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2013/5/15 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
アベノミクスの3本目の矢といえば、「成長戦略」だが、思惑外れで長期金利が上がっている「金融緩和」同様、こちらも先行きが怪しくなってきた。
成長戦略を話し合っている産業競争力会議がシッチャカメッチャカなのである。民間議員同士が対立、反目しあっていて、中でも「竹中平蔵・慶大教授と長谷川閑史・武田薬品社長は言葉を交わさないばかりか、お互い顔を見るのもイヤとばかりに、目すら合わせようとしない」(関係者)というのである。
競争力会議といえば、6月に答申を出すべく、毎週、議論を重ねている。雇用の流動化という名の首切り金銭解決や法人税ゼロ特区、はたまた宇宙インフラ構想まで出てくる。これまで8回の会合では100本以上の資料が提出されていて、一見、会議は進んでいるように見える。しかし、中はバラバラだ。
「簡単に言うと、改革急進派と慎重派の対立です。急進派の中心はもちろん竹中さんで、楽天の三木谷浩史社長や秋山咲恵・サキコーポレーション社長らが連なる。それに対して、長谷川さんや佐藤康博・みずほFG社長ら、財界筋の経営者代表は竹中さんほど過激に目立とうとはしない。発言も慎重で安倍首相や閣僚に気をつかう。それが竹中さんは面白くないわけです。露骨に敵視するものだから、長谷川さんたちも『竹中は何様だ』となる。会合を重ねれば重ねるほど、両者の溝は深まり、今や、口も利かない間柄というわけです」(前出の関係者)
そういえば、今年2月、竹中は「(10人の)委員が多すぎる。改革をしたくない官僚の作戦だろう」とツイッターでつぶやいた。そうしたら次の競争力会議では民間議員から2種類のペーパーが出てきた。ひとつは竹中に三木谷、秋山両社長に新浪剛史・ローソン社長が加わって出したもの。もうひとつは榊原定征・東レ会長、坂根正弘・コマツ会長、前出の佐藤社長らが作ったものだ。成長戦略に対する政府の金銭支援のあり方で対立したのだが、一事が万事で、その後、「目立ちたがり屋の竹中氏らが勝手にやっている」「長谷川さんたちは口だけで最後まで頑張らない」と両者の周辺からは罵詈雑言が聞こえてくる。そこにもってきて、安倍が女性の役員登用など、成長戦略の中身をペラペラ漏らすものだから、ますます、会議は荒れている。
今や6月の答申が危ぶまれているのだが、それなら、産業競争力会議なんて、やめたらどうだ?大企業の株主が喜ぶだけの規制緩和で主導権争いなんて、国民はドッチラケである。
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