http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/498.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52034154.html
2013年05月29日 「ジャーナリスト同盟」通信
<愚かな日印首脳>
来日中のインドのシン首相を知らないが、かつて非暴力抵抗運動のガンジーには遠く及ばない人物といえる。経済発展には原発導入しかないと早合点している。ナショナリスト・安倍レベルの人物かもしれない。日本との原子力協定を推進する前に、せめて福島を視察すべきだろう。できれば、安倍はインド首相を伴って広島・長崎を案内すると変身出来るかもしれない。
東電福島原発の1〜3号機に誰も接近できない。メルトダウンどころか、メルトスルーした核燃料棒を誰も確認できない。不可能だ。ロボットも、である。あふれる放射能汚染水が地下水や海水を汚染して、全く手の施しようもない現状である。154か国加盟の国際原子力機関(IAEA)の調査団は、廃炉への道筋を描くことができずに、ほうほうの体で帰国した。
大地震が起きれば4号機も危ない。其の時は首都圏どころか、日本壊滅である。地震の専門家は、昨日になって、正直に「地震の予知は不可能」と告白した。当り前であろう。
原発もそうだが、地震にも人間の科学など遠く及ばない、無力なのである。確かに科学万能の人間もいるらしいが、彼らは自分が狂人であることに気付いていないだけのことである。人間の病を治療する医師はいるが、病気を治せる医師はいないのだから。
<福島の二の舞か>
ナショナリストのほとんどが、不思議と核に興味を示す。偏狭なナショナリズムの体現者なのだ。大勲位の中曽根康弘や読売の正力松太郎がそうだった。人間は核を操作できない。しかし、出来ると信じ込むことで、54基もの原発を、13兆円もの血税を投入してきた。これをくすねてきた輩・原子力ムラの多くは、税金逃れのためのタックスヘイブンに秘密の口座を保有しているという。
そうした悪徳政治の結果が福島で爆発した。あと2年もすると、深刻な事態が表面化するだろう。其の時は、悪しき為政者・原子力ムラ構成員の秘密口座を暴くしかないだろう。
それでも安倍とインド首相は、原子力発電所に手を出すというのである。
<民衆の幸せは二の次>
核の脅威を解決できない。人知の及ばない分野である。地球に生きる人間が手を出してはいけない世界である。
まともな政治指導者は、悪魔の誘いを拒絶するだろう。トルコやインドでも、民衆の側は原発建設に反対するだろう。まじめな民衆の一部は、東電福島原発の近くまで来て、その恐ろしい悪魔の脅威を学ぶことになろう。それを原発建設周辺の住民に教えることになろう。
民衆は原発を求めない。自然エネルギーで満足する地球を大事にする人間だ。民衆は財閥の利権に翻弄されることはない。ガンジーの地・インドには、彼の思想の持ち主が一杯いるはずである。
三菱や東芝、日立の原発メーカーは、民衆の激しい反発の中で、人類の敵と位置付けられよう。断言できる。
民衆の心を体することができない官僚・為政者・宗教者は、必ずや民衆の手で放逐される日が来るだろう。それが21世紀のはずだから。庶民・大衆・人民が、必ずや財閥に支配される政治家・官僚を排除する時代が到来するに違いない。
<目先しか考えないリーダー>
戦後67年を経過した日本にナショナリストが政権を担当する?こんな日本を想定した日本人がいたろうか。韓国や中国にもいなかったろう。まさか、の事態が、いまの東京で起きている。
ナショナリストは国民の幸福は二の次である。財閥はそんな人物を利用できる人物を、戦前から考えてきた。今もそうである。
目の前のことしか考えない不見識な人物、それがナショナリストである。偏狭なナショナリズムの欠陥であろう。
今アジアに必要な人物は、ガンジーや魯迅のような指導者や啓蒙家であろう。
2013年5月29日11時35分記
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。