http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/692.html
Tweet |
当然のこととして昨年秋以降ずっと続いているようだが、日中間は、高官の直接対話がない一方で、官房長官(中国は外交部報道官)の記者会見を受けるかたちでのやり取りや公開資料の修正などを通じて“サイン”の交換も行っていると思っている。
今回のシャングリラ対話で人民解放軍副総参謀長が語った「一時的に解決できない状況のなかでは、とりあえず辛抱強く争いを棚上げし、対話を通じた問題解決の方法を」という内容は、現実の難題をとりあえずの解決に向かわせるための重要な前提条件である。
尖閣諸島海域に対する日本の施政権を犯すかたちで続いている中国公的機関の領海及び接続海域での活動をやめさせることが喫緊の対中課題である。
尖閣諸島海域の「二重権力」状況が長引けば長引くほど、日本の政治的経済的損失が増大する。
衝突や小競り合いなど海域で起きかねない不測の事態を回避するための方策から始まり、すでに水面下(裏)で政府間の“合意”は出来上がっているとは思っているが、それを両国民の目に見えるものにするためには、両国政府が前提となるポイントを“公に”認め合わなければならない。
日中にとって現実的な政策である“棚上げ”は、中国政府が尖閣諸島に対する日本の施政権を認めること、日本政府が尖閣諸島の領有権に対する中国の異議に留意していることを認めることを前提とする。 端的には、昨年の「国有化表明」以前に戻ることである。
※ 参照投稿
「尖閣領有問題で見せる日中の“絶妙”なやり取り:礼を失する発言の一方で、日本の主張をわざわざ補強して報じる中国」
http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/615.html
===============================================================================================================
中国「争いは棚上げすべき」 アジア安全保障会議[テレビ朝日]
(06/02 11:55)
シンガポールで開かれている安全保障に関する国際会議で、中国の軍の幹部が、尖閣諸島の問題などを念頭に「争いは一時的に棚上げすべきだ」という考えを示しました。
中国人民解放軍・戚建国副総参謀長:「海洋主権などで争われる問題に関して、一時的に解決できない状況のなかでは、とりあえず辛抱強く争いを棚上げし、対話を通じた問題解決の方法を求めないといけない」
戚氏は、領土や海洋権益に関する強硬な主張はせず、対話による平和的な解決を強調しました。国際社会で高まる中国の「脅威論」を払拭する狙いがあるとみられます。
また、中国共産党の機関紙に発表された沖縄の帰属問題が未解決とする論文についても触れ、「一人の学者の主張であり、中国政府の意見ではない」と述べました。
http://news.tv-asahi.co.jp/news_international/articles/000006423.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。