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2013-05-31 陽光堂主人の読書日記
安倍政権は、国民を騙してTPPに参加しようとしています。米国の命令ですから否も応もないわけですが、ここに来て中国が交渉参加の構えを見せています。ロイターは、本日付で次のように報じています。
(http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE94T08U20130530)
中国、TPP交渉参加の可能性検討へ=商務省
[北京 30日 ロイター] - 中国商務省は30日、環太平洋連携協定(TPP)交渉参加の可能性について検討する方針を明らかにした。
商務省の報道官は同省のウェブサイトで「中国は、慎重な研究と平等・相互利益の原則に基づき、TPPの利点や問題点および参加の可能性について分析する」とするコメントを発表した。
さらに「交渉に関し、TPP参加国と情報や資料を交換していくことも望んでいる」と述べたほか、政府各省庁や業界からTPPについて意見を求めていることも明らかにした。
TPP交渉参加国は現在12カ国。日本の交渉参加は今年4月、TPP閣僚会合で承認された。
中国はこれまで、親切にも日本のTPP参加に警鐘を鳴らして来ました。「日本がTPPに参加すれば、北海道や新潟のコメに重大な影響が出る」「日本の農業人口が146万人減少する」(「環球時報」)などと言って、我国の農家を援護射撃して来ました。
もちろんこれは親切心から出た忠告ではなく、自国を除外した経済連携の動きに神経を尖らせているわけです。それがここに来て一転、参加を臭わせています。一体どうした風の吹き回しなのでしょうか?
「環太平洋」の経済連携協定なら中露が参加しなければ形が整いませんが、この名称から判る通り、米国の最終目的は中露をこの中に取り込むことです。その前段階として、日中間に楔を打つべく日本の参加を促した(命じた)わけです。
当の中国が交渉参加の動きを見せたわけですから、米国にとっては歓迎すべき出来事のはずです。しかし、したたかな中国がそう安々と米国の術中に嵌るとは思えません。損得を計算した上での行動と見られます。
「交渉参加の可能性を検討する」と言っているだけですから、取り敢えず牽制しただけかも知れません。しかし実際に中国が交渉に参加したら、全てがひっくり返る公算が大です。米国主導の経済支配圏が出来上がる前に先手を打って交渉に参加する振りをし、ぶち壊してしまおうという作戦なのかも知れません。
もしそうであれば歓迎すべき動きで、早く参加してもらった方がよいでしょう。他力本願ですが、この国の為政者は米国の工作員で占められていますから致し方ありません。
別の可能性もあって、米国は安倍政権に見切りをつけて中国に接近したのかも知れません。米国は当初、日本に中国との橋渡し役をしてもらうつもりだったのが、いつまで経っても関係修復ができず、周辺国とのイザコザはエスカレートするばかりです。
米国は、安倍政権のタカ派振りに手を焼いていて、その有り様に「米国の国益に支障をきたす」などと苦言を呈していますから、見切りをつけたとしても不思議ではありません。最近、株が暴落しているのも偶然とは思えません。
米国に切られたら参院選も苦戦するはずです。既に安倍は衆参ダブル選挙の可能性を否定しており、旗色が悪くなっていることは間違いありません。各地で行われている首長選でも勝てませんし…。
いずれにしろ、日本国民にとって悪い展開ではないと思います。自公政権が崩壊してTPPが雲散霧消すれば万々歳で、そうなるように願いたいものです。
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