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2013/5/22 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
飯島勲内閣官房参与の訪朝に先駆け、去年、野田政権が北朝鮮と非公式に拉致問題について協議していたことがわかった。きょう(22日)フジテレビが報じた。
昨秋、北朝鮮は、「拉致被害者を再調査したうえで一定数帰国させることもあり得る」と野田政権に示唆。同時に日本から人道支援や経済協力などの見返りを得る「一括解決」を打診したとされる。
ところが、打診内容を精査中に北が弾道ミサイルを発射したため、両国の具体的な動きにはつながらなかったという。
今回の訪朝で飯島参与は北朝鮮側から同様の提示を受けた可能性もあるとみられている。
◇
北朝鮮、2012年に一定数の拉致被害者帰国を非公式に打診
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00246481.html
飯島内閣官房参与の北朝鮮訪問を受け、日朝両国は、政府間協議の再開に向けた調整に入った。こうした中、2012年、北朝鮮側が日本側に対し、拉致被害者を再調査し、その結果、一定数の被害者を帰国させる可能性をほのめかすと同時に、日本側からの見返りを求める解決案を、非公式に打診していたことがわかった。
複数の関係者によると、野田内閣時代の2012年10月から11月にかけて、拉致問題をめぐって、日朝両国の関係者が非公式に協議した。
この中で、北朝鮮関係者は、2008年の合意に基づいて、拉致被害者を再調査し、その結果、一定数の被害者を帰国させることもあり得ると示唆した。
この関係者は、それと同時に、日本から見返りを得る「一括解決」を打診したという。
北朝鮮側としては、これにより、日本から人道支援や経済協力を引き出す狙いがあったとみられ、内容は野田政権の中枢に伝えられた。
しかし、打診された内容が信頼に足るものかどうかを精査している最中に、北朝鮮が弾道ミサイルを発射したために、両国の具体的な動きにつながらなかったという。
飯島参与の北朝鮮訪問を受け、日朝両国は、政府間協議を再開させる調整に入ったが、今後、北朝鮮側が同じような提案を行う可能性もある。
(05/22 11:55)
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