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2013/05/26 23:25 かっちの言い分
今日の朝のNHKの政治討論会に各党の以下の政策担当者が出席した。
▼自由民主党 政務調査会長 高市 早苗
▼民主党 政策調査会長 櫻井 充
▼日本維新の会 国会議員団政策調査会長 片山 虎之助
▼公明党 政務調査会長 石井 啓一
▼みんなの党 政策調査会長 浅尾 慶一郎
▼生活の党 代表代行 森 ゆうこ
▼日本共産党 政策委員長 小池 晃
▼社会民主党 政策審議会長 吉田 忠智
経済再生を最重要課題に掲げる安倍政権誕生から5か月が経過し、「アベノミクス」と呼ばれる経済政策を打ち出し、日本経済は円安・株高傾向が続き、安倍政権は順調と評価されている。しかし、23日(木)、日経平均株価は1100円以上急落し、翌日も乱高下を示して13年ぶりの記録的な下げ幅となった。27日以降の株の変化も注目される。アベノミクスは本格的な景気回復につながるのか?とのテーマで議論された。
自民党の高市氏は、今回の株の下落は、株の上昇でいつか利益確定のための時期を図っていたが、投資家の株売りが一致して大量売りに繋がったと述べた。しかし、これは言い訳で、実際は安倍政権が大量の国債を銀行から買うことを止めない限り、余ったお金が利益率の高い株に流れ、結果的に投機的状態になり、ちょっとした不安材料で機関投資家が利益を確保するため、大量の株売りに繋がるわけだ。
野党の中で、今のアベノミクスを好意的に論評しているのは、やはり維新の片山氏で、自民党の補完勢力ということである。今日、維新の橋下代表は、自分が敢えて自民党の代わりに慰安婦問題など歴史問題で言ってあげたのに、自民党が一切歴史問題を引っ込めてしまったのは選挙目的で2枚舌だと批判した。そもそもこの歴史問題は、ここに出席していた高市氏が、同じくNHKの政治討論会で、村山談話は全て認められないと言って物議を醸したもので、選挙前に無用な摩擦を起こすなと怒られて引っ込めてしまったものだ。それを橋下氏が怒っている。橋下氏に言わせれば、自民党に塩を送ったが、逆に梯子を外された形になったわけだ。
民主党は、討論会では批判的な意見を述べたが、実際は自民党と同じTPP推進を公約にしている。言うことと実行が定まらない。菅氏や野田氏勢力が未だに強いということで、海江田代表、細野幹事長クラスでは制御出来ないことを物語っている。
みんなの主張の中で賛成すべきものは、電力の自由化を挙げたことだ。これをやることによって、お客が自由にエネルギーを選ぶことが出来、また新規エネルギー生産事業が参入できるようになる。当然、割に合わない原発は止めていく運命になる。
この中で、反自民の立場からはっきりと意見を述べているのは、生活、社民、共産ぐらいである。生活の森氏は、安倍政権が推進しようとしている原発を止めて、火力、再生可能エネルギーを用いた経済政策をすべきだと述べた。また国民の生活を守るには、霞が関から地方への権限の委譲であるが、自公は子育て支援の交付金も復活させて霞が関のひも付きにしたと述べた。また消費税増税の条件は、少子高齢化における社会保障を抜本改革するというのが3党合意のはずであったが、全く議論がなされておらず、抜本改革の可能性もなくなった。しかも、年金の特例水準の解消で、この10月から年金が減額される。全くやっている政策が逆方向。国民の生活の向上にまったく役立たないと正論を述べた。
今回の選挙協力で、生活、みどりの風、社民がまとまるという。やっとかという思いである。小っちゃい政党が全ての選挙区で候補者を出すことは出来ない。その政党同士が票の取り合いをしても始まらない。民主党が反自公の受け皿にならなくなった以上、前記の3党が受け皿にならざるを得ない。
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