http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/403.html
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◆安倍晋三が中国包囲網に組み入れんとミャンマーを訪問。約5千億円の延滞債務を帳消しにしたうえで、新たに910億円のODA開発援助を約束。日本側が提案した開発内容は「道路や通信、経済特区などのインフラ開発、ビジネスに必要な法整備の支援」
http://www.asahi.com/politics/update/0526/TKY201305260187.html
だが、日本のミャンマー投資額は1989年以来累計2億ドルであるが、中国は141億ドル、香港を合わせると204億ドルとなり、二十分の一に過ぎない。これは財源問題ではなく、開発支援要員数の圧倒的な差が原因。(朝日5/27朝刊3面)
日本政府はアフリカ開発支援にも乗り出した。これも中国に対抗した中国牽制の味方集めである。だが、政府開発援助の額は中国が日本の3倍以上であり、胡錦濤政権成立の10年前から大規模に行われている。アフリカからの輸入額も中国は日本の5倍である。
ミャンマーにせよアフリカにせよ最近の日本からの開発提案は、中国がこの10年間積み上げてきた内容をパクっている。中国が10年かけて突き上げてきた開発援助を横取りする形となっていて、「日本政府提案が断られている。内定してもキャンセルされる」(朝日5/27朝刊2−3面)
中国の十分の一以下という実績差は、予算ではなく開発援助要員数が原因で、アフリカに在留する中国人は82万人に達しており、日本人の100倍である。到底勝ち目はない。(朝日5/27朝刊2面)
◆安倍晋三はミャンマー大統領との会談で、同国と無関係な南中国海の領土問題に対する中国非難に同調するよう、暗に持ちかけている。同様の中国非難発言は、安倍晋三が行く全ての訪問国で発言してきた。日本外務大臣もそれしか言わないオウムの如しである。
安倍晋三に端を発し、田母神や橋下にまで裾野を広げて権力を手中にした日本の極右イデオロギーであるが、負けた悔しさだけに依拠しているだけで論理的には完全に破綻している。その破綻すら認めない頑迷さが全世界に知れ渡って日本の前途に暗雲が立ち込めた。
その象徴は靖国や慰安婦や侵略認識であると見ても良いが、論理的には「ポツダム宣言8項は“カイロ宣言の有効性に疑問があるから受諾していない”」と敗戦国が50年も経ってから言い出す狼藉。それ故に、欧米やASEAN各国は『安倍らは侵略と敗戦を否定』と理解した。
◆だからドイツのメルケル首相は李克強首相の訪独で真っ先にポツダム会談会場跡地への旅をアレンジし、李克強首相はそこで談話を発表した。
人民日報「歴史をめぐる争いで日本は敗者となる運命にある」
http://j.people.com.cn/94474/8259402.html
【李克強総理:ポツダム会談会場跡地での談話】
➊「日本は無条件降伏を受諾した。そのポツダム宣言第8条を忠実に履行すべきだ。日本は中国から盗み取った東北部や台湾等の島嶼を返還しなければならない」
➋「これは数千万人の命と引き換えに得た勝利の成果であり、第2次大戦後の平和秩序を構成する重要な一部であり、その破壊と否認は許されない」
➌「日本は明治維新後、一貫してアジア最大の侵略戦争の源であった。現在中国が日本との間に抱える争いは一つ残らず日本による侵略が徹底的に清算されていない事の後遺症だ」
➍「第2次大戦の結果を覆そうとするのは、最も愚かな事だ。南京大虐殺の史実否定、韓国や中国の慰安婦に対する蹂躙の美化が、国際世論の同情と支持を得ることはあり得ない。日本高官による絶え間ない靖国参拝という滑稽行動は、日本政界が異様な力と雰囲気に占拠されていると世界に示す」
➎「日本の頑迷さと非を認めない程度は、われわれの予測を遙かに上回っている。だが中国が断固たる対処をすればするほど、過激主義の日本での台頭を抑え込むことができるし、世界が日本の歪んだ「センチメンタリズム」に騙されないようにすることも可能になる」(環球時報社説−人民日報転載)
◆対する典型的な日本の報道⇒時事通信「国際世論取り込みを意識=「歴史」強調で「尖閣」有利に−李首相ポツダム演説・中国」…愚かで頑迷であると批判されるほどますます頑迷になる:http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013052700655
時事通信「李克強談話は『敵・日本に対する世界の勝利』との構図をつくり上げ、国際社会の理解を得やすい歴史問題で『侵略の歴史の否定・美化は受け入れられない』と同調を求め、尖閣問題で国際世論を取り込もうとの戦略が垣間見える」
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