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東京都議選(6月14日告示、23日投開票)は、告示まであと1カ月余りとなった。今年は12年ぶりに参院選と同じ年に行われるため、与野党は夏の参院選の前哨戦と位置付け、国政選挙並みの態勢で臨む。定数127議席(42選挙区)に対し、これまでに4年前の前回(221人)を上回る234人が立候補を予定、さらに増える見通しだ。
都議会の現有勢力は民主党43、自民党39、公明党23、共産党8、日本維新の会3、地域政党の生活者ネット2、みんなの党1など。
前回は過去最低に並ぶ38議席と惨敗した自民党は、国政での政権復帰と安倍内閣の高支持率を追い風に57人を擁立、50議席台を回復し第1党への返り咲きを目指す。党本部も「都議選の勝利なくして国政選挙に勝てることはない」(石破茂幹事長)と全面的に支援する方針だ。公明党も候補者23人の全員当選を目標に掲げ、自公両党で過半数獲得を狙う。
前回、54議席を獲得し躍進した民主党は、国政での野党転落と支持率低迷が影響。「歯を食いしばって頑張らなければならない」(海江田万里代表)と公認候補を絞り込み、前回より14人少ない44人を擁立したが、苦戦を強いられそうだ。
都議選初挑戦となる維新は35人の候補者を決定。20人が出馬するみんなの党と定数3以下の選挙区で候補者調整を行い、両党合わせて第1党獲得を目指す。ただ、維新は4月の兵庫県伊丹、宝塚両市長選で公認候補が敗れるなど、地盤である大阪以外の地域への支持拡大が課題となっている。
全選挙区に候補者を擁立する予定の共産党は、これまでに39人を決定済み。生活者ネットは現職ら5人を公認、みどりの風と議席復活を目指す社民党はともに1人を擁立している。
(2013/05/03-14:01)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013050300220
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