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2013.05.13 ZAKZAK
夏の参院選で共闘を築けない野党の姿を象徴しているのが山梨選挙区だ。みんなの党が現職を擁立すると、民主党はかつての「参院のドン」、輿石東(あずま)参院議員会長の主導で対抗馬を決めた。参院選で野党共闘を呼び掛けたのは民主党。しかし山梨では、輿石氏のメンツが優先されたのだ。
山梨県昭和町内で12日、みんなの党から出馬する米長晴信参院議員の決起集会が開かれ、出席した渡辺喜美代表は民主党に敵愾心(てきがいしん)をむき出しにした。
「民主党はなぜ邪魔をしにくるんだ。一体、民主党という政党は…、消えてなくなるから言ってもしようがないが…」
みんなの党が民主党を昨年7月に離党した米長氏の擁立を決めたのは4月5日。渡辺氏は、民主党出身の浅尾慶一郎政調会長に選対委員長を兼務させ、民主党との選挙区調整を進めようとした。
そんな矢先、民主党山梨県連は坂口岳洋前衆院議員を無所属で擁立、党本部は推薦を決めた。
坂口氏は出馬を渋っていたが、輿石氏が説き伏せた。輿石氏は、昨年12月の衆院選で、民主党を離党し日本維新の会に入った小沢鋭仁国対委員長(衆院山梨1区)に対立候補をぶつけた。米長氏についても「裏切り者だ」(県連幹部)と容赦なく、つぶしにかかったのだ。
みんなの党側も、民主党は維新との共闘ができなくても、みんなとはやりたいはずだとみていた。しかし、輿石氏の怨念には勝てなかった。
野党共闘が崩壊したことで自民党が極めて有利になるはずだが、山梨では同党も深刻のようだ。
11日に昭和町内で行われた党県連主催セミナーに、石破茂幹事長と甘利明経済再生担当相、田村憲久厚生労働相がそろって、慌ただしく駆け付けた。石破氏は甲府市内で街頭演説も行い、自民党公認で出馬する森屋宏前県議の支持を訴えた。記者団には「どうすれば溝を埋めることができるのか。党本部でできることはやる」と語った。
山梨では青木茂樹駒沢大教授が無所属での出馬を検討、一部自民党県議が支援する動きを見せている。
昨年の衆院選では、山梨2区が分裂選挙となり、二階俊博総務会長代行に近い無所属元職が党公認新人を破った。自民党県連内にはしこりが残っている。石破氏らには、参院選で公認を勝たせなければいけないメンツがあるのだ。(原川貴郎)
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