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http://31634308.at.webry.info/201305/article_23.html
2013/05/23 23:00 かっちの言い分
昨日のブログで、「安倍政権は、実態は何もしていないのに円安になり、それに伴い株価も数年前並みに上昇してきている。麻生財務大臣が、円安になり石油や輸入品が高騰し始めたマイナスの影響を打ち消すため、株を持っていない庶民にも株価の高騰がメリットを及ぼすと宣伝していた。株価が上がると、企業年金などの運用のために株式を持っている年金財団の運用益が、急速に改善するから良いのだと話していた。確かに株価は急に上がっているが、いつ暴落するかわからない。」
と書いたら、見事にこの悪い予測が当たった。
以下の記事のように、リーマンショック時の暴落も上回り、2000年のITバブル崩壊以来の大きさという。
東証暴落、1100円超下げ ITバブル崩壊時以来、過去最大
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013052301001515.html
23日の東京株式市場は、中国の経済指標の悪化をきっかけに、最近の急ピッチな株高で過熱感が高まっていたことから大幅に売り込まれ、日経平均株価は暴落した。終値で前日比1100円超下落。下げ幅は08年10月のリーマン・ショック時も上回り、00年4月17日のITバブル崩壊以来の大きさ。
つまり、アベノミクスというのは全くの蜃気楼ということだ。実態経済が良くなっていないのに、何故上がるのか不思議で仕方がなかった。多少の株を保有しているが、だんだん上がるのは悪い気分ではない。もう売った方がいいのではないかと思いながらも、もう少し、もう少しとスケベ根性が出て来て元の木阿弥になった。麻生財務大臣がひょっとこのように口をひん曲げ、だみ声で、株価上昇によって年金財政も大幅に改善すると豪語していたが、逆に、つましく預けてあった年金財源を株に投資した投資会社は、大損をしたはずである。つまり、庶民のささやかな年金資金が消えたということである。この暴落で何十兆円のお金が消えた。
結局、安倍のミクスを利用して、ヘッジファンド、投機運用会社がどんどん株を買い続けて、株価を上げられるところまで引き上げ、投げ売りした結果である。したがって、その消えたお金は、外国の投機金融機関の金庫に吸い込まれたということである。今回の株価下降で、安倍のミクスを信じた個人投資家は大損ということだ。この事態を麻生財務大臣は何と言うのか?甘利大臣が今回の株暴落は、中国の生産指数が悪いことがきっかけで下がったので、うろたえることはないと述べた。実際、この程度の話は今までもあった。「うろたえる」という言葉を使ったことに、政府の「うろたえ」が窺える。
安倍のミクスなるものの最も顕著なプラスの実績が、株価上昇と円安であった。しかし、株価の暴落で、安倍のミクスが安倍のリスクになる変曲点になるかもしれない。
昨日、韓国の大統領が日本を抜かして中国を訪問すると発表した。同じく昨日、中国の習金平主席がオバマ大統領と2度目の会談を、カリフォニアの私邸でフランクに行うと発表された。日本の安倍首相は、北朝鮮への飯島氏の派遣を米国にも言っていなかったと、米国の不興を買っている。橋下氏の慰安婦発言も、元はと言えば安倍首相の尖閣、靖国、過去の歴史認識の極右的な土壌の上に湧き上がってきたものである。安倍首相は図に乗ってしまった。橋下氏も今回の慰安婦発言でメッキが完全に剥がれてしまった。彼がツイッターでいくら弁解しても、あれだけ人間性のない人の話は誰も聞かなくなる。安倍を選んだ日本はつんぼ桟敷に追いやられた。
小沢代表が、本質を見なければならないと、口を酸っぱく言っていることである。威勢のことが国益ではない。安倍の言葉で収まっていた問題を悉く掘り返している。 掘り返して、さらに地が固まればいいが、逆にぐちゃぐちゃである。
株価の今後の推移がこのままだと、安倍政権もあやしくなってくる。安倍のミクスが安倍のリスクに転換する。
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