http://www.asyura2.com/13/senkyo148/msg/181.html
Tweet |
http://asumaken.blog41.fc2.com/blog-entry-8864.html
2013/5/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
何なんだ、この国の政治家のレベルは。心底呆れちゃう話ばかりだ。橋下徹・大阪市長(日本維新の会共同代表)の暴言は論外として、「韓国人の売春婦はまだうようよいる」と言い放った西村真悟議員が同党を除名された。
その裏では6年前の参院選で民主党から当選した大江康弘参院議員が鞍替え出馬するために最後の最後で議員を辞める。今度は自民党だが、民主党の前も「自由党」→「改革クラブ」→「幸福実現党」と政界を渡り歩いてきた渡り鳥。厚かましいにも程がある。
橋下発言に右往左往で、慌てて選挙協力の解消を決めたみんなの党も浅ましい。「基本的な価値観でわだかまりが生じた」(渡辺喜美代表)とか言っているが、橋下の正体なんて、前から分かっていたじゃないか。それなのに、一時的な人気に目がくらんで野合した。そもそも、両党が共有していた「基本的な価値観」なんてあったのか。改めて問いたいものである。
「維新の会とみんなは政治理念と考え方が違います。改憲でも消費増税でもそれぞれスタンスが異なるし、歴史観にも隔たりがありました。それでも選挙協力が実現しそうになったのは、政治的な思惑が一致したからに過ぎません。とにかく勝てばいいという選挙互助会みたいな発想が根底にあるのは間違いない。一番大切なのは自分たちの議員バッジを守ることなんでしょう」(政治評論家・伊藤達美氏)
ひどいのは国政だけじゃない。来月の都議選や2年後の統一地方選は、維新の会とみんなの党を二股かけたり、自民党と民主党を行ったり来たりする候補がゾロゾロ出馬する。
みっともないったらありゃしないが、これが今の日本の政治家のレベルなのである。
◆食い詰めた弁護士、医者が”転職先”に選ぶ政治家
こんな政治家ばかりになったのは、志ではなく、地位や金欲しさで政治家という職業を選ぶ「政治屋」が増えたからだ。弁護士、会計士、医師など「ゴールドライセンス」からの転職組が増えているが、それは政治屋の方が楽して儲かるからだ。
ひと昔前まで弁護士といえば左うちわの高給取りの代表格だったが、司法制度改革で過当競争となり、今では全体の2割が年収100万円以下だという。なのに訴訟をいくつも抱え、ガムシャラに働かされてしまう。医者も同じだ。大学病院には年収500万〜600万円で救命救急の激務をこなしている医師がゴロゴロいる。霞が関も、せっかく勉強して東大→キャリア官僚になったのに、公務員バッシングの逆風で天下りもままならない。
だったら、政治家の方がイイ。ラクだし、稼げるし、何よりも威張ってふんぞり返っていられる。全員が全員とは言わないが、そんな連中が確かにいるのだ。
実際、日本の国会議員の歳費の高さは世界一だ。月給・ボーナスを合わせて年間2106万円である。これに非課税の文書通信交通滞在費が100万円ずつ毎月振り込まれる。課税収入に換算すると4500万円相当で、1部上場企業の社長レベル(約4780万円、賃金管理研究所調べ)だ。さらに共産党以外の政党は所属議員1人当たり年間約4500万円の政党交付金、780万円の立法事務費が税金から交付される。おまけに公設秘書3人の給料も国費負担。なんやかんやで、1人の国会議員に1億円以上あてがわれている計算だ。
「もちろん、国民のために汗を流している国会議員もいます。だけど本会議はおろか、委員会にも出席しなかったり、どんな政治活動をしているか伝わってこない議員がいるのも事実です。政治資金を使って高級料亭やキャバクラに行くけしからん政治家を見ると、非常に残念な気持ちになります」(伊藤達美氏=前出)
◆石を投げればぶつかる「弁護士政治家」
由々しき事態だが、中でもひどいのが、橋下市長と同じ「弁護士政治家」だ。自民党では谷垣法相や高村副総裁が弁護士出身。アベノミクスで大儲けした稲田朋美行革担当相も弁護士出身だ。丸山和也参院議員は「行列のできる法律相談所」に橋下市長と一緒に出演していた。
野党にもゴロゴロいる。“陰の総理”とか呼ばれて民主党を破滅に導いた仙谷由人元官房長官(落選中)も弁護士崩れだし、枝野幸男元官房長官、小川敏夫元法相、江田五月元参院議長も転身組だ。
元自治大臣で弁護士の白川勝彦氏がこう言う。
「私は大阪府知事時代から、橋下さんはうさんくさいと思っていました。彼は消費者金融の取り立て側に立ったことを弁護士の“実績”にしています。債権者と債務者のどちらの側に立つか、もちろん弁護士の自由ですが、志が感じられないのです。官房長官時代の仙谷さんも、やたらと法律用語を振りかざしていたのも違和感を覚えました。法律家は法廷で法律用語を使うべきで、国民に対してひけらかすものではありません」
弁護士出身が政界において、一種ブランド化しているのである。白川氏は大臣まで務めた後、落選し、政界からは身を引いた。それだけに弁護士出身の政治家の卑しさが見えるのだろう。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK148掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。