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「まさおっちの眼」http://blog.goo.ne.jp/masao19481/より転載。
世界は平和でなければならぬ。
宇宙からみればちっぽけな地球だ。
その中のさらにちっぽけな島国で、まるでガキのようにちっぽけなナショナリズムを振り回す安部首相を国民は許してはならない。
夏の参議院選で勝つまで封印しようと思っていた安部首相の右傾化思想は、アベノミクスで株価が上がり有頂天になったのか、早くも前面に出てきたようだ。
前の戦争はあきらかに日本の侵略である。
それを「見方の違い」と侵略であったことを否定し、沖縄屈辱の日を「主権回復の日」とし、「天皇陛下万歳」まで式典で行った。
国民主権の今、陛下は政府に言われれば式典に出席しなければならない。
沖縄のこともあって、陛下は本当は式典参加を辞退したかったろう。まして突然「天皇陛下万歳」とやられて、陛下は困惑しておられた。
そして150人に及ぶ国会議員の靖国への参拝、本当にバカかと言いたい。
戦争に駆り立てた者と行かざるを得なかった者を合祀している、いってみれば加害者と被害者を一緒に合祀した靖国に「英霊」などと言って参拝する気心が判らない。
犯罪というものは誰かが責任をとらねばならない。
A級戦犯は本当に先の戦争の主導者であったかどうかは別問題であり、判決が下った以上、サンフランシスコ条約を受け入れた以上、彼らは戦争犯罪者なのである。
日本はそれを真摯に受け入れなければならない。
そして、靖国神社から彼らと分祀し、先の戦争で死んでいった「英霊」の新たな慰霊の塔をつくるべきである。
戦争責任の明確化と反省、そして慰霊の塔とはまったく別問題としてきっちり処理しなければならない。そういったことをせず、韓国や中国の反発を招くのは当然である。
隣国は隣国、永遠に隣国である。
だから仲良くやっていくのが何よりも大切なことである。
何のための「村山談話」だったのか。
またぞろ否定して、「侵略はなかった」とナショナリズムを振り回して、何の意味があるのか。
右傾化に進む安部首相と150人もの国会議員たち。
夏の参議院選が終われば、自民は維新と組んで、さらに、憲法改正、集団自衛権、国防軍への昇格、徴兵制の導入へと突き進むだろう。
「欲しがりません勝までは」と戦中戦争を煽ったマスコミは、今もまったく同じである。
こうした右傾化への批判をまったく行わず、政府の官報と化し、国民を右傾化への洗脳にいそしんでいる。
それらに待ったをかける論人も野党もいないぐうたらさ。
日本が危ない。
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