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2013年05月26日 天木直人のブログ
橋下慰安婦発言への批判は高まる一方だ。
日ごろ橋下批判を繰り返す者たちが、ここぞとばかり橋下批判を行なうのは当然としても、橋下維新の会に擦り寄ってきた者たちや、橋下氏を持ち上げてきたメディアが一斉に橋下たたきをはじめる。
考え方が同じであるはずの安倍首相さえも橋下氏を突き放す。
そんな四面楚歌のなかで橋下氏はまさしく絶体絶命の如くだ。
果たして橋下氏は生き残ることができるのだろうか。
それを決定づけるのが、明日27日に行なわれる外国特派員協会における橋下氏の記者会見と、それを報じる外国特派員の報道振りにかかっていると私は思っている。
そしてその事を一番よく知っているのは橋下氏自身である。
そう私が確信したのは、けさ(26日朝)8時からのフジテレビの「新報道2001」に出演していた橋下氏の発言を聞いたからだ。
橋下氏は外国特派員協会に臨む基本姿勢について次のように述べた。
すなわち慰安婦問題発言や米国批判発言については、その誤りを認め、撤回して謝罪する事を強調するとともに、米国にも問題はないのかという事を問うて行きたいと述べた。
私が驚いたのは、米国軍の内部でも女性兵士に対する性的暴行が大問題になっている事に言及したことだ。
記者会見の臨むに際しては「米国の友人」とよく相談して準備を進めていると言ったことだ。
言うまでもなく米軍内のセクシャルハラスメントはいま米軍が直面している最大の問題であり、弱味である。
その事をどのような表現で指摘すれば奏功するのか、一番よく知っているのは米国の政治事情に精通した米国人である。
言うまでもなく外国記者はその発言に利があれば、それをそのまま報道する。
外国記者はすべてが米国に従属しているわけではない。
その報道を目にする世界の国民は、米国の偽善に反感を持つ者が多い。
この橋下発言は米国の弱点に触れるが故に米国の怒りをさらに激化させるだろう。
米国の橋下つぶしは更に加速するだろう。
しかし橋下氏が指摘しようとしている事は米国が反論できない真実である。
米国が抱ている女性の人権蹂躙は米国の深刻な問題だ。
橋下氏がそれをどう外国特派員に伝えるのか。
外国特派員がそれをどう世界に発信するのか。
それによって橋下氏と維新の会の命運が決まる。
もし橋下氏が政治的に生き残ることが出来るとすれば、日本の戦後の政治史上ではじめて、米国と正面から喧嘩してなお負けなかった政治家ということになる。
それは戦後の日本の政治家が誰一人としてできなかった事だ。
あす27日の橋下氏の外国特派員協会での記者会見の模様と、それを報じる外国特派員の報道振りから目が離せない(了)
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