http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/902.html
Tweet |
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS28017_Y3A420C1PE8000/?dg=1
2013/4/29 2:05
第2次安倍内閣で初の国政選挙となった参院山口補欠選挙で自民党の新人候補が大差で勝利し、昨年の衆院選後の勢いを維持した。民主党は推薦した元閣僚が大差で敗れ、夏の参院選に向けて止まらない逆風への危機感を強めている。補選の敗北により民主党が第1会派を保ってきた参院の勢力は自民党と事実上並び、与党ペースの国会運営に拍車がかかる可能性もある。
■「政権への評価」
自民党は選挙戦で山口が地元の安倍晋三首相をはじめ幹部が続々と現地入りし「圧勝」を目指して総力戦を展開した。
首相は28日夜、自民党候補の当選を受け「国家的な課題への安倍政権の姿勢と4カ月の結果に評価を頂いた。さらに身を引き締めて力強く政権運営に当たりたい」との談話を発表した。石破茂幹事長は党本部で記者会見し「いろいろな政策、国会運営が容易になる面がある」と語った。6月の東京都議選や参院選への弾みとしたい考えだ。
補選の結果を受けて参院の自民党会派の議席は1増えて84となる。85議席の民主党はかろうじて第1会派を保つものの、離党届を出している室井邦彦参院議員が会派を離れれば議席数が並ぶ。
自民、公明両党は夏の参院選で、非改選議席を合わせた過半数獲得を目指す。自民党執行部は54議席の獲得で目標に達すると分析し、今回の勝利でハードルは53に下がった。政府・自民党では安倍内閣や党の高支持率を受けて「31の1人区で全勝」といった強気の観測すら出ている。
■争点作り出せず
「昨年の衆院選の影響が残存しているところがある。もっと投票率が上がるような争点を作り出さないといけない」。民主党の加藤敏幸選挙対策委員長は28日、大差での敗北に肩を落とした。首相のお膝元というハンディがあったものの、野党共闘などに多くの課題が浮かび上がった。
民主党は非自民勢力を結集するため、公認を見送って無所属の候補を推薦する形をとったが、日本維新の会やみんなの党との協力はうまくいかなかった。結局、海江田万里代表ら幹部が選挙区に連日入って、党が前面に出る戦いに切り替えた。
補選の結果は党の再起をかけた今後の参院選戦略に影を落とす。執行部は憲法の改正発議要件を定めた96条の改正に慎重姿勢を打ち出し、保守色の濃い安倍政権と対立軸を明確にしつつある。
補選では社民党やみどりの風と共闘して脱原発などを訴えたが、「幅広い支持層を取り切れたとは言えない」(党幹部)との声が漏れる。今後の公約作りにも少なからず影響を与える。
当面の主な政治日程
5月15日 13年度予算案が成立
6月1日 アフリカ開発会議(横浜、3日まで)
中旬 政府が成長戦略と来年度予算編成の基本方針(骨太の方針)を決定
14日 東京都議選が告示
17日 G8首脳会議(英国、18日まで)
23日 東京都議選の投開票
26日 今国会の会期末
7月4日 参院選が公示
21日 参院選の投開票
(注)参院選の日程は国会の会期延長がない場合
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK146掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。