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★孫崎享氏の視点ー(2013/05/16)★ :本音言いまっせー!
今日、北朝鮮政策では、暴走しそうになる北朝鮮の金正雲に如何に圧力をかけ、
核兵器の実験、ミサイル発射の実験を止めさせるかが焦点である。
一時、北朝鮮は今にも核兵器の実験、ミサイル発射の実験を今にも行う姿勢を
示していた。その中で米国、中国が猛烈に圧力をかけ、北朝鮮が容易に実験を
実施できない所に追い込んだ。
この中、中国は本年に入り、対北朝鮮への輸出の引き締め
(経済援助の引き締めを意味する)、中国4大銀行の資産凍結などの措置を
とり、引き締め策が成功している様相を示している。
その中で、14日、飯島勲内閣官房参与が平壌入りした。
全く国際情勢を踏まえぬ愚策としかいいようがない。
日本にとっても、核兵器の実験、ミサイル発射の実験を止めさせることは
最も重要な対北朝鮮政策の課題である。
北朝鮮にとって、中国を主体とする金融締め付けは極めて厳しい。
その中で、拉致問題の解決をちらつかせることで、日本から金の引き出しを
図ることは充分ありうる。
飯島勲内閣官房参与の訪朝はまんまとその策にはまったといえよう。
15日付産経新聞は「首相、日朝首脳会談へ意欲」
「自ら突破口、先月中旬決断」として次を報じた。
「安倍首相は15日の参院予算委員会で、日本人拉致問題などの課題解決を
はかるために、北朝鮮の金正恩第1書記との首脳会談に臨むことを辞さない
考えを表明した。首相は、小泉純一郎元首相が首脳会談を通じて拉致被害者
の帰国を実現した経緯を引用した上で「拉致、核、ミサイル問題を
解決しなければならないという判断において、首脳会談が重要な手段で
あれば考えながら交渉しなければいけない」と述べ、首脳会談への意欲を
示した」。
「“トップダウンでやる”。4月中旬、首相は周辺に決意を伝えた」
さらに16日付読売新聞は「飯島氏訪朝、米韓警戒」と題し次を報じた.
「飯島勲内閣官房参与の訪朝に事前通告がなかった米韓両政府は
対北朝鮮政策で日米韓の連携に悪影響を与えかねないとみて懸念を強めて
いる。デービース米政府特別代表(北朝鮮)は16日訪日で詳細な説明を
求める構えだ。」
飯島勲内閣官房参与の平壌入りは時期があまりにも悪すぎる。
米・中の締め付けが、核兵器の実験、ミサイル発射の実験を止めさせる
上で、成果を見せつつある今である。
ここでもまた、安倍首相の全体を見渡せず、一点だけしか見えない
欠陥が露呈された。
もともと米国は安倍首相が好きではない。
またぞろ、米国の日本首相下しの工作が始まるかもしれない。
「米国との関係を最も重視する」安倍首相はあまりにも米国の動向に
無知だ。周囲には茶坊主的人々だけを集め、あえて説明できる人がいない
のであろう。
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