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2013/5/7 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
舞い上がりハシャいでいるこれほど軽く嫌味な総理大臣はこれまで見たことがない
いったい誰のための「国民栄誉賞」だったのか。この男は、誰が主役なのか勘違いしているのではないか。
長嶋茂雄(77)と松井秀喜(38)への国民栄誉賞授与式での、安倍首相(58)のハシャギぶりに顔をしかめた国民も多かったはずだ。これまで授与式は、たいてい首相官邸で行われてきた。首相がノコノコと出掛けていくのは前代未聞のことだ。
まあ、授与式を「東京ドーム」でやったことは、よしとしよう。呆れたのは、授与式とはまったく関係ないのに、始球式のアンパイアまでシャシャリ出てやったことだ。なぜ、審判をやる必要があったのか。
あの場には、王貞治ソフトバンク会長(72)もいた。普通の神経なら「審判は王さんにやってもらいましょう」と譲るのが当たり前だ。野球ファンだって、ピッチャー松井、バッター長嶋、キャッチャー原、アンパイア王なら、どれほど喜んだことか。王会長にキャッチャーをやってもらってもよかった。長嶋、松井の2人だって安倍首相よりも王会長と始球式をやりたかったのではないか。
なのに、安倍首相は、主役の2人よりも浮かれていたのだから、見ている方が恥ずかしくなるというものだ。
「国民栄誉賞は、政治利用がミエミエでした。憲法96条の改憲を狙う首相が背番号96のユニホームを着たことについて〈改憲のアピールになった?〉と記者団から聞かれ、〈運命とはこういうものだから。ハハハハ〉と高笑いしていた。首相はどうかしていますよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
◆危ない原発を得意顔でセールスする異常
なぜ、こんな薄っぺらで軽い、中身のない男が一国のトップをやっているのか。本来、国のリーダーは、歴史を学び、世界を知り、思慮深く、謙虚な人物が就くべきものだ。なのに、安倍首相には、謙虚さや思慮深さのカケラもない。
目を疑ったのは、国民栄誉賞授与式でのハシャギぶりだけじゃない。心ある国民は、連休中、安倍首相が中東に行って「原発」をセールスする姿に、言葉を失ったに違いない。
ちょっと考えれば、日本の首相が外国に原発を売り込むことが、いかに非常識なことか分かるはずだ。3・11から2年以上たつのに、日本は原発事故を収束できていない。いまだに放射性物質が漏れつづけている。福島県民16万人は故郷に帰れないままだ。
3・11で分かったことは、安全な「原発」など存在しないこと。事故を起こしたら国土を失うことだ。この先、日本国内に新たに原発をつくることはムリだろう。なのに、安倍首相は、ニコニコしながらトルコやUAEに危ない原発を売り込んでいるのだから、正気じゃない。トルコは日本と並ぶ地震国なのにどういうつもりなのか。
「トルコは親日国です。普通の神経を持っているなら、日本の体験を伝え『地震国のトルコは原発は持たない方がいい』『一緒に自然エネルギーの研究をしましょう』とアドバイスするのが当たり前です。なのに〈事故を経験して安全技術が高まった〉などとテキトーなことを口にしている。まるで“死の商人”です。恐らく、原発について深い考えもなく、原発メーカーに言われるままにセールスしたのだと思う。福島県民の苦しみも頭にないのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)
日本はとんでもない愚かな男を首相にしてしまったのではないか。
◆強いモノにペコペコ、弱いモノに威張る品性
しかも、安倍首相は、アメリカにはペコペコと頭を下げるくせに、アジアや中東諸国にはエラソーな態度を取っているのだから、どうしようもない。日本人として恥ずかしい。
訪問先のサウジアラビアでは、日本の医療技術の高さを自慢し、「日本にできたことが、皆さんにできないはずはありません。お手伝いしましょう」と、日本の技術を与えてやると言わんばかりの、上から目線で語っていた。
総理就任後、真っ先にアメリカに飛んでいき、オバマ大統領に対して「TPPに参加します」「普天間問題も解決します」とヘイコラした時とは正反対である。
中国や韓国に対しても、相変わらず、居丈高な態度を取りつづけている。
閣僚たちが靖国参拝したことを中国と韓国がちょっと批判すると、「どんな脅しにも屈しない」とムキになって反論する始末だ。
「靖国神社に大臣が次々に参拝したら、中国や韓国が抗議するのは当たり前です。靖国神社には、アジア諸国に対して行った戦争を指導したA級戦犯が祭られている。その神社を閣僚が次々に参拝すれば、過去の戦争を正当化し、賛美していると捉えられておかしくない。中国や韓国は、そう受け取りますよ。なのに、首相は〈脅しに屈しない〉と声高に叫んでいる。なぜ、火に油を注ぐのか」(立正大教授・金子勝氏=憲法)
さすがに、首相の言動に対しては、アメリカのメディアも「安倍首相は歴史を直視していない」と強く批判している。
◆5年前からまったく成長していない
こんなバカな男は、即刻、クビにしないとダメだ。これ以上、首相をやらせたら世界中に恥をさらし、日本が笑いものになるだけである。
人間、一度失敗すれば、少しはモノを深く考え、謙虚になるものだ。ところが、出戻りの安倍首相は、過去の失敗から何も学んでいない。首相を辞めた後、ノートに「あいつを大臣にしたのは間違いだった」などと、愚痴を書き連ねていたというのだから、話にならない。自分を見つめないのだから、成長するはずがない。
「5年前、無責任に総理大臣のイスを放り投げた時と、安倍首相の本質は変わっていないと思う。たまたまアベノミクスが成功しているから、5年前とは違うように映っているだけです。アベノミクスだって、無理に無理を重ねた政策だから、いつ崩壊するか分からない。心配なのは、安倍首相には、実体験に根ざした具体的な政策や哲学がないことです。あるのは“闘う政治家”だとか“美しい国”といった抽象的なスローガンか、A級戦犯の祖父・岸信介から影響を受けた国家主義の思想です。いずれにしろ、頭のなかでイメージしただけのシロモノ。こういう政治家が一番危ない。しかも、著名な憲法学者の名前を知らなかったように、改憲を訴えながら、憲法の勉強もしていない。このまま首相をつづけさせたら、日本をとんでもない国にしかねませんよ」(本澤二郎氏=前出)
デフレ不況に苦しみ、3・11に直撃された日本は、ただでさえ衰退するかどうかの瀬戸際に立たされている。かつてA級戦犯が日本を滅ぼしたように、バカな指導者によって国は簡単に破滅してしまう。国民は本当に安倍政権を支持していいのか、もう一度、よく考えるべきだ。
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