http://www.asyura2.com/13/senkyo147/msg/102.html
Tweet |
http://blog.goo.ne.jp/itagaki-eiken/e/5ee3d1f58887c36bb96a82908a3241a2
2013年04月30日 板垣 英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」
◆参院山口補選で、自民党が大圧勝、民主党が大惨敗した。7月21日の次期参院選の結果を占う「前哨戦」と言われたけれど、民主党は完敗する可能性が大となった。これまで何回も苦言を呈してきたが、「魂の抜け殻」の民主党は、一刻も早く「解党」して、党内に抱える矛盾を解消して、改めて新党を立ち上げて出直すしかない。
その場合、「純化路線」を主張してはばからないメンバーは、別の党を結党して共産党と同様に小じんまり、細々と活動するのが最もふさわしい。「小異」にこだわりすぎるメンバーは、大政党をまとめて行くのは無理だ。
「純化路線派」とは、野田佳彦前首相、岡田克也前副総理、前原誠司前戦略担当相、玄葉光一郎前外相、長妻昭元厚労相、長島昭久前首相補佐官、鈴木寛参院議員らである。
◆何と言っても、いまの「民主党」という党名は改めなくてはならないだろう。「自由民主党」「社会民主党」「共産党」などは、政治哲学・理念、主義主張、政策などがはっきりしているけれど、ただの「民主党」では何を目指しているのか、訳が分からない。
これまでは、国民有権者は、はなはだ困るのである。民主党の創設者であり最大のスポンサーだった鳩山由紀夫元首相は、「友愛」を信念にしていたのに、「友愛民主党」という党名をつけなかった。ここに大きな誤りがあった。
小選挙区比例代表制の下で行なわれる初めての総選挙に当たり、とにかく生き残りをかけて「民主党」という「救急ボート」に乗り移って行った。
しかも、それまで持っていた主義主張をなぐり棄てて飛び乗った。下心では「鳩山由紀夫元首相の潤沢な資産と資金」をアテにしていたと思われた。
そして、「政権交代」という大目標の実現を目指して、「我」を押し殺していた。だが、一旦政権の座を取った瞬間から「我欲」をムキ出しにして「権力欲」の亡者となり、「利権」を奪い合うようになった。その時を境に民主党は崩壊し始めた。そのうえ菅直人元首相と野田佳彦前首相が「マニフェスト違反」(消費税増税)を犯して、国民有権者を裏切ってしまった。「民信なくば立たず」(国民同士の信頼関係がなくなれば社会は成り立たない)という孔子の言葉が、これほど大当たりしたことはない。
民主党が国民有権者の信用、信頼を取り戻すのは、極めて難しい。もう無理なのだ。深刻なのは、こればかりではない。民主党最大の支持母体である労働組合「連合」(古賀伸明会長、600万人)がひどい状況になっていることだ。安倍晋三首相が経団連の米倉弘昌会長ら財界首脳に「賃上げ」を要請して、労働組合の「お株」を取られてしまい。
「連合」が分裂気味になった。旧総評系、旧同盟系の労組を中心にして構成されてきた「連合」だったのに、元来、自民党より「右寄り」の旧同盟系が、民主党離れして、「自民党支持」を公然と口にしてはばからない幹部や幹部OBが増えているのだ。これは即、民主党の弱体化の原因になっている。つまり、民主党はガタガタなのだ。だからこそ、ここで「解党」して出直す必要がある。
国から支給されている政党助成金180億円をきれいさっぱり分配するか、国庫へ返納すべきである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK147掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。