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2013年05月13日 世相を斬る あいば達也
自民党が束になってウルトラ右翼・安倍晋三様の正体を隠そうと必死になっても、そもそも情緒的な右翼なのだから、一挙手一投足に、その心情が表れる。読売は以下のように、トピックスで報じたが、速攻トピックスから削除した。
≪ 安倍首相、ブルーインパルス乗り込み上機嫌
安倍首相は12日、東日本大震災で被災した宮城県東松島市の航空自衛隊松島基地を訪れ、隊員を激励するとともに、曲技飛行隊「ブルーインパルス」の飛行を視察した。
首相は隊員約500人を前に「復興の加速化は私の使命だ。先頭に立って希望あふれる東北をつくり上げる」と述べたうえで、「ブルーインパルスの雄姿は希望の象徴だ」と強調した。
松島基地は大震災で津波などの被害を受け、滑走路や格納庫が使用不能となり、ブルーインパルスは芦屋基地(福岡県)に拠点を移していたが、今年3月末に帰還が実現した。首相は飛行視察の前、自らブルーインパルスのT4練習機の操縦席に乗り込み、ご機嫌な様子だった。≫(読売新聞)
先日の戦車乗り込みといい、今回のインパルス操縦席搭乗といい、胸騒ぎでもするのか、ついつい乗ってしまうのだろう。昨日は、操縦席におさまり、親指を立てる仕草も入り、サービス満点、上機嫌だったようだ。昭恵夫人は、内助の功のつもりで、フェースブックに“韓国のミュージカルを鑑賞した”などと書き込み、批判的コメント殺到にもめげず、日韓の緊張を和らげようと努力しているのにである。それにしても、周りが必死に火消しに回っているのに、飛行機の操縦席で指を立てることはないだろう。
小泉進次郎は「安倍晋三首相は改憲を争点にしたいだろうし、自民党は憲法改正を党是として掲げている。それは理解する」しかし「被災地の方々には響かないだろう。憲法改正の前に目の前の生活がある」と改憲よりも生活だと云うブラフを奏でている。菅官房長官も首相の“村山談話否定発言”を事実上修正した。民放テレビに出演した首相は、「慎重に慎重に、もう少し慎重になれとみんなから言われている。慎重に実績を着実に残していく」と慎重を強調したが、ここで言う首相の「慎重」とは、“正体がばれないように振舞う”と云う意味である。
筆者は別に右翼民族主義であることが、イケナイと言うつもりはない。その人なりの、政治的思想や信条があるだろう。ただ、安倍晋三と云う個人と内閣総理大臣と云う職責に居る時の安倍晋三は、同一人であるが、同一な振舞いをすべきではないのである。特に、外交防衛に関わる場合は、その使い分けが重要になる。本音を徹底的に抑制する胆力が求められるのが、一国の総理大臣の資質である。勿論、最近の小泉や麻生や鳩山、菅、野田を見ていたら、絵にかいた餅のような話だが、内閣総理大臣は絶対に、自分と首相と云う二つの人間を演じ切る度量が必要だ。
兎に角、自民党は安倍の憲法改正意欲を封印させようと躍起になるだろう。「生活・景気・経済」で、準国政選挙と位置づける東京都議選(6月14日告示、同23日投開票)を乗り切ろうとしている。しかし、それまで安倍晋三の心情右翼資質が封印されるとは思わないし、野党側から、安倍の心情に挑戦するような発言がぶつけられる度に、苛立ちが募るに相違ない。“機をみて敏”な橋下徹が、早速“改憲で自民党との差別化をはかる”と発言し、自民党憲法改正草案は「危険だ。公権力を強く出し過ぎていて怖い。少なくとも僕ら世代以降は共感を得られないのではないか」と喧嘩上手なところを見せている。
昨日のコラムで、争点過多が、逆に争点隠しになってしまう心配をしたが、自民党が逃げ腰になっても、追い詰める争点は、主に「憲法論議、改憲の是非」と「TPP参加問題」だろう。特に憲法問題、これが本命となり得る。一番の理由は、「憲法改正」が安倍晋三の心の琴線に触れるからである。幾分卑怯と戦法と云う印象もあるが、敵が正体を隠して、慎重に慎重に、と云うスタンスなら、その正体を炙りだすのが、野党の務めと考える。小沢一郎の選挙戦術が正攻法なのは判っている。しかし、相手側が斜に構えて、落とし穴や、めくらまし戦術に出てきている以上、正攻法だけでは駄目だろう。少なくとも、生活の党は、党の存亡をかけた闘いに挑んでいるのだから。
現在の民主党に、僅かな希望も抱いてはいけない。あの政党は、もう政党ではなくなっており、残された選択は、参議院選敗北後、内部留保金の争奪合戦と云う醜悪なバトルの末に、分裂(分党)するしかないだろう。そんな政党の行動力を期待する事は愚か過ぎる。来る都議選も不戦敗は拙いよな、と心配していたら、港区で元日本新党都議の菊地正彦氏(60)、板橋区に新人の小幡健太郎氏(35)、西東京市に山口 あずさ氏(51)の3人を擁立した。東京での戦いは厳しそうだが、応援演説と云うチャンスも生かし、「生活の党」の党名浸透の機運にすべきだ。
また、小沢の憲法論をもう少し広める方法も講じなければならない。近々、筆者もコラムで取り上げよう、とは思っている。どうしても、生活の党は、小沢一郎のカラ―に染まってしまう議員が多いのだろうが、強烈な皮肉交じりであったり、真っ向から攻撃的に否定するなど、キャッチコピーは刺激的である必要を感じる。百術は一誠にしかず、と言われると困るのだが、現代は誠実さだけでは、誠実さが伝わらない時代だと云う、認識も必要な気がする。小沢一郎にとっては、不快な解釈だと思うが・・・。
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