http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/447.html
Tweet |
菅直人氏への不当な誹謗中傷を行う者どもがいるが、脱原発を阻止しようとする原子力村の工作員なのか? どうなのか?
私としては理解に苦しむのである。
菅直人氏の真摯な思いが込められているブログ記事を紹介しておく。
理解を新たにし、これまでの不当な誹謗中傷を反省してもらいたい。
http://ameblo.jp/n-kan-blog/
原発より風力が経済的にも有利
原発に対する国民世論は、昨年から本質的には変わっていない。しかし、安倍政権や一部の企業は原発の再稼働や原発輸出が日本経済にプラスになると考えているようだが、それは間違いだ。原発は再稼働すれば必然的に使用済み核燃料が発生。その安全な処理は本質的に不可能なだけでなく、長期間隔離するためには膨大な費用が必要となる。
日本自身が安全といいきれない原発を輸出するのは倫理的に許されない。万一輸出した原発で重大事故が起これば、その企業は致命的な打撃を受ける。三菱重工は風力発電でも世界のトップ水準の技術を持っている。長期的に考えればリスクの高い原発でなく、風力など自然エネルギーの分野の輸出に力を入れるべき。
原発輸出は富国無徳
原発輸出は「富国無徳」と、今日の毎日新聞・風知草で山田孝男氏が書いている。日本の原発の安全性について議論中で、再稼働や新設について結論が出ていないのに、安倍総理は「安全」と称して外国に輸出する。儲かれば安全性など後回しでいいと考えているとしたらまさに「富国無徳」の総理だ。
私も3・11福島原発事故までは日本の原発はどの国の原発よりも安全性が高いと信じていた。まさに私自身「安全神話」に染まっていた。そして3・11前には総理として、ベトナムやトルコの首脳に原発を導入するのなら日本製の原発をと勧めるトップセールスを展開していた。
しかし福島原発で、起きることを全く想定していなかった全電源喪失が起き、メルトダウンだけでなく、溶けた核燃料が分厚い鋼鉄製の圧力容器を溶かして突き抜けるメルトスルーを引き起こし、格納容器の底に落ちるという世界で初めての重大事故が発生した。今も福島原発一号機、二号機、三号機は格納容器の底に極めて高線量の核燃料がたまった状態にある。使用中であった核燃料が保管されている四号機の使用済み燃料プールを含めて、今でも長期に停電し、冷却できなくなると再びメルトダウンが起きる状態だ。事故は終わっていない。
私は3・11原発事故に直面して原発に対する考え方を根本的に変えた。東京を含む広範囲の東日本から、5千万人の人々が避難しなければならないぎりぎりの事故を経験して、考え方を変えるのは当然だと思う。
確かに事故は民主党の菅政権下に起きた。大きな責任が私にあることは痛感している。と同時に、我が国の原発政策は長く自民党政権下で推進され、福島原発をはじめわが国の54基の原発はすべて自民党政権下に建設されたことも紛れのない事実。自民党にも安全神話に乗って十分な安全性を確保することなく、原発を建設し、今回の事故が起きたことを深刻に反省してほしい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK147掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。