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自民、維新、みんなは96条改正で一致
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/130503/plc13050319200013-n1.htm
2013.5.3 19:19 産経新聞
憲法記念日の3日、与野党はNHKの討論番組で、安倍晋三首相が意欲を示す憲法改正の発議要件を緩和するための96条の先行改正について、自民党、日本維新の会、みんなの党などは賛同し、推進する立場を表明した。逆に、民主党は96条改正反対で意見集約する方針を示した。
自民党の中谷元憲法改正推進本部事務局長は、発議要件を衆参の「3分の2」の賛成が必要と定めた96条の規定について「2分の1に緩和することに賛同してくれる政党もあるので、まずはそこ(96条)から実現をはかりたい」と述べた。
維新の浅田均政調会長は「要件を緩和し、国民投票で国民の意見を聞きやすくすべきだ」と応じ、みんなの江口克彦最高顧問も「96条の高い壁で国民と憲法を遮断すべきではない」と同調した。新党改革の舛添要一代表も「大変結構だ」と賛意を示した。
これに対し、自民党と連立を組む公明党の北側一雄憲法調査会長は「硬性憲法の性格は維持すべきだ。先に96条改正をするというのはどうか」と述べ、先行改正に慎重な考えを重ねて示した。
民主党の前川清成憲法調査会事務局長は「多数決で憲法を変えてはならない。その方向でまとめることができる」と述べた。
共産、生活、社民、みどりの各党も「9条改正のためにハードルを低くしようとする話だ」(共産党の笠井亮憲法部会長)などと反対を表明した。
◇
憲法改正論議 96条巡り各党議論
動画http://www3.nhk.or.jp/news/html/20130503/t10014349911000.html
5月3日 12時12分 NHK
NHKの憲法記念日特集で、国会が憲法改正を発議する要件を定めた憲法96条について、自民党や日本維新の会などが、改正して要件を緩和すべきだという考えを示したのに対し、民主党は、反対の方向で党内の意見をまとめる考えを示しました。
一方、連立与党の公明党は、具体的な改正の中身と合わせて議論すべきだとして、慎重な姿勢を示しました。
この中で、▽自民党の中谷憲法改正推進本部事務局長は、憲法96条で、国会が憲法改正を発議するためには、衆参両院それぞれで、すべての議員の「3分の2以上の賛成」が必要と定めていることについて、「各種の世論調査ではおよそ6割の人が憲法改正の必要があると答えているが、国会から改正のチャンスが与えられていないということで国民も疑問を呈している。96条の改正要件を2分の1にすることに賛同する政党が出てきたので、そこから実現して、自民党の憲法改正案の実現を図りたい。国民にチャンスを与えることが主権国家として国民本位の憲法制定につながるのではないか」と述べました。
▽民主党の前川憲法調査会事務局長は「2005年の党の憲法提言で、96条の改正は必要ないという結論に至っている。多数決で何でも決めていいわけではない。憲法は、平和主義や基本的人権の尊重など、王様でも総理大臣でも奪ってはならないことを定めており、法律の改正より厳しい要件を課すのは世界の常識だ。もう一度、党内で議論して最終的な結論を出すが、96条改正には反対の方向で確定できると思う」と述べました。
▽日本維新の会の浅田政務調査会長は「国民の声を聞き、国民投票をしやすくするためにも96条は変えるべきで、憲法改正を容易にするために96条を変えるわけではない。参議院で法案が否決された場合などに衆議院での再可決に3分の2以上の賛成を必要とする59条の改正などとセットで、96条を改正していきたい」と述べました。
▽公明党の北側憲法調査会長は「『3分の2』に必ずしもこだわらないが、『過半数』による発議は一般の法律と同じなので、どうなのかと思う。また、96条の改正を先にやろうというのはどうかなと思う。96条はしょせん、手続き論であり、中身と一緒に議論すべきだ」と述べました。
▽みんなの党の江口最高顧問は「国会議員の3分の2が賛成しないと、国民が憲法をどうするかについて考えることもできないという96条は、国民を愚弄している。国民を信頼して、憲法について考えてもらうようにすべきであり、96条の高い壁で国民と憲法を遮断すべきではない」と述べました。
▽生活の党の畑総合政策会議副議長は「96条の改正には反対であり、維持すべきだ。過半数の賛成で憲法を改正できるならば、政権与党だけで発議が可能になり、統治権に対する制約としての憲法の意味がなくなってしまう。国民のコンセンサスを最大限とって憲法改正は行われるべきだ」と述べました。
▽共産党の笠井憲法部会長は「96条改定のねらいは、9条改定に向けてハードルを低くすることだ。96条は、時の権力の都合で勝手に憲法を変えられないようにしており、これを変えれば憲法が憲法でなくなってしまう。立場の違いを超えて、96条改定反対で力を合わせたい」と述べました。
▽社民党の照屋憲法改悪阻止闘争本部事務局長は「96条は単なる手続きの問題ではなく、それを変えてしまうと憲法の性質が破壊されてしまう。憲法の改正権は主権者である国民にあり、憲法に縛られている側の安倍総理大臣が96条改正を言い出すのは、改憲のための姑息(こそく)な手段だ」と述べました。
▽みどりの風の亀井幹事長は「民主主義はプロセスが大事だ。国民主権に基づき、国民が主導して憲法を改正すべきであり、政府主導はそもそもおかしい。96条改正が持ち出された背景として、自民党は9条を改正し、自衛隊を国防軍にしたいからであり、注意しなければならない」と述べました。
▽新党改革の舛添代表は「改正要件を『3分の2』から『2分の1』にするのは大変結構だが、これだけ突出してやるのが賢いかどうかは問題だ。『環境権や知る権利、犯罪被害者の権利などを早く実現するために3分の2から2分の1にしましょう』という形であれば通ると思う」と述べました。
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