http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/503.html
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【敢えて文脈を無視し、結論部分から「NY・Times記事5/10」の要点を箇条で再録。安倍政権は「世界一強靭な原発輸出セールスに成功した!」と胸を張り、「歴史の改竄とセットの憲法96条改正、およ
び日本版NSC(国家安全保障会議創設)の強行で国民主権の制限体制の確立を急ぐ」が、完璧に順序が逆である。今、<目前にある日本空前の危機>を何故無視するのか!?また、日本のメディアはナゼNY・Timesのように客観的事実の報道が出来ないのか!?】二次情報源=岩田 清氏のFB投稿、http://urx.nu/40Qp 一次情報源=NYT記事:原発の汚染水こそ目下の危機 Flow of Tainted Water Is Latest Crisis at Japan Nuclear Plant Friday, May 10, 2013(Peace Philosophy Centre, based in Vancouver)http://urx.nu/40Qq
<注記>『NY・Times記事5/10が指摘する、日本のみならず全世界にとっての此の目前の超危機への対処を一切無視して、“ノーンビリと国家安全保障会議創設に関する有識者会議であいさつする安倍首相(右から2人目)=9日、首相官邸で”』の添付画像は、http://urx.nu/40Qu より転載。
【結論】
◆9日に開いた日本版NSC(100人規模の事務局を想定)よりも、<たった9人の監査官で3千人以上もいる福島の作業者を監督するフクシマの放射能汚染水危機(NY・Times記事5/10の指摘)という『日本と世界の超リスク放置状態』>なる無責任・無政府状態打開へ向けての緊急対応を最優先すべきではないか?
◆それが出来ずに、実は安倍自民党には<世界一強靭な原発輸出セールスなどの詐欺政治に明け暮れる能力しかない>というなら、即刻総退陣して、<緊急フクシマ危機対応臨時政府>を超党派で組閣する段取りを採るべきではないか?!
・・・以上の二点は、只の親父の補足・・・
◆「これを海に捨てる前に国民の承認が必要だということに、なぜ東電は気付かないのだろうか」と、東京大学の政策専門家である諸葛宗男は語った。彼は事故処理を行う専門の会社を設立することを呼びかけた。「この全てが、東電が陥っている問題の深さを、まさに証明している。」
◆東電は、増加する地下水の問題への対処を誤ったという批判に耳を貸さず、安全に流入を食い止める唯一の方法は、損傷した原子炉建屋の亀裂を塞ぐことだと主張している。
◆このためには、強い放射能に汚染された建屋に立ち入り、深さ1メートル以上の猛毒の水に浸かって作業する必要があるので、亀裂を塞ぐことができる会社は世界中どこにも無いと、東電は主張する。
◆2011年に東電が放射能汚染水を太平洋に投棄したとき、東電がこれを公表しなかったことも影を落としているが、トリチウム汚染水を海に廃棄する計画に対する大衆の抗議の激しさに、安倍晋三首相は先月、「安全ではない放出はしない」と語って、この問題に自ら介入せざるを得なかった。
【フクシマ第一原発事故現場、汚染水危機の現況】
●メルトダウンから2年がたっても、惨事の火蓋を切ったのと同様の大きな地震と津波に対して、この現場は脆弱なままだということだ。
●長年にわたり原子力を推進してきた田中俊一氏が、貯水槽からの漏洩を公表した後で、「事故の再発を防げない恐れがある」と記者に語ったことを見ても、この状況は憂慮すべきものだと言える。
●メルトダウン前に発電所を操業していた会社に事故処理を任せることによって、日本の指導者は、関係者だけが支配する事故前の既成事実へと逆戻りする道を開いてしまった。
●チェルノブイリ以後最悪の原子力災害の事故処理が、非常に複雑な作業であることを認める多くの科学者でさえ、この汚染水危機は、東電が一貫した方針もないまま次から次へと発生する問題に当てもなく対処していることが、またしても露呈しただけではないかと恐れている。
●不安材料は東電だけにとどまらない。事故前のどの監督官庁よりも厳しく日本の原子力産業を監視している原子力規制委員会は今、たった9人の監査官で3千人以上もいる福島の作業者を監督している。
●不安材料は東電だけにとどまらない。事故前のどの監督官庁よりも厳しく日本の原子力産業を監視している原子力規制委員会は今、たった9人の監査官で3千人以上もいる福島の作業者を監督している。
●外部の専門家なら汚染水の問題を予測したかもしれないが、事故処理の専門知識が豊富な専門家や企業を招き入れる要請を東電と政府は門前払いし、馴れ合いの原子力産業だけで原発を支配する方を取った。
●水が原子炉やタービン建屋に侵入するのを防ぐため地下20メートルに達するコンクリートの遮水壁を建設する提案も東電は拒否し、経産省はこの問題で圧力をかけることはなかった。そのかわり東電は、プラスチックシートと粘土で防水した地下貯水槽を大急ぎで建設するなど、その場しのぎの計画修正を行い、結局は水漏れを起こしてしまった。
●トリチウムは比較的弱い放射性同位体で、これを水から除去することはできない。トリチウムは人体に取り込むと有害で、通常運転中の原発から定常的に環境へ放出されているが、福島の汚染水には健全な原発が平均的に放出する量の約100倍のトリチウムが含まれていることを、東電さえも認めている。
●「我々は燃料棒と溶融した炉心のことに気を取られ、汚染水の問題を軽視していた」と、東電の当初の事故処理計画の策定に関与した政府機関である、日本原子力委員会の委員長代理、鈴木達治郎は語った。「原子力産業の外部の人間なら汚染水問題を予見できたかもしれない。
【トンチンカンで、<危機対応の順序を無視する安倍政権の強靭原発ならぬ狂人ぶり>の直近事例】←それより、この「NY・Times記事5/10」が指摘する、日本のみならず全世界にとっての此の目前の超危機への対処(世界を含めた内外の知見の結集対策!!)こそ急ぐべきではないか!!
■日本版NSC 首相、3閣僚で安保会議 政府原案、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2013051002000142.html
・・・政府は九日、首相官邸の外交・安全保障の司令塔機能を強化する「国家安全保障会議」(日本版NSC)設置に向けた有識者会議を官邸で開いた。首相と外相、防衛相、官房長官の四人による会議を創設し、百人規模の事務局を常設するなどとした原案を事務局が提示し、了承された。
(関連情報)
原発輸出、責任が問われないビジネスほどおいしい話はない/グリーンピース 稿日 - 2013-05-10 17:45
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=377025922414703&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
・・・
日本国民は『日本政府保証付き(実は、万が一にも輸出原発が事故れば全ての日本国民が自らの税金で其の損害賠償を無限責任で負担することになる)国策原発輸出』のトップセールスで、安倍政権と日本原子村によって完膚なきまで徹底的に小バカにされている!/現在、日本の原発産業界は福島原発事故への対応経験を「新たな強み」と強調して「世界で最も強靭な原発」の売り込み戦略を実行している、ルモンド紙(5月7日)】、
■「帰って来たニッポンの原子力」フクシマ後も原発輸出を推進し続ける日本政府/ルモンド紙(5月7日)ふらんすねこ
http://www.facebook.com/tadano.oyaji.7#!/photo.php?fbid=377018905748738&set=a.110630322387599.11985.100003218947947&type=1
・・・
そもそも福島第一原発の過酷事故は「地震とは関係ない」と言い切れるのか?/そもそも総研 2013年5月9日 放送 http://www.at-douga.com/?p=7774
<注記>これはフクシマの目前の危機を取り上げ続ける稀少な日本メディアの事例だが、安倍自民党(政府筋)および日本原子村等からの<理不尽で愚かな圧力>で、此の番組も、いずれは消滅する可能性があると思われる。
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