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2013/05/17 23:24 かっちの言い分
維新の化けの皮が全く剥がれてしまった。
橋下氏が抗弁するほど、アリ地獄の如く深みに落ち込むことを全くわかっていない。もともと性格的に、弁護士としての言い訳の話術は天才的な能力を持っている。官僚政治改革、市制改革と言っている内は、改革のエースと見なされていた。今の維新は橋下氏１人の人気でここまで躍進した。生活の小沢代表も、明らかに橋下氏率いる維新に期待していた。私も自己反省的に言えば、生活などと共闘すればいいと思っていた。しかし、橋下氏が自民党より極右な石原氏が代表の太陽の党と組み出してから、はやりその本質があからさまとなった。
その維新の西村議員も日頃常に思っていることをつい口に出してしまった。日本には韓国の売春婦がうようよ居ると。本人このままでは、さらに油を注ぐと思ってか、自ら離党してしまった。いくら離党したからと言って、この政党の本質は変わらない。維新という政党自体が存在することが、日本の恥で、国民に大きな迷惑をかけている。
維新も、衆院選挙の時に石原代表が唱えていたことは、官僚政治の打破であった。およそ、普段の言動と正反対な言葉を述べていたが、今は自民党より右の極右政党になってしまった。官僚政治の打破なんて聞いたことがない。
橋下氏が軍隊の慰安婦問題について述べたとき、大将の石原代表も軍隊には慰安婦はつきものとして、たしなめるどころか橋下氏を弁護し容認した。当然石原氏もマスコミに叩かれるべきであるが、何故か石原氏にはマスコミはいつも寛容である。３．１１の大災害のとき、これが天罰だと述べたときも何もなかった。摩訶不思議なことである。
維新と共同戦線を張っていたみんなの党が、維新と一緒に参議院選挙に臨めば完全に足を引っ張られると悟って、関係を一旦白紙にすると渡辺代表が話した。維新はこれで橋下氏自身が予言したように「消滅」への道を転がり出した。橋下氏が今更韓国の慰安婦の方と面会したところで、かえって見苦しく、逆効果だろう。
橋下氏は、近々何故か米国に出張予定を決めていたというから笑えてくる。米国でもせいぜい言い訳をして、またアリ地獄に嵌ればいい。くれぐれも言っておきたいのは、外国のせいではなく、あなた本人の政治家としての本質が問われているということだ。これがわからず、未だに言い訳ばかりが致命的である。
維新が、いるからである。このような無様な状態になった一番大きな原因は、維新と共通な体質をもつ自民党が与党になり、日頃もっていた考えが基調となったので、それが呼び水となって、思わずほっとして、自然ンとほとばしって出てきてしまったということなのだろう。
内閣支持率は今まで右肩上がりであったが、以下の記事のように天井を打ったようである。安倍内閣は安全にも安全運転を心掛けているが、先日の高市政調会長が村山談話を否定するような言動をとり、自民党の中では火山のマグマのように旧態依然の空気が渦巻いていることが明らかになった。
内閣支持、初の低下６０％＝自民も微減−時事世論調査
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013051700546
また、自公はTPPも賛成、社会保障の改革なくしての消費税増税賛成、あれほど脱原発を見せかけていた態度を180度変えて、再稼働を公約すると言言い出した。
国民は株価上昇、円安に浮かれているが、その化けの皮の中に隠している姿をよく見ないと、後で泣くことになる。
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