http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/377.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/f94d7ec50976cda2c9b54e22063d15a2
2013年05月27日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆「日本の交渉、実質2日 TPP初参加の次回会合」(朝日新聞5月25日付夕刊「1面」)「TPP日本参加は最大3日 次回会合1日延長 交渉出遅れ明確」(埼玉新聞5月26日付朝刊「2面」)などと、マスメディアが一斉に報じた。
わずか2〜3日の交渉でどれだけ日本の要求を受け入れてもらえるかと言えば、限りなく絶望的である。実はこのことは十分予想できたにもかかわらず、安倍晋三首相はじめ、自民党首脳陣は、いかにも交渉できるかの如く「詐術」を用いて、TPP交渉参加に反対する勢力を押さえつけて、米国オバマ大統領に「TPP参加」を約束してしまった。これは国際公約であるから、もはや撤回できない。
◆TPP交渉はずっと前から参加国である11ヶ月の中で行われてきた。
ペルーの首都リマでの交渉は5月24日に終わり、次回はマレーシアで開かれる。日程は7月15日〜25日とされ、日本の出遅れに配慮して、1日延長されているのだが、米国議会で日本の参加を承認する手続きが終わるのが7月23日と言われているので、日本が交渉参加できるのは、実質わずか2回、あるいは3日だけという厳しい状況にある。
これだけの短い時間で、安倍晋三首相はじめ自民党首脳陣が、「TPP交渉参加反対派」に約束したことを実現するのは極めて困難なのだ。
約束とは、「米、麦、牛・豚肉、乳製品、甘味資源作物」の5つの品目について、「聖域」として関税を維持し、「ゼロ」にしないということだ。
日本は本格交渉が可能となる9月から始める方針できたが、11カ国はすでに「例外を認めない」ということで合意しているため、日本の要求が受け入れられる余地はほとんどないのが実情だ。
◆こうなると、安倍晋三首相はじめ自民党首脳陣は、事実上「TPP交渉参加反対派をだました」ということになり、7月21日の参院議員選挙では、「ウソつき首相」という汚名をかぶり、党内に亀裂生じさせたまま、選挙戦に突入しなくてはならない苦しい立場に追い込まれる。野田佳彦前首相が「消費税増税」により「マニフェスト違反」を犯して「ウソつき首相」と呼ばれて、自滅したように、今度は、安倍晋三首相が「ウソつき首相の汚名」と戦わざるを得なくなってくる。どう切り抜けるか?
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。