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(2013年5月1日06時04分 スポーツ報知)
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20130430-OHT1T00152.htm
5月5日に東京ドームで行われる長嶋茂雄・巨人終身名誉監督(77)と、球団OBでヤンキースなどでも活躍した松井秀喜氏(38)の国民栄誉賞授与式で、サプライズ企画が用意されていることが4月30日、分かった。広島戦前の始球式では松井氏が投げ、打席にはミスターが立つ。さらに原監督が捕手、安倍首相が球審を務めるという。
後にも先にも、これ以上の贅沢な始球式があるだろうか。5月5日、東京ドーム。長嶋さんと松井さんの国民栄誉賞授与式は、長く語り継がれるであろう伝説の「ビッグイベント」となる。
午後1時過ぎから開始されるセレモニー。まず最初の見せ場は、松井氏による引退あいさつ。師と仰ぐ長嶋さんの立ち会いの下、約20年のプロ野球生活を振り返りながら、感謝の意を述べる。
だが、これだけでは終わらない。サプライズとして用意されたのは、始球式だ。松井氏と長嶋氏に、原監督と安倍首相までもが加わった、空前絶後のゴージャス布陣となる。
マウンドに立つのはゴジラ。現役時、強肩で慣らしたフォームで真っ向から投げ込む。それを打席で迎え撃つのは、ミスターだ。やや前傾の“あの構え”が復活する。捕手には、現在の最強巨人を率いる原監督。この3人を包み込みように、安倍首相が球審としてジャッジを振るう。ファンにはたまらない光景が、東京Dの中心で躍動する。
かねてより巨人の桃井球団社長は「2人の師弟関係が象徴されるような形を考えたい。松井君が投げるのであれば、長嶋さんに(打席に)入っていただきたい」と話していた。G党が一番望む光景を模索し、最高の演出を実現させたといえる。
今回のセレモニーには王貞治氏(ソフトバンク会長)と衣笠祥雄氏(野球解説者)が、スペシャルゲストとして参加。過去に国民栄誉賞を受賞しており、王さんは長嶋氏に、衣笠氏は松井氏に花束を贈呈し、式典を盛り上げていく。
当日は、大混雑が予想されている。球団では午後1時過ぎからのセレモニー開始に向け、開場時間を午前10時30分に早めているが、改めて「当日は、0時30分から午後1時の間が最も混み合います。午後1時過ぎのセレモニー開始の着席に間に合うように、この時間帯を避けて、できるだけ早めのご来場をお願いします」と呼びかけた。
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