーナリストです。橋下徹の人間性がよく見えている。
木下氏の指摘どおりで、橋下発言によって右?や左?の斑模様や朝鮮半島や米国やはては欧州にまでも波及して蜂の巣を突付いた騒ぎになっている。
燃えやすいガソリン(橋下)に火をつけた奴がいたのです。
それは勿論、米国なのですが、米国のどの勢力なのかということですが、オバマ政権ではないかと考えるのです。
点火した奴等は、「してやったり」の気分で面白くて溜まらんでしょうな。
橋下の発言は今や橋下への攻撃に留まらず、安屁にまで至っています。
安屁右翼への攻撃そのルーツである日本軍国主義への攻撃にまで国際的な拡がりに至っています。
こうなりますと、オバマ政権の背後にさらに国際的な拡がりが窺える訳です。
橋下は叩けば叩くほどムキになって吠えまくる気の荒い番犬のような反応を出してきています。
こうなると、橋下攻撃は安屁への攻撃を目的として橋下叩きを演出した可能性が考えられてくる訳です。
中国が面白い発言を幾つかし始めてきていてTPPの問題点を加入も含めて考えるとか、尖閣は前どおりに棚上げすべきであるとか(正論です)、そして北朝鮮を抱きかかえようとしてきています。
これは米国を睨んでの事であり、裏では米国と話を通じつつ行っている可能性があるでしょう。
その様な中で、安屁政権は改憲と96条改悪を公約から棚上げしました。
この途中で「もんじゅ」に文句(もんく)がつけられました。
「憲法改悪して日本の核武装は今のところはストップだ」との意思表明が点(天ではない)から発せられたのかも。
これらは言うまでもなく、
安屁の”挫折”なのです。
そしてアベノミクス(下痢ノミクス)も座礁していて挫折し始めていると考えられます。
となると、
橋下は鉄砲玉として利用されてきていたという事になります。
彼とくっ付いた石原慎太郎もそうであるし、慎太郎にくっ付いた旧太陽グループもそうなのです。
橋下や慎太郎達の今後はどうなるのでしょうか?
癇癪球のように弾けるのか? 老衰するのか?
興味深いところです。
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