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2013年05月01日 天木直人のブログ
猪瀬直樹東京都知事の失言問題は、一夜明けて、どうやら私が予想していたよりもはるかに深刻な事態に発展して行きそうだ。結論から言えば猪瀬知事の辞職発表と東京都の立候補取り下げ、これしかない。もちろん猪瀬知事や東京都、そして日本政府はそうならないように必死で沈静化につとめるだろう。しかし、そうすればするほど辞任と撤回に追い込まれることになる。その後の報道によれば猪瀬知事の失言はあまりにも酷すぎる。イスラムを侮辱しただけでも大問題なのに、マドリードとイスタンブールは東京に比べ候補地として劣っていると「口撃」した。オリンピック精神を踏みにじっただけでも失格だ。おまけに親日国のトルコ批判までした。そのトルコは今回の安倍首相の「外遊」先だ。安倍首相のトルコ訪問はもちろん「外遊」だから友好親善だけの訪問だ。いいことばかりを並べて親善外交を日本国民にアピールするシナリオだった。その訪問を謝罪からはじめなければならなくなったのである。私は、猪瀬知事は帰国する前に海外で辞任発言をすべきだと思う。そしてそれは猪瀬知事にとっても最善の選択であるに違いない。東京都政にとって五輪誘致は最大の重要事に違いない。それを知事がぶち壊したのだ。もはや東京五輪が誘致が絶望的となったことは衆目の一致するところだ。そうであれば五輪誘致の選挙で負ける事が判明した後の9月には、必ず言及される。あの時の発言が致命的だったと。そうなることが明らかである以上引責辞任は早ければ早いほどいい。そして五輪誘致が絶望的であることが明らかな以上、候補国を取り下げ、マドリードとイスタンブールのフェアな競争を願うと宣言することこそが最善の謝罪となるのだ。それこそがダメージコントロールだ。今後数ヶ月、無意味な五輪招致活動をしなくて済む。東京五輪に反対する都民、国民は喜ぶ。猪瀬知事に反対する都民、国民は猪瀬知事の辞任を喜び、あらたな知事選を歓迎する。世界は日本の潔さを褒め称え、日本を許す。失言を補うに余りある評価が得られるかもしれない。人気取りに必死な安倍首相は猪瀬知事に辞任を迫るのだ。そうすれば安倍首相の人気も更に上がるだろう。猪瀬知事の辞任と五輪候補国の取り下げ、これこそが皆にとって最善の方策なのである(了)。
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