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猪瀬氏の言動で、東京五輪招致がピンチだ
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20130522/dms1305221531016-n1.htm
2013.05.22 ZAKZAK
日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)による慰安婦・風俗業発言が、意外なところに波及している。2020年夏季五輪の東京招致をめぐり、先日、東京都の猪瀬直樹知事がライバル都市のイスタンブール(トルコ)を批判するような発言をして国際的な注目を浴びたばかりだが、今度は橋下氏の言動が世界中に報じられ、さらに厳しい立場に追い込まれそうだというのだ。
「私は日本経済のためにも、新しい時代を築くためにも五輪招致に賛成だが、2人の発言でかなり難しくなったと悲観的になっている」
こう語るのは、元外務省主任分析官で作家の佐藤優氏だ。
20年夏季五輪開催地には、東京とイスタンブール、マドリード(スペイン)の3都市が最終候補まで残り、今年9月7日、ブエノスアイレスで開かれる国際オリンピック委員会(IOC)総会で決定する。
猪瀬知事は先月末のニューヨーク出張中、米紙のインタビューで「イスラム教国は互いにけんかしている」などと発言。ライバル都市の批判を禁じたIOCの倫理規定に違反した可能性があると指摘された。猪瀬氏は謝罪・撤回し、IOCは処分しない決定をした。
一方、橋下発言には、米国務省報道官が「異常で不快」と表明するなど、悪印象が広がっている。維新には、前東京都知事で五輪招致に手を挙げた石原慎太郎共同代表がおり、橋下氏は安倍晋三首相とも懇意だが、招致運動にどう影響しそうか。
前出の佐藤氏は「五輪招致は公職選挙法のない選挙で、大衆のイメージが重要。イスタンブールには『イスラム圏初の五輪』という大義があるのに、猪瀬氏はイスラム圏全体を敵に回すような発言をした。橋下氏の発言は、(その真意はともかく)欧米では『兵士に女性をあてがえ』と言ったと受け取られる。生理的嫌悪感を持たれるだけ。トータルで『日本人は違う文化の人たち』と思われてしまう」と話した。
東京招致委員会が3月に行った支持率調査で、都民の「東京五輪に賛成」という声は過去最高の77%に達したが、政治リーダーらの言動が足を引っ張っているのか。
スポーツライターの玉木正之氏は「投票権のあるIOC委員は欧米が中心なので、橋下氏が慰安婦をめぐって欧米諸国を責め続けているのはマイナスだ。1964年の東京五輪招致のときは、日本中が外交力を総動員した。しかし、安倍首相や慎太郎氏は親しいはずなのに、橋下氏を押さえ込んでいない。日本全体に『本気で五輪招致をしよう』というエネルギーや戦略が足りない」と語った。
橋下氏は来週27日、東京の日本外国特派員協会で記者会見するという。発言は再び世界に配信されることになる。
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