http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/906.html
Tweet |
http://31634308.at.webry.info/201304/article_26.html
2013/04/29 15:26 かっちの言い分
山口県の参議院補選において自民党の勝利が予想されていたが、20時ジャストを持ってニュースが入り民主党が推した候補者がまたしても負けた。小沢氏が代表、幹事長を離れて、座敷牢に押し込められてから、菅代表、野田代表、海江田代表を通して、全て惨敗である。なにもやっても負ける状態である。
旧執行部系より小沢氏に近いとされる海江田氏代表も、旧執行部を気にしてか独自の路線を発揮出来ていない。逆にどっちつかずの中途半端な状態になっている。野田政権のとき民主党が完全に第二自民党になってしまったと思ったが、それより自民党に近い日本維新の会が正体を現し、民主党のお株を完全に奪ってしまった。何と言う皮肉か。
野党の第1党の立場に居て、生活の小沢氏から第1党なんだから野党共闘をまとめれと、ある意味エールを送られていたが見放された。生活は社民、みどりの風と共闘することになった。維新、みんなにもふられ今や一人ぼっちの状態である。
小沢氏がいない中、人材がいなく有効な戦略も建てられない状態である。自分達が政権を取らせてもらった公約を早々と捨てて、自民党に擦り寄って消費税増税法案を3党え合意して与党の一角に参画するつもりだったのだろうが、最近は消費税と社会保障一体改革の話は与党の中に全く聞こえてこない。憲法改正の話だけである。野田元首相もこんなはずで解散したのではないと思っているだろうが、それを見通すことが出来ないということは、とても世界を渡り合う能力もないということである。
反動ということは恐ろしいものである。民主党に期待して投票した有権者も民主党のあまりのだらしなさを見て、政権を取ったときの民主党的な考え、そのような主張をする政党自体が胡散臭く、とても政治を任せられないという風潮を作ってしまった。逆にその反動で安倍首相のようなタカ派の自民党的政治が心地よく響くようだ。
中国、韓国に対して安倍氏が靖国参拝批判の脅しに屈しないと言い、米国からもその言葉は言い過ぎと批判されている中、以下のニュースのように稲田行革相が靖国に参拝した。
稲田行革相が靖国参拝 安倍内閣で4人目
http://www.shinmai.co.jp/newspack3/?date=20130428&id=2013042801001893
まさに確信犯である。この微妙な時期に当然安倍首相、執行部に連絡してOKを貰って参拝しているからである。やりたい放題である。7月の参院選挙で流れとしては自公を合わせて過半数を取ることは確実視されている。衆議院では維新が憲法96条改正に賛成するので、これで衆参共に憲法改正の方向に動いていく流れになるように思われる。
多数決の原理から言うと、後で文句を言っても始まらない。国民が憲法9条の改正も含めて過半数の人が賛成すれば、それは国民の意志となり決まっていく。自民党が考えていることは見えているが、後で嘆いても仕方がない。ただ、民主党にかつて期待して投票した国民はどこに行ってしまったのだろうかと思うほどだ。もう諦めてしまったのか?今の野党は第二自民党的野党で、自公の国会でのチェック機能が全く果たせていない。自民党も野党の足元を見て完全にバカにしている。
ただ、ここで諦めてしまったのなら、日本の国がどこに連れて行かれるかわからない。少なくとも国会で正しいチェック機能が果たせるような野党を再構築するしかない。次期参議院選挙はそれが出来る野党に投票すべきである。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK146掲示板
![](http://www.asyura.us/img/asm.jpg)
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。