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2013-05-08 陽光堂主人の読書日記
米韓首脳会談では両国の緊密な関係がアピールされましたが、北朝鮮問題でオバマが日米韓3カ国の結束を強調したにもかかわらず、朴槿恵は米韓の連携だけに言及し、物議を醸しました。「日本は歴史を正しく認識していない」という例の理由によるものです。
「産経ニュース」は、本日付でこう報じています。
(http://sankei.jp.msn.com/world/news/130508/amr13050808070002-n1.htm)
【米韓首脳会談】対日配慮で温度差 朴氏は連携国に加えず「正しい歴史認識」要求
オバマ米大統領は7日、韓国の朴槿恵大統領との共同記者会見で、北朝鮮の核・ミサイル問題解決のため米韓に日本を加えた3カ国の結束の重要性を強調した。しかし朴氏は日本に言及せず、歴史や領土問題を背景とした日韓関係の冷え込みをうかがわせた。
冒頭発言でオバマ氏は「韓国や日本と緊密な連携を続けていく」と宣言したが、朴氏は北朝鮮が正しい方向に向かうよう「韓国と米国が連帯して取り組む」と述べるにとどまった。
また中国やロシアの役割を問う韓国メディアの質問に朴氏は中ロへの期待感を表明。一方オバマ氏は、朴氏の発言を補うように「6カ国協議の参加国である中国、ロシア、日本」が足並みをそろえることが必要だと訴え、日本への配慮をにじませた。
会談に同席した韓国の尹炳世外相は朴大統領が「北東アジアの平和のためには日本が正しい歴史認識を持たねばならない」とオバマ氏に話したと記者団に明らかにした。(共同)
朴槿恵が日米韓3国の亀裂を明確にしたわけで、北朝鮮は喜んでいることでしょう。記者会見はパフォーマンスの場ですから、好き嫌いとは別に政治的判断が最優先されなければなりません。
朴槿恵の父親の朴正熙は帝国陸軍の軍人だったので、それだけ反日をアピールする必要があるのですが、外交・防衛よりも国内対策を優先したわけで、大統領としての資質が欠けていると言わざるを得ません。
板垣英憲氏によると、今回の米韓首脳会談の狙いは朝鮮半島防衛のために日本から金を出させることにあったそうですが、仮にそうだとすると、朴槿恵が暴走したことでその目論見は失敗したと見てよいでしょう。公然と侮辱を受けたのに日本政府が金を出したら、国民から苦情が殺到します。
米国で日本を批判して反省を強要したら日本人も屈するだろうと韓国は考えたのでしょうが、とんだ浅知恵です。せっかくオバマが日韓の関係改善を図って金を出させようとしたのに、それをぶち壊してしまいました。米国の不興を買えば、朴政権の基盤も揺らぐことになります。
韓国人は(中国人もそうですが)、直ぐに「正しい歴史認識」と言いますが、「正しい歴史認識」は政治的意図を持った言葉で、自国の歴史観を押し付けて事を有利に運ぶのが目的です。視点は常に今にあります。
日本人の多くは純粋な歴史問題と思っていますが、中韓の為政者たちはそんなことには関心がありません。実際に何があったかに関係なく、上下関係を作るのが目的なのです。
日本が彼らの「歴史認識」を受け入れたら、日本は懺悔を迫られて不利な立場に追い込まれます。中韓としては、そうなれば日本人から金品を巻き上げることができます。簡単な話なのです。
もちろん、中韓の一般国民は別で、純粋に歴史問題として扱っている人もいますが、遺憾なことに歴史教育が偏向していますから、こちらから見ると彼らの歴史認識も正しいとは言えません。
こう言うと在日の人たちから苦情が殺到しますが、歴史はどの方向から見るかによって変わってきます。「これが唯一正しい歴史認識」などというものはありません。あったとしたら、背後に政治的な意図が込められています。
純粋な歴史問題なら、安倍が言う通り、学者の議論に任せるしかありません。一般の人たちが言い合っても感情的対立を深くするだけですから、棚上げするした方が得策です。東アジアの為政者たちは歴史問題を政治的に利用しますから、各国民はそれに乗せられないようにしなければなりません。
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