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止まらない橋下暴言の唯一の効用
http://www.amakiblog.com/archives/2013/05/18/
2013年05月18日 天木直人のブログ
橋下暴言に対する批判一色である。
勿論私も真っ先にその暴言を批判した一人だ。
しかし、ここまで皆が橋下暴言を批判するようになると、一つぐらい橋下暴言の効用を考えてみたくなる。
「ショッキングな発言をする政治家はどこにでもいる。だが、それが積み重なると、日本の国益を傷つける・・・」
こういう言葉で米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員が、ついに橋下暴言が米国議会を怒らせて、日本のTPP参加にまで影響を与えるだろうと言い出した(5月18日日経)。
就任したばかりのサキ米国務省報道官は橋下発言をOUTRAGEOUSという激しい言葉まで使って批判した。
ついに橋下発言が日米同盟関係にまで悪影響を及ぼし始めたのだ。
それにも関わらず橋下氏の反論は止まない。
それどころか逆に反発する米国の偽善振りを批判する始末だ。
これは日本の国益を巻き込んだ自爆テロのような言動である。
そして繰り返すように慰安婦問題で何を言っても弁解の余地はない。
非難に油を注ぐだけだ。
「日本維新の会」もろとも自滅するだけだ。
どうせ自爆テロで終るなら、最後にひとつだけ暴言の効用を残して政治の舞台から退場する事を私は橋下氏にすすめたい。
それは何か。
この際徹底的に米国の欺瞞を批判するのだ。ヤンキー・ゴー・ホームと叫ぶのだ。身勝手な米国に自らの信念を曲げてでも従属するしかない腰抜け安部首相を非難するのだ。
米国を怒らせたら政治家はつとまらない。 米国に逆らった首相は短命に終る。 命まで狙われかねない。 そう皆が思い、だから米国批判はタブーだった。 そんなタブーを打ち破って、米国と本気で喧嘩してもどうということはない、と証明して見せたらいい。
橋下自爆テロ暴言の唯一の効用は、米国を怒らせるタブーを破って米国に非を認めさせることである。対米自立の道を拓くことである。 面白くなってきた(了)
◇
橋下発言、日本のイメージ損なう 米外交専門家に聞く
http://www.nikkei.com/article/DGXNASGM1701L_X10C13A5FF1000/
2013/5/17 23:56 日経新聞
橋下徹大阪市長の旧日本軍の従軍慰安婦は必要だったとする発言が米国でも波紋を広げている。安倍晋三首相の発言や、閣僚の靖国神社参拝を含めた歴史認識問題は日本の外交にどのような影響を及ぼすのか。日米関係に詳しい米外交問題評議会のシーラ・スミス上級研究員に聞いた。
――橋下市長の発言への反応は。
「歴史認識に関する発言は一般に注目を集める。ショッキングな発言をする政治家はどこにでもいる。だが、それが積み重なると、日本の国益を傷つけることになる。価値観に対する深刻な疑念が生まれる」
――具体的な影響は考えられるか。
「例えば、環太平洋経済連携協定(TPP)など米議会が関係する問題に影響が出てくるだろう。従軍慰安婦問題は米議会内でも関心が高い。この問題で第1次安倍政権の際には非難決議が可決された。こんな動きが出てくればTPP交渉に日本が参加することへの支持は得られないだろう」
「ワシントンでは歴史認識問題で日本に同情的な声はほとんどない。慰安所設置に旧日本軍が関与したことを認めた1993年の『河野談話』の見直しと受け取られる発言は日米協力に影響を与えかねない。橋下発言は明らかに日本のイメージを損ねた」
――安倍首相の歴史認識にも関心が高い。
「前回首相だった時の安倍氏は大半の日本人が控えめになるような歴史問題でもはっきりと発言していた。今回は経済政策や近隣諸国との関係改善を優先し、歴史問題に焦点を当てないようにしていた。麻生太郎副総理がワシントン訪問直後に靖国神社を参拝したことには驚きが広がった」
――日本政府はどう対応すべきか。
「菅義偉官房長官は安倍政権が95年の『村山談話』や『河野談話』を見直す考えはないと繰り返している。こうした発言は米政府・議会にとって安心材料となるだろう」
「歴史問題はとても複雑な問題だ。常に論争があり、日本国内でさえ意見が分かれている。中国や韓国の批判がこれまで以上に日本人にフラストレーションを与えているのも事実。だが、そのフラストレーションが歴史問題への配慮のない反応となってはいけない」
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