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★「天木直人氏の視点ー(2013/05/25)」★ :本音言いまっせー!
飯島参与は、事務的協議はすべて終った、あとは安倍首相の判断だ、
自分の役割は終った、再訪朝はない、などと、たて続けに話している。
この発言をどう読めばいいか。
私は文字通り額面どおりに読めばいいと思っている。
すなわち、安倍首相には外務省を相手にせず金正恩と話し合って物事
を進めて欲しい、ということだ。
しかし残念ながら安倍首相にはその覚悟は見受けられない。
安倍首相の最強の後ろ盾と言われている菅官房長官は24日の記者会
見で、北朝鮮との対話を進める場合の対応について次のように強調した
らしい(5月25日朝日)。
「拉致は拉致で大切だが、核・ミサイルも包括的に解決をめざす必要
がある」と。
これは完全に米国やその使いである外務官僚に従うということだ。
慰安婦問題もそうだが、拉致問題もまた、もはや完全な米・中・韓・
北朝鮮と日本の熾烈な外交の具となっている。
これから6月にかけて中朝、米中、中韓、の間の首脳外交が立て続け
に繰り返される。
しかし米・中・韓・朝の間の思惑は必ずしも一致していない。
だからこれら諸国の間で首脳会談が行なわれたからといって、すべて
日本に不利に働くというわけではない。
日本が孤立する事はない。
実際のところは、むしろ日本が主体的に動けば、はやりの言葉で言え
ば、米・中・韓・朝の間にくさびを打ち込むことができるのだ。
しかし日朝国交正常化とそれに引きかえに供与される日本の資金と技
術力は北朝鮮に対する日本の最強のカードなのである。
慰安婦問題についても、もし安倍首相が正しい対応をすれば、反転攻
勢にでることのできるテーマであるのだ。
しかし、政府も官僚もメディアも、米国の機嫌を損ねないことばかり
に汲々とし、米中韓の連携から孤立させられることへの不安ばかりを抱
き、日本の独自外交をはじめから放棄している。
少なくとも拉致問題に関して言えば、飯島訪朝は米韓中に衝撃を与え
た。
北朝鮮には日本の考えを明確に伝えた。
日朝国交正常化の重要性と日本の援助の魅力について北朝鮮に知らし
めた。
あとは北朝鮮がそれをどう判断するかだ。そして安倍首相がどう動く
かだ。
北朝鮮に利用されたと事ばかりを弁解するのではなく、北朝鮮を利用
することを考えるべきだ。
それこそが飯島参与の言葉の真意であると私は解釈している。
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