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元従軍慰安婦に面会を拒否されたことについて、記者団の質問に答える橋下市長=24日午後、大阪市役所
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130525/plt1305250927000-n1.htm
2013.05.25 ZAKZAK
狙いが大きく外れる展開が続き、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の顔には疲労が色濃くにじんでいた。橋下氏が市長選公約に掲げた水道事業統合の議案が24日、市議会で否決された。慰安婦発言をめぐる騒動の沈静化を図ろうと、照準を合わせていた元慰安婦との面会も土壇場でキャンセルに。制御不能の逆風が、橋下氏を支えてきた「ふわっとした民意」を押し流しているのだろうか。
■「否決」に目を伏せる
「どこまで大阪市民をばかにするのか」
この日午後2時に始まった市議会本会議。水道事業統合の議案に関する採決を前に設けられた反対者の意見表明の時間で、自民市議と共産市議が計約10分にわたり、橋下氏を一方的にせめ立てた。
「市議会は市民の利益が第一。大阪府全体を考慮しない」と不満を持つ橋下氏だが、この意見表明の場は反論の機会は与えられていない。伏し目がちで硬い表情を崩さなかった。
そして採決。賛成として起立したのは、自らが率いる大阪維新の会の議員のみだった。
■得意パターン空振り
午後4時25分ごろ。執務を終えた橋下氏が市役所5階の囲み取材の場に姿を現した。日本だけでなく、フランスや韓国といった海外メディアもごった返し、カメラのフラッシュ音が鳴り響く。元慰安婦との面会中止について問われると、やや張り詰めた表情で「非常に残念です」と答えた。
あえて賛否を巻き起こす発言をして、当事者との面会で打開を図る手法は、橋下政治のひとつのパターンでもある。
例えば、昨年、文楽協会への補助金凍結方針を打ち出した際には、公開の場で技芸員47人と意見交換を行い、直後に一転して補助金支給を表明。桜宮高校の体罰問題でも、自殺した生徒の家族との面会をきっかけに「体罰容認論」を撤回した経緯があった。
「僕の発言が誤解されて報道され、傷ついたならおわびを伝えたい」。元慰安婦との面会に対する思い入れは強かったが、予定時刻の約3時間前、元慰安婦側から中止を通告された。
元慰安婦が支援団体を通じて出したコメントに中止をわびる言葉はなく、「市長が面談で謝罪パフォーマンスを企てている」など一方的な批判が並んだ。
「会いたくないということであれば、先方の気持ちが一番(大事)」。普段は勝ち気な橋下氏も神妙な面持ちで語り、「日本がどうすれば納得してくれるのか、直接お聞きしたかった」と残念がった。
■「橋下手法」の限界?
今月27日には東京の日本外国特派員協会で講演を予定している。海外で吹き荒れる批判をおさめることができるかどうかの正念場となる。
維新主催の政策討論会で司会を務めたこともあるジャーナリストの田原総一朗氏は慰安婦発言について「低迷が続く維新の起爆剤にしようと計算した上での発言だったのだろうが、世間やアメリカの反応を読み切れず、大打撃となった」と分析し、特派員協会での講演を注視する。
「その場の答弁で(メディアを活用してきた)橋下手法が限界なのかが見極められる。半ば不安を抱えながら注目している」
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