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2013年05月26日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆中国の習近平国家主席は5月24日、北朝鮮の金正恩第1書記=元帥の特使として北京を訪問した崔竜海(チェリョンヘ)・軍総政治局長と人民大会堂で会談し、金正恩第1書記の親書を受け取った。崔竜海軍総政治局長は会談で6者協議での対話も含め、『関係各国とともに努力したい』と述べたといい、同日夜、帰国の途についたという。
この会談について、中国共産党1党独裁の北京政府内部の動静に精通している専門家筋は、以下のように総括し、今度の動きを予測している。
まず、北京政府は、飯島勲内閣官房参与の電撃的な北朝鮮訪問を歓迎している。
そればかりか、米国も歓迎していると受け止めている。
安倍晋三首相は、北朝鮮から「訪朝受け入れの連絡待ちで、早ければ、5月中になる可能性もある。安倍晋三首相と金正恩第1書記による「日朝会談」となるが、この会談には、米国と中国が立ち会うことになる。いわゆる6者協議ではない。
飯島勲内閣官房参与の電撃的な北朝鮮訪問は、米国オバマ大統領の命令によるものだ。かつて、米国ニクソン政権のキッシンジャー国務長官が、密かにパキスタン経由で北京入りして米中国交正常化の環境をつくり、その後、ニクソン大統領が、日本の頭越しに電撃的に北京を訪問して、中国と国交樹立したことが想起される。飯島勲内閣官房参与は、いわばキッシンジャーの立場に似ている。
◆専門家筋は、続けていう。
北京政府は、日本が一日も早く北朝鮮を認めて、国交を樹立して欲しいと考えている。なぜかと言えば、北京政府は、「軍事独裁国家の危うさ」を熟知しているからだ。つまり、いつ「クーデタ」が起きて、政権が転覆されるかわからないと恐れているのだ。
このため、日本に仲良くしてもらい、経済的に繁栄し、安定した国になって欲しいと願っている。
そして、北京政府は本音では、朝鮮半島統一を望んでいない。しかし、米国が北朝鮮中心に朝鮮半島が統一されるのを望んでいることを承知しているので、朝鮮半島が統一されるならば、北朝鮮中心で行われるのを希望している。
韓国が最近、中国接近に力を入れているけれど、中国は韓国を信用しておらず、むしろ警戒している。このため、韓国は、米国の私生児となるだろう。
◆序でに言えば、北朝鮮は、小泉純一郎首相が、訪朝して金正日総書記と会ったとき、ニコリともしなかったことを恨んでいる。安倍晋三首相には、是非とも笑顔を見せて欲しいと思っている。
安倍晋三首相は、北京政府との関係では、「当分、訪中できないだろう」という空気だ。習近平国家主席、李克強首相は、生活の党の小沢一郎代表との人間関係を大事にしているのである。
【参考引用】
朝日新聞DIGITALが5月24日午後10時19分、「北朝鮮、6者協議復帰へ前向き 中国主席に正恩氏の親書」という見出しをつけて、以下のように配信した。
「【北京=奥寺淳】中国の習近平(シーチンピン)国家主席は24日、北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)第1書記の特使として北京を訪問している崔竜海(チェリョンヘ)・軍総政治局長と人民大会堂で会談し、金第1書記の親書を受け取った。国営新華社通信が伝えた。習主席が朝鮮半島の非核化を求めたのに対し、崔氏は『6者協議などの対話を通じて適切に問題を解決したい』と述べ、6者協議への復帰に前向きな姿勢を示した。習主席は崔氏に対し、『情勢がどのように変化しようとも、関係各国は朝鮮半島の非核化、ならびに平和と安定を維持するべきだ』と指摘。核実験などの挑発行為を繰り返してきた北朝鮮に対し、「中国の立場は非常に明確だ」と牽制(けんせい)したうえで、対話による問題解決を求めた。北朝鮮は、国連安全保障理事会が1月に制裁を決議した後、『核放棄の約束』を明記した6者協議の共同声明を「死滅した」と言い切っていた。崔氏は会談で6者協議での対話も含め、『関係各国とともに努力したい』と述べたが、非核化については言及しなかった。崔氏は同日夜、帰国の途についた」
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