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安倍首相がオバマ大統領に任期中での「日朝国交正常化」を約束しているから仕方ないということなのだろうが、長期にわたって多くの日本人が解決を悲願としてきた「拉致問題」への踏み込んだ発言を米国の地で行う安倍内閣の心性を疑う。
「拉致問題」は、北朝鮮側が、解決済みと突っぱねたり、日本政府の対応で再調査をキャンセルしたりという経緯であり、日本側が主体的に何かをできる条件ではないはずである。
そして、日本政府は、「拉致問題」対応に関する北朝鮮の非を唱え、米国政権に対しても、「拉致問題」を棚上げにしたかたちで交渉を進めないよう懇願してきた。
ところが、古屋拉致問題担当相は、「入り口で日本が日朝間のとげを自らの手で抜く可能性を模索したい」とか、「日本は主体的に行動すべきであり、米国も完全に理解している」と“わけのわからない”奇妙な説明している。
日朝交渉の経緯を考えれば、「日本が日朝間のとげを自らの手で抜く可能性」とか、「「日本は主体的に行動すべき」という表現は、日本政府は、北朝鮮に“譲歩”してでも日朝国交正常化交渉を前進させると宣言しているに等しいものである。
戦後日本が最後まで積み残して北朝鮮との国交正常化は早急に成し遂げるべきだと思っているが、米国の思惑に従ってそれが進められていけば大いなる禍根を残すことになるだろう。
※ 関連投稿
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古屋拉致問題相、日朝協議の早期再開に意欲 「主体的に行動」
【ワシントン=中山真】訪米中の古屋圭司拉致問題担当相は2日、ワシントン市内で講演し、2012年12月の北朝鮮のミサイル発射で中断している日朝政府間交渉の早期再開に意欲を示した。「(核・ミサイル問題を巡る取り組みの)入り口で日本が日朝間のとげを自らの手で抜く可能性を模索したい」と述べた。
米国は北朝鮮が非核化の意思を示さない限り、対話に応じない姿勢を示しているが、古屋氏は「日本は主体的に行動すべきであり、米国も完全に理解している」と説明。拉致問題を先行的に日朝間で協議できるとの見方を示した。
さらに、中国が北朝鮮に厳しい姿勢を示していることなどで「拉致問題解決の機運は高まっている」との見方も示した。
[日経新聞5月4日朝刊P.2]
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