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やっと中国が北鮮問題について重い腰を上げ始めた。
北鮮が米国と核問題を巡って通じ合っていて仲間の関係(私は恋仲と評した)に至っている事をどのように考えていて対処をどのように考えているかについて疑問を抱いていた。
北鮮は多数の高級軍人を派遣して中国側と話し合いを持っていた。
これは芝居がかった見世物的要素が含まれてはいたが、中国側は北鮮に強い働きかけをしたものと考えられる。
習近平態勢がいままでよく固まっていなかったこともあるかも知れない。
今後、六ヶ国協議が再開されるとしてどこまで進展するのか不明である。
しかしながら、米国が北鮮情勢において核兵器による緊張を残そうとする思惑を消そうとしない限りにおいては核放棄と朝鮮戦争の終戦化の実現を期待することは難しかろうが、
それでも、北鮮を経済開放化に向かわせる事はある程度までは進行させられる事は考えられる。
それは、ミャンマーをモデルとして北朝鮮を開放経済に向かわせるものである。
その意味において、安倍の現時点でのミャンマー訪問は実はシナリオに沿ったものであるかも知れないのだ。
ミャンマーは中国と英米の両者の思惑に巧く乗りながら経済進展路線を歩もうとしている。
ミャンマーに日本は援助をしたように、安倍政権は北鮮にもかなりの援助をするのではないだろうか。させられるということであろうが。
それにより、北鮮側から拉致問題について何らかの謝礼的回答を得て、それを参院選での自公有利へと導こうとするのかもしれない。
このように見ると、北鮮情勢もミャンマー情勢と少し似たような展開、即ち中国と米英の利害の均衡に立った展開に踏み出そうとしているように見える。
しかし、先にも書いたように、これが核放棄と終戦化を招くに至ると考えるといつものように裏切られるのではないかと考えるのである。
もしもこの二つが実現すれば、米軍の日本駐留は意味を成さなくなる。したがって日本コントロールが必要な限りにおいて米軍の日本撤退は在り得ないから二つの総てが実現する事はないか、または一つは残される事になるのではないのか。
私は北鮮の核放棄が実現化して、それにより日本の憲法改悪と核武装化が回避される事になるであろうとの甘い期待は抱くことは出来ない。
日本がミャンマーや北鮮に経済援助を与えて彼らの経済開放化にいくらかの貢献を為したにしてもアベノミクスとTPPによる崩壊で日本経済本体が崩壊させられる可能性がこのままでは高いと考えるのだ。
しかし、日本の政治情勢もこれまた国際情勢のバランス(均衡)から大きく規定されるので、全く頼りない日本国民の未来を切り開けない国民性から乖離した国際情勢そのものが日本を一定の方向に導いて行ってくれることになるのかもしれない。
これこそ日本人に今だに残っている他力本願信仰も役立つといった皮肉なのかもしれない。
本来の他力とは深いものではあるのだが。
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