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2013年05月16日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆日本維新の会の橋下徹共同代表(大阪市長)の「韓国慰安婦問題」をめぐる発言が、「妄言だ」として国内外で物議を醸している。軍隊と慰安婦の関係は、古代から現代に至るまで世界諸国のそれぞれの国情によって様々で一様ではない。
そもそもが、口に出しておおっぴらに喋るのに相応しくない隠微な世界のことなので、橋下徹代表のように正直に、あけっぴろげに本当のことを喋ると当然、猛烈な批判の嵐を浴びせられる。
逆に、橋下徹代表を批判する者たちは、「建前論」ばかりで、きれいごとを公言して、丸で「聖人君子」であるかのように振る舞っている半面、この問題について「無知」だけをさらけ出していて、ある意味で無責任である。
◆日本では、古来、合戦場に女性たちを連れていくのは、一種の習慣であったという。もちろん、強制ではない。明治維新以降、「聖戦」を戦った皇軍の派遣地域に、協力業者が、「娼館」を建てて、兵隊相手に営業した。
ノンフィクション作家・山崎朋子原作の『サンダカン八番娼館―底辺女性史序章』(初版1972年)を読むとか、あるいは、『サンダカン八番娼館 望郷』(1974年の日本映画、熊井啓監督。東宝、俳優座製作)を鑑賞するとかすれば、明治時代に天草からボルネオのサンダカンにいわゆる「からゆきさん」として渡った貧しい女性たちの実話から、ある程度、理解できるであろう。ちなみに、映画で、元からゆきさんを演じた田中絹代は、ベルリン国際映画祭最優秀女優賞を受賞している。
しかも、軍隊が女性を拉致して、強制的に慰安婦にして酷使するという形で成り立つものでもない。民間の業者が商売で行い、それを軍隊が、利用するというのが、一般的である。召集令状により、女性を強制的に召集して慰安婦にしてしまうということもあり得ない。
◆ドイツでは、性病の蔓延を恐れて政府公認のいわゆる「娼館」が、ハンブルグなどにあると聞いたことがある。イタリアは、軍隊が女性たちを引き連れて戦場に派遣されるという話もある。日本の自衛隊は、隊員が外出するときは、しっかり、いざというときのための必需品を携帯しているかどうかを検査している。戦前の軍隊からの伝統であるという。
橋下徹代表が、沖縄駐留の米海兵隊司令官に「風俗店」利用を提案して、司令官が一瞬氷ついて苦笑いしたという。おそらく面喰ったのであろう。米軍は、日本占領時期、将校は「オンリー」を囲い、兵士たちは夜の巷でいわゆる「パンパン・ガール」を買っていた。それがいまは、婦女暴行、強姦などの犯罪者を多数生んでいる。止むなく、外出禁止令を発令しているけれど、欲求不満で苦しむ兵士たちは、少なくないという。軍律の維持に悩む米軍は、止むなく女性兵士を多数送り込んでいるという。国防総省(ペンタゴン)では、橋下徹代表の発言に何とコメントしていいか分からなくなっていると言うから、滑稽である。
◆さて、韓国の元慰安婦たちは、日本政府に「謝罪」を求める運動をしている。ソウルの日本大使館、あるいは、米国各地で「慰安婦の像」を建てて、謝罪に応じようとしていない日本政府に抗議しているけれど、一体、具体的に何がどのくらい欲しいのか、明白ではない。
三木武夫元首相の睦子夫人らが1995年7月、呼びかけ人となり、元慰安婦に対する補償(償い事業)、女性の名誉と尊厳に関わる今日的な問題の解決を目的とする「財団法人女性のためのアジア平和国民基金」(略称:アジア女性基金)を設立、12月に総理府と外務省の共管法人として設立許可を受けた。この基金は、日本政府からの出資金と国内外からの募金によって運営され、すべての償い事業が終了したとして、2007年3月31日をもって解散している。この間、『「慰安婦」問題調査報告・1999』や、慰安婦関係政府公文書を集積した資料集を出版。また、韓国・台湾・フィリピン等の元慰安婦だという女性に、日本国民から集めた「償い金」を総理大臣の手紙を添えて届けている。
日本政府の政策によって、韓国女性が拉致されて強制的に慰安婦として働かされたという証拠や根拠が明らかにされない限り、「国家賠償」は、そもそも、あり得ない。仮に「国家賠償」ということになれば、日韓基本条約締結により、解決済みということになり、韓国政府に要求すべきなのだ。
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