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いまに大ヤケドするゾ 甘利経済再生相 軽すぎる口先介入http://gendai.net/articles/view/syakai/142602
2013年5月29日 日刊ゲンダイ
「まもなく乱気流抜ける」「甘利ライン」自画自賛
テレビニュースで映像を見た人は思わず笑っちゃったんじゃないか。
甘利明経済再生相の28日の閣議後会見。株価の乱高下について自らを乱気流に突入した航空機の機長に見立てて、こんなアナウンスをしたのだ。
〈航行上、当機の安全に問題はありません。落ち着いて席にお着き下さい。えー、当機はまもなく乱気流をー、抜ける予定でございます〉
23日の大暴落後も甘利は「うろたえる必要はない」と沈静化に躍起だった。安倍政権の高支持率を支えているのは上昇を続ける株価だけだから必死なのだろうが、機長アナウンスはちょっと軽薄すぎるし、何を根拠に株価が安定すると断言できるのか。
それでなくても甘利発言は、これまで度々マーケットを揺らしてきた。「過度の円安は国民生活に悪影響」(1月15日)で翌日2円近い円高を招いたり、「期末までには1万3000円を目指して頑張る気概を示すことが大事だ」(2月9日)と大口をたたいてみたり。経済閣僚の異例の目標株価設定に、市場関係者が「“甘利越え”なるか?」とはやし立て、実際に1万3000円を超えたものだから、イイ気になったのだろう。5月14日の公式ブログで「兜町では1万3000円を『甘利ライン』と呼んでいました。1万5000円を射程圏内に置いている今、第二の甘利ラインを指定してくれという声が多々あり……」なんて自画自賛していた。それから10日もしないうちにあの大暴落だから世話はない。
「きのうは甘利大臣が『乱気流を抜ける予定』と会見で発言したら、債券価格が大きく下落し、長期金利は0.9%台に上昇しました。『株価も上げたい。金利も抑えたい』というのが安倍政権ですが、そうはいかない。株が上がれば債券は売られるし、債券を買えば、株は売られる。『乱気流』発言で甘利さんが『株価』を優先したと見なされれば、債券は売られ、金利は上がるわけです。マーケットを混乱させるようなことは言わないで、静かにしておくべきです」(東海東京証券チーフエコノミスト・斎藤満氏)
過去に2年間経産大臣をやっただけで、すっかり経済通気取りで振る舞っているが、甘利は慶応大法学部政治学科卒業。2年間ソニーの社員をやった後、父親(甘利正・元衆院議員)の秘書になった。金融はシロウトだ。知ったかぶりの口先介入はアブナすぎる。
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