http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/286.html
Tweet |
[日本のアキレス腱]福島第一3.11原発事故に改憲条件緩和の『新構造災』が加わり『ぼったくりバー式低格付国家』の客引きと化すアベノミクス(2/n)
<注>当記事の画像は下記URLでご覧ください。
http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20130523
1 再考、「人民の、人民による、人民のための政治」
1−1 『2013.5.17/九条の会からの訴え』の転載(出典:九条の会ML http://urx.nu/44yA )2013年5月17日「九条の会」よびかけ人一同
2004年6月、私たちは「九条の会」を発足させ、「日本と世界の平和な未来のために、日本国憲法を守るという一点で手をつなぎ、『改憲』のくわだてを阻むため、一人ひとりができる、あらゆる努力をいますぐはじめること」をよびかけました。これに応え、全国各地、各分野に7000を超える「九条の会」が結成され、それぞれが創意あふれる運動を展開してきました。私たちはみなさんのこの間のご努力に心から感謝し、敬意を表します。しかし私たちは今、その努力を飛躍的に強めることが求められる重大な局面を迎えています。
安倍内閣・自民党は小選挙区制という極端に民意をゆがめる選挙制度の力で得た虚構の多数を背景に、改憲に向けて暴走しはじめました。安倍首相はその入り口として憲法96条をとりあげ、現在衆参それぞれの3分の2の賛成とされている憲法改正の発議要件を過半数に緩和するとしています。これが、時々の多数派のつごうで憲法を変えられる状況をつくりだし、立憲主義を破壊するものとなることは明らかです。しかも安倍首相の真のねらいは、96条改憲を突破口に、9条改憲につきすすむことにあります。
すでに自民党は「日本国憲法改正草案」を作成し、第9条については、自衛隊を国防軍として個別的・集団的自衛権の行使やアメリカの組織する多国籍軍への参加を可能にするよう改変しています。また、軍法会議の設置や軍事秘密保護法の制定、首相による非常事態宣言の発令など、「戦争をする国」をめざした体制づくりを全面的にすすめようとしています。
同時に安倍首相は、憲法の明文改憲が実現する以前にも、憲法の解釈変更によって「憲法9条のもとでは許されない」とされてきた集団的自衛権の行使を可能とし、海外でアメリカと一体となった武力行使をおこなおうとしています。私たちは憲法9条の精神を根本から否定する明文・解釈両面からのこうした企てを絶対に許すことはできません。そのため、全国の「九条の会」のみなさんに、あらためてつぎのことをよびかけます。
●全国の「九条の会」は明文・解釈両面からの改憲攻撃について学習と話し合いをおこない、その成果をふまえ職場・地域の草の根から改憲反対の世論をつくり、安倍内閣や改憲勢力を包囲しましょう。
●「九条の会」の輪をもっともっと大きくし、ゆるぎない改憲反対の多数派を形成しましょう。
●ブロックごと、都道府県ごとの交流集会を開き、お互いの経験に学びあい励ましあいましょう。その成果をもって「全国交流・討論集会」(11月16日、於・東京)に参加しましょう。
1−2 「ファスケス(宿命的に権力に潜むテロリズムの牙)」Vs「人民の、人民による、人民のための政治」が意味すること
「人民の、人民による、人民のための政治/government of the people, by the people, for the people:Abraham Lincoln」、つまり「国民(人民)主権」の原理とそれを具体化する政治的諸制度という安定基盤がなければ、現代の資本主義経済社会において民主主義を更に維持・発展させることができないことは自明であり、それは世界中の常識となっている。
「国民(人民)主権」の原理を保証するための政治的諸制度(バランサー/Balancer/安定装置)が必要なのは、凡ゆる権力の根源には暴力的なものが存在することを、つまり権力にはファスケス(fasces/ファシズムの語源とされるが、その原義は“むき出しの斧”)と呼ばれるテロリズムの牙が必ず潜むという現実があるため、もし権力を担当する立場に対する一定の縛りが存在しなければ、彼らは必らずその権力を濫用し暴走するということを、我われが歴史的に学んできたからである(ファスケスの詳細については、下記◆を参照乞う)。
◆toxadoriaの日記/「むき出しの斧(fasces)」を欲する“安倍の美しい国”の妖しい情熱(1)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070519
◆toxadoriaの日記/「むき出しの斧(fasces)」を欲する“安倍の美しい国”の妖しい情熱(2)http://d.hatena.ne.jp/toxandoria/20070522
そして、『原発(ウラニウム・放射能)アニミズムなる異様な神話論理』(ウラニウムも大自然の一部なので原発利用は何も懸念することはないとの主張)を掲げる神道政治連盟国会議員懇談会(安倍晋三・会長)、日本会議、創生日本あるいは靖国神社系国会議員など、いわゆる“偽装”極右派の自民党国会議員らに担がれた安倍政権が、その「むき出しの斧(fasces)」を欲する“安倍の美しい国”の妖しい情熱を激しく煮えたぎらせており、いまや、それが危機的臨界に達しメルトダウン寸前となっていることは周知のとおりである。因みに、「3.11フクシマ原発過酷事故」が起こるや否や、この「余りにも異様な原発アニミズム論(詭弁神話論理)」は、神道政治連盟・神社本庁関連のHP等から一切掻き消えている。しかし、“拝<火>教”ならぬ“拝<原発>教”へ向けられた、安倍一派のその妖しい異常な情熱は消え去るどころか、内心(“偽装”極右派、ファスケスの炉心?www)の奥深くで激しく燃えたぎっている。
ところで、安倍・自民党政権が非常に危ういのは、彼らのホンネ(内なるテロリズムの牙、彼らの内なるファスケスが求める無謀な要求に従うままの妖しい情動)が、些かでも国民主権を制限しようとすることだけに止まらない点にある。日本国憲法から「最高法規性(基本的人権保護)」を削除したうえ、「権力に対峙し縛りをかける憲法の授権規範性」のベクトルを完全に反転(意図的に倒錯)させたうえで、新しい憲法では、その授権規範性で逆に国民を縛ろうと謀っていることにある。
無論、それでは「民主主義国家における憲法の憲法たる所以が失われることになる」ので、もし、これが実現すれば、日本(というより全ての日本人)が世界中の笑い者と化すはずだ。しかし、安倍晋三ら“偽装極右”一派が、この「権力を縛る授権規範性」を憲法から排除することにも、ひどく御執心(殆どキチガイ沙汰!)であることが懸念される訳だ。そして、これに輪をかけて恐ろしいのは、殆どの主要メディアが、今や、この肝心な論点を殆ど無視していることである。
だから、おそらく殆どの日本国民は、彼らがテレビを見て笑い転げている間に、今の日本が、「フクシマ無視(フクシマ自体の風評被害視化という謀略)による国策原発推進政策への回帰」と併せて、このような意味で、事実上の「日本国憲法・消滅」の危機(安倍政権が全ての国民を政治的ゼロの存在である臣民の地位へ陥れることを謀っている)というリアルな危機に曝されていることを全く自覚していないのではないか?
(関連情報)
【Hideyuki Hirakawa@hirakawahこれは最悪!日本が立憲主義を否定することになる!<自民党の憲法改正草案 http://t.co/gc6uCfM0 >は最高法規として基本的人権保護を再確認する現行憲法97条を削除し、そのうえ「現99条・憲法尊重擁護義務」の名宛に権力者ならぬ国民を入れるという倒錯ぶり!】Retweeted by 只のオッサン(脱原発への急転向者)at 11:29:25
(参考)全国民、必見!!『自民党「憲法改正草案」対比表』(九条の会すずか)http://blog.livedoor.jp/suzuka_9jyou/archives/53036172.html
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。