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産経新聞のポジションをことさら言わないが、安倍官邸広報誌とも言える内容だからカワイイ。
表題にある「首相、北に恫喝メッセージ」が本当なら、日朝交渉は始まらない。メンツを重んじる北朝鮮が、そのような態度で臨む日本と交渉することなぞないからである。
また、よほど強く本気で米国と北朝鮮が対立していると思い込んでいるためか、飯島氏が米国政権への事前通告なしで訪朝したと考えている人がいることに驚く。
米国支配層にケツを叩かれながら、米朝国交正常化に向かっているのが日本政府である。
「拉致、核・ミサイル問題を包括的に解決するのがすべてだと迫り、うなずかせ、拉致被害者の即時帰国と拉致実行犯の引き渡しを要求した。その際、安倍首相が『日本政府は拉致被害者の全員帰国がなければ(国交正常化交渉に)動かない』と言っているという“恫喝に近いメッセージ”もストレートに伝えた」という内容の、「拉致、核・ミサイル問題を包括的に解決するのがすべて」と語り、相手もうなずいたという部分は事実であろう。
北朝鮮に実情について、「複数の外事警察や公安当局の関係者から得た情報では、北朝鮮は現在、惨憺たる状況にある。飢餓に苦しむ民衆の暴動や、反乱の動きを見せる軍部。そして、「金第1書記は暗殺におびえる毎日で、食料支援を含め、泣き付いてきたのは北朝鮮の方だ」という」話は、連日のように報道されている北朝鮮(平壌)の映像を見ればわかるように、平壌でさえ貧しいことは貧しいが、第一次安倍政権時代に比べれば大きく改善されていることがわかる。
「飯島訪朝後の日朝交渉の行方」とりわけ「拉致問題の解決方法」について後日投稿したいと考えている。
ざっくり言えば、2002年9月の小泉訪朝時点で「拉致問題」は“かた”が付いており、日本政府の意向でその内容は隠されてきたが、今後、それを晒すかたちで解決をはかり、国交正常化を実現し、経済協力を実施するという流れである。
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【スクープ最前線】首相、北に恫喝メッセージ 飯島氏訪朝の舞台裏 拉致問題急展開か
2013.05.22
北朝鮮を電撃訪問していた飯島勲内閣官房参与が先週末、帰国した。詳しい会談内容は明らかにされていないが、安倍晋三政権はこれを機に、膠着状態にある日本人拉致や、核・ミサイルの問題を打開できるのか。ささやかれる「北朝鮮の窮状」と「年内訪朝」情報。ジャーナリストの加賀孝英氏が、政府与党や官邸周辺、外事警察の関係者に接触したところ、前回政権時とはまったく違う安倍首相の姿が浮かび上がった。
「拉致、核・ミサイル問題を包括的に解決していく。特に拉致問題は、日本が主導的に解決しなければならない問題だ。他国はやってくれない。北朝鮮は簡単な相手ではないが、今後、交渉、対話を進めていきたい」
安倍首相は20日、参院決算委員会でこう決意を語った。拉致被害者の奪還は安倍首相が「必ず安倍内閣で解決する」と、被害者家族会にも約束した政治生命を懸けた課題だ。安倍首相の“密命”を受けた飯島氏の電撃訪朝は、その約束を果たす「北朝鮮独自外交」の第一歩といえる。
今回の訪朝は、米韓両国にとっては寝耳に水で大慌てだった。「事前に連絡がなかった」と不快感を表明し、来日した米国のデービース北朝鮮政策特別代表に至っては、「北朝鮮が企てた(経済制裁包囲網を敷く)関係各国の分断工作」といった見方をわざわざ示して、日本がだまされて利用されたかのような警戒感をあらわにした。
笑止千万である。今回の訪朝中、一体何があったのか、真相を知らないのだ。以下、旧知の自民党幹部の話を、じっくりお読みいただきたい。
「飯島氏は日本で練習したとおり、北朝鮮ナンバー2の金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長や、宋日昊(ソン・イルホ)朝日国交正常化交渉担当大使らに、相当ねじ込んできた。北朝鮮側に、日朝平壌宣言にのっとり、拉致、核・ミサイル問題を包括的に解決するのがすべてだと迫り、うなずかせ、拉致被害者の即時帰国と拉致実行犯の引き渡しを要求した。その際、安倍首相が『日本政府は拉致被害者の全員帰国がなければ(国交正常化交渉に)動かない』と言っているという“恫喝に近いメッセージ”もストレートに伝えた」
日朝平壌宣言は2002年9月、平壌を訪問した小泉純一郎首相(当時)が、北朝鮮の金正日総書記と調印した宣言文である。過去の清算にも触れられており、北朝鮮としてはそこに含まれる「莫大な賠償金」がノドから手が出るほど欲しい。安倍首相はその前提条件に「拉致問題解決」を突き付けたわけだ。自民党幹部は続ける。
「相手は顔色を変えたと聞いている。安倍首相は前政権時、圧力一辺倒だったが、今回はしたたかに、北朝鮮を手玉に取るように硬軟を使い分けている。安倍首相は変わった。詳細は明かせないが、今回、北朝鮮から得た『メッセージ』はとてつもなくデカイ。これで北朝鮮のミサイル発射(昨年12月)で途絶えた日朝政府間協議に再開のメドがついた。米韓はいまだ北朝鮮と協議の場すら持てない。日本は間違いなく北朝鮮外交の主導権を握った」
そして、官邸関係者はこういうのだ。
「安倍首相と金正恩第1書記との首脳会談の道は確実に開けた。年内訪朝もあり得る」
事態が急展開した背景は何なのか。
複数の外事警察や公安当局の関係者から得た情報では、北朝鮮は現在、惨憺たる状況にある。飢餓に苦しむ民衆の暴動や、反乱の動きを見せる軍部。そして、「金第1書記は暗殺におびえる毎日で、食料支援を含め、泣き付いてきたのは北朝鮮の方だ」という。
ただ、北朝鮮はなかなか一筋縄ではいかない。
飯島氏の訪朝にしても「すべて内密に」という約束だったが、見事に裏切られた。飯島氏は平壌空港に着いた瞬間からカメラに追われ、世界中のさらし者にされ、北朝鮮優位を印象づけるべく都合よく利用された。飯島氏の帰国後、北朝鮮は3日連続で日本海に短距離ミサイルを発射した。すべては訪朝の真相を隠さんとする卑劣な工作だ。
しかし、それ以上に許せないことがある。北朝鮮のこうした工作に呼応するかのように、一部野党勢力から「訪朝は参院選目当ての政治パフォーマンス」「北朝鮮に振り回された」「大失敗だ」などと、批判の声が上がっていることだ。
拉致被害者全員の奪還は1億3000万国民の切なる願いではないのか。その第一歩が今回の飯島氏の訪朝だ。それを潰していいのか。ここからが勝負だ。
■加賀孝英(かが・こうえい) ジャーナリスト。1957年生まれ。週刊文春、新潮社を経て独立。95年、第1回編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム大賞受賞。週刊誌、月刊誌を舞台に幅広く活躍。一昨年11月、月刊「文藝春秋」で「尾崎豊の遺書・全文公開」を発表し、大きな話題となった。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20130522/plt1305220708001-n1.htm
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