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2013/5/31 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
永田町の「相場カン」なし
「伝説のディーラー」も政治の“相場”は読めなかったか。参院選比例区に日本維新の会から出馬すると報じられた藤巻健史氏(62)のことである。
藤巻氏はモルガン銀行勤務当時、たった1カ月で東京支店の年間収益の大半を稼いだことで伝説が生まれた。現在はフジマキ・ジャパン社長としてアベノミクスを痛烈に批判。安倍政権のスタート直後に本紙で〈円安政策は『時すでに遅し』。国債入札で未達が起きかねない〉〈量的緩和で円をジャブジャブにしても日本経済は再生しない〉と指摘した。
さに今の「アベノ危機」を言い当てた先見の明の持ち主だ。 それなのに、なぜ今、維新から立候補するのか。誰だって首をかしげてしまう。
藤巻氏は立候補の理由を「アベノミクスは危険で、経済が重要な時に分かっている人が(国政の)中に入った方がいいと思った」と説明した。維新を出馬先に選んだわけは、「野党の中で小さい政府、市場原理、公正な競争を掲げている」と語った。
しかし、この辺は「みんなの党」も同じだ。説得力がない。
「参院選は風に左右されやすい選挙です。維新の苦戦は必至でしょう。ある政党の世論調査では、数カ月前に2ケタだった獲得予想議席が1ケタに落ち込んでいます。橋下共同代表の“慰安婦発言”で女性票が完全に逃げたのです」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
藤巻氏に改めて聞いてみた。
「政治家になって自分が本当に必要だと思う経済政策を主張したいと思ったのです。信じていることを堂々と。たしかに当選するには自民党が現実的かもしれません。しかし、アベノミクスに反対を唱えているのに、それじゃああまりに節操がないでしょう」
「みんな」から出ないのはみんなの党から参院選に出馬し、昨年12月に繰り上げ当選した弟の藤巻幸夫氏を意識したのではないか、とみられている。
フジマキ兄弟はデキの悪い弟を兄が面倒見るという間柄。藤巻氏がみんなから当選すれば、幸夫氏が“先輩”となり、立場は逆転してしまう。そんなことで維新を選んだのかもしれないが、当選できなければ元も子もない。伝説のディーラーもヤキが回ったと見られている……。
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