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2013年05月11日 世相を斬る あいば達也
おいおい、朝日新聞どうなんてンだ!以下は朝日新聞デジタルの23時半現在のサイトの見出しと記事だ。
≪3月期決算、営業利益計9%増 円高・株安追い風に
【湯地正裕】10日に発表のピークを迎えた上場企業の2013年3月期決算は、円安、株高を追い風に業績回復が鮮明だ。本業のもうけを示す営業利益は前年より1割増のペース。まずは自動車など輸出企業への恩恵が際立っているが、雇用や賃金も含めた経済全体への波及が今後の焦点となる。
東京証券取引所に上場する370社余りが決算を発表した。 1日あたりでは最多だ。SMBC日興証券の集計では、東証1部上場の606社(9日までの発表分で集計対象の45・ 9%)の営業利益の合計は前年比9・0%増。12月までの9カ月では0・6%減だったが、年明けの3カ月で1年を通じたプラスに転じた。
安倍政権の経済政策アベノミクスに沿った「黒田緩和」で円安が進み、輸出企業のもうけが増えた。海外での販売や、輸出が多いトヨタ自動車など乗用車8社には計約2500億円の利益上乗せ効果が出た。証券業界は円安がもたらす株高にわき、金利の先高感からマンションや戸建て住宅の販売が活気づいた。
とはいえ、中国の景気減速のあおりを受けた鉄鋼や繊維などは振るわない。円安は原材料の輸入にマイナスにもなる。好決算が雇用や賃金に及んで暮らしを潤すかどうかはこれからだ。
SMBC日興の集計では、14年3月期の見通しは売上高9・1%増、営業利益30・4%増と強気だ。1ドル=90〜95円で経営計画をたてている企業が多く、伊藤桂一アナリストは「いまの為替水準が続けば業績はさらに上ぶ れするだろう。ただし円安になり過ぎれば、原材料を海外から仕入れる企業へのデメリットが広がる懸念がある」 と話す。≫(朝日新聞デジタル)
注:11日0:30確認。シラバックレて、訂正してあるぜ!(笑)
筆者が捏造した見出しではない(笑)。正真正銘、朝日新聞デジタルサイトの見出しである。「円高、株安が追い風に」?「円安、株高」の間違いだと思うが、筆者の頭が変なのだろうか?記事の中身は、あきらかに円安株高を賞賛しているのだが、このコラムを投稿する頃には訂正しているかもしれないが、23時50分現在変わっていない。あっちでもこっちでも、嘘八百や禅問答のようなムニャムニャ発言が横行しているからといって、天下の朝日にはあり得ない、大チョンボなのだろう。安倍晋三の言動が、大チョンボの連続なのは納得だが、この朝日新聞の見出しも、安倍晋三のメチャクチャを真似たのだろうか。時の政府の出鱈目を真似れば、理に適っているが、少々酷過ぎやしないかね。
そうそう、安倍晋三様のタカ派の“正体見たり枯れ尾花”の話だった。ただ、朝日のあまりの見出しに、のっけから脱線してしまった。以下は、苦渋の説明に終始する、菅と云う官房長官の会見での発言だ。
≪ 村山談話すべて踏襲…菅長官、首相答弁を修正?
菅官房長官は10日の記者会見で、「過去の植民地支配と侵略」を謝罪した1995年の村山首相談話について、「歴代内閣と同じように全体を引き継ぐと申し上げている」と述べた。 村山談話を巡っては、安倍首相が4月22日の参院予算委員会で「安倍内閣として、そのまま継承しているわけではない」と答弁したことが海外で波紋を呼んでおり、事態沈静化のため、答弁を事実上修正したとみられる。
これに関連し、自民党の石破幹事長は10日のTBS番組の収録で、「首相自身は、戦前の肯定や美化は夢にも思っていない。実際にそう思われているならば、(誤解を)解く責任は我々にある」と述べ、政府・与党が真意を説明する必要があるとの認識を示した。公明党の山口代表も名古屋市内での講演で、 「村山談話は政府の公式見解で、(首相は)自分もそう思うと国会で言っている。真意はきちんと説明する必要がある」と語った。≫(読売新聞)
嘘八百も程々にして貰いたいものだ。「首相自身は、戦前の肯定や美化は夢にも思っていない。実際にそう思われているならば、(誤解を)解く責任は我々にある」じゃなくて、安倍は村山談話に関して「安倍内閣として、そのまま継承しているわけではない」と答弁したのは間違いない事実。米国議会の調査局が安倍は国粋主義者で帝国主義日本の侵略やアジアの犠牲を否定する歴史修正主義に傾倒している。安倍首相の歴史認識は米国の国益を害する恐れがある、と指摘した問題で、菅は9日にこの問題について、「誤解に基づくものだろう」「レッテル貼りではないか」と取り繕ったばかりではないか、また修正とは片腹痛い(笑)。
何という情けなさだ。真正右翼なら、国粋主義者として初心を貫徹したらよかろうものを、もうグタグタで外交上はノックダウンだ。こんなヘタレ、似非右翼に国家の舵取りなどさせておいたら、穴の毛を抜かれても、未だ毛は残っています、と何を差し出すか判ったものではない。本当の話、このような醜態は、あの最悪の菅政権、野田政権でも見なかった、ドタバタである。日本の外交が恥辱に塗れた、と言っても過言ではない。慎太郎の玉砕も似たように米国依存の国粋主義、なんとも奇妙な按配だ。
昨日も書いたが、≪狂牛病リスク牛も輸入緩和、原発技術は日本が引き受けます、辺野古の海は必ず埋めてみせます、農業を犠牲にしてもTPP受け入れます、集団的自衛権行使喜んで行います。等などと、米つきバッタの隷属態度で恭順の意を示したのだが、オバマは白い歯をむき出しにして、歓ぶ態度は皆無だった。≫安倍にしてみれば、マスメディアの報道のように訪米は大成功に推移した、と何処かで勘違いしたのだろう。官邸に、安倍を陥れる姦計の存在さえ感じるほどだ。実のところ、筆者は、安倍晋三はヘタレでも似非右翼でもなく、只の馬鹿だと思っているのだが、その方が好意的解釈だとさえ思えるのだ。ついには、参議院選の争点は生活と経済だ等と寝言を言いはじめた。
≪ 改憲「最初は慎重に」=参院選争点は生活・経済−安倍首相
安倍晋三首相は10日夕、フジテレビの番組に出演し、 憲法改正手続きを定めた96条の改正について「3分の2(以上)の賛成の議員を集めても国民投票で過半数を取らないと意味がない。最初の改正は慎重にやっていかなければならない」と述べ、国民の理解を得ながら丁寧に進める考えを強調した。
公明党が96条の先行改正に慎重なことに関しても「信頼関係を保つためにも丁寧に説明しながら議論したい」として、重ねて配慮を示した。
首相は夏の参院選の争点について、「生活、景気、経済」を挙げ、 経済再生に重点を置いてきたこれまでの方針を堅持する意向を表明した。
一方、ロシアとの平和条約締結交渉に関し、6月の主要国首脳会議(サ ミット)や10月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会合などの機会を利用してプーチン大統領と会談し、前進を図りたいとの意向を示した。≫(時事通信)
多分、これで「96条改憲」の話は消えたようだ。筆者が何度も言っているように、大戦後の戦勝連合国が容認した日本国憲法を改正するには、米国の凋落が確定するまで不可なのである。瑣末な問題で、米国に恭順の意を示したからと言って、「敵国条項」と云う重しは、憲法並に重要なファクターである。威勢の良い事を言った挙句に、尻尾を巻くのなら、初めから口にするものではない。鳩山の場合、方向は逆向きだっが、似たような目に遭っている。アメリカと対峙する問題は、沈思黙考を旨とし、問題の次元を吟味し、何食わぬ顔で実力をジワジワ身につける以外ないのだ。
まぁこれで改憲論議はご破算になった。おそらく、安倍晋三の命運はほどなく消える予感さえある。ここまで、徹底してこき下ろされた日本の内閣総理大臣は存在しない。裏の暴力装置、司法の暴力装置にやられた首相や政治家はいるが、これ程公式に卑下された内閣総理大臣は憲政史上初である。さぁ、自民党はどのような動きをするのだろう。このまま、安倍晋三をリーダーとして政権を動かすことは、相当の危険と隣り合わせになった。どんなに、安倍や菅が、言辞を弄して取り繕うと、米国からのアンチテーゼを払拭することは不可能になった。自民党の領袖のお手並み拝見と、高みの見物をさせて貰うとしよう(笑)。
お調子に乗って、ズッコケルとは、まさにこの様な事を指して言う。アメリカなんて怖くはない!と言い張る政治家も悪くはない。しかし、アメリカに愛されると思っていたら、目一杯嫌われてしまったお妾さんの運命は如何なるのだろう。幾ら軌道修正しても、安倍晋三に捺された烙印は、流人の刺青同様に消えることはない。まだ、米国に逆らえないのであれば、すごすごと総辞職するのが身の為である。そういう面では、衆参W選は意味深な言葉である。元気を必死に演出するのも疲れたであろう。ゆっくり静養した方が良い。命あっての物種だよ、安倍晋三様。そうそう、新大久保の“ヘイト・スピーチ”の在特会が姿を消すかどうかも要観察だ。ヤラセの指揮指導の存在の有り無しが判明する。 ウルトラ右翼たちの盛り上がり、噴き上がりを、どのように鎮めることが可能なのか、見ものである。
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