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2013-05-15 陽光堂主人の読書日記
日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長の発言が大きな問題となっています。いわゆる従軍慰安婦(この表現自体不適当なのですが)を必要悪とし、沖縄駐留の米軍兵士に風俗店の利用を慫慂したことが不謹慎だということでバッシングの対象となっています。
男性なら理解できる話だと思いますが、公人がこのタイミングで発言したことが問題視されています。維新の会が凋落の一途を辿っているので、注目を集めるためのパフォーマンスだという穿ち過ぎた見方もあります。
計算した上での発言ですから必要以上に反応する必要はないのですが、この手の騒ぎが大好きなマスコミが飛びつき、米国でも非難の声が上がっています。橋下発言の肩を持つようですが、米軍だって68年前に日本に進駐してきた際、事前に日本政府に対して慰安所設置を求めて来ましたし、素人の女性に対する暴行も頻発していました。
こんなことは少し調べればすぐに判る話で、米国人は古傷をほじくり返されるのを恐れ、先手を打つ形で橋下発言を批判しています。橋下氏は、「歴史をもう少し勉強した方がよい」と言っていますが、その通りだと思います。
大体、米国というのは偽善的な国で、差別的な発言を異様に排除します。「そんなことは当たり前だろう。お前は差別を正当化するのか」という声が聞こえてきそうですが、肝心なのは差別自体がなくなることで、陰険な方法で差別しておいて言葉の上で平等を装っても何も解決しません。
オバマ大統領は昨年、公式の席でカリフォルニア州のカマラ・ハリス司法長官のことを「わが国ではずば抜けて美人の司法長官(by far the best-looking attorney general in the country)」と褒めたために批判され、謝罪に追い込まれています。
何でそんなことが批判されるのか、日本人にはよく分からない人が多いのではないでしょうか? この司法長官の職業的な業績を軽視する「性差別的なもの」と見做されたのです。こんなことで批判されるのですから中々大変な国です。
こんなわけですから、橋下氏に風俗店の利用を慫慂された在日米軍の司令官は「凍りついた」のです。欧米では公式の場でこんな遣り取りをすることは許されません。だから非常識と言われて叩かれているのですが、逆に言えばそれだけこの国では言論の自由が保障されているわけです。
ワイドショー的な採り上げ方はこれぐらいにして、今回の橋下発言の意図はどこにあるのでしょうか? これは重大な動きから目を逸らさせるのが狙いではないかと思われます。と言うのも、問題発言の直後に、内閣官房参与の飯島勲が、粛清の嵐の渦中にある北朝鮮を訪れているからです。
飯島氏は、かつて小泉元総理大臣の政務秘書官を務め、二度に渡る日朝首脳会談にも同行しています。当時の経緯を熟知している人物で、いよいよ事が動き出したと見てよいと思います。
板垣英憲氏は本日付ブロクで、「安倍晋三首相は、7月21日の参院議員選挙に併せて、北朝鮮から日本人拉致被害者の一部の帰国を実現し、選挙に圧勝した後、日朝国交正常化・国交樹立を実現する」(マスコミに出ない政治経済の裏話)と記していますが、大いに有り得る話です。
また、読売新聞は同じ14日に、「 北朝鮮開城市周辺の史跡群、世界文化遺産登録へ」という記事を配信していますが、これも重要な動きです。この史跡群にどれほどの価値が有るのか知りませんが、こうした手続きは多分に政治的なもので、理屈はどのようにでも付けられます。
重要なのは、世界文化遺産に登録されれば保存する必要があり、その周辺で大規模な戦争はできないということです。これで朝鮮戦争勃発という最悪の事態は避けられそうです。
北朝鮮問題の足枷となっているものの一つが拉致被害者の問題で、これをまず解決する必要があります。これは当然、日本が率先して行うべき課題で、中韓と調整していたら事は中々捗りません。そこで安倍内閣や日本維新の会は歴史問題などでわざといざこざを引き起こし、単独行動を容易にしようと目論んだのかも知れません。
そうだとしたら米国は当然承知していますし、中韓もグルの可能性もあります。何も知らない自国民に向けて日本叩きのパフォーマンスをしているということも有り得ます。だとすれば皆役者ですが、拉致問題が解決すれば結果オーライとなります。果たしてどうなるでしょうか?
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