裁判所はなぜ決断できないのか／インタビュー：木谷明氏（弁護士） gataro

裁判所はなぜ決断できないのか／インタビュー：木谷明氏（弁護士）
http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/856.html
投稿者 gataro 日時 2013 年 4 月 28 日 11:40:02: KbIx4LOvH6Ccw

http://www.videonews.com/interviews/001999/002751.php

　

原告の主張を大筋で認めながら、申し立てを棄却した「ふくしま集団疎開訴訟」や、捜査は適法としながら、原告への賠償を命じた「北海道おとり捜査裁判」など、ねじれた論理の判決が相次いでいる。その一方で、「水俣認定裁判」では、専門技術的裁量の求められる領域についても、裁判所が判断を示した画期的な判決が出ている。
　しかしながら、いまだ裁判所は多くの場合、検察や国、行政側の主張に沿った判断を下しがちである。たとえそれが一般常識に照らすと首をかしげたくなるようなものであっても、だ。
　裁判所は何に遠慮しているのか。現在、鹿児島・大崎事件の再審弁護団の一員である弁護士の木谷明氏は「裁判官には、検事は間違わないと信じているタイプか、疑いを抱いても結局は流されてしまう優柔不断なタイプが多い」と話す。そして何より無罪判決を下すには、誰もが納得する判決文を書ける能力と技術が必要で、相当の労力を要するため、個別の事件にそこまでコミットしようとする人材が少ないとも指摘する。木谷氏は、東電OL殺人事件裁判の当時、東京高裁裁判長として、無罪被告（一審）の勾留をあくまでも求める検察側の主張を退けたことで知られている。
　裁判官が無罪判決や国の責任を認めることを躊躇する理由や、その際に裁判官にかかる重圧、そして「再審の壁」などについて、ジャーナリストの神保哲生が聞いた。

（聞き手　神保哲生（ビデオニュース・ドットコム））

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プロフィール

木谷明きたにあきら
（弁護士）

1937年神奈川県生まれ。61年東京大学法学部卒業。63年判事補任官。東京地裁判事補、名古屋地裁判事、最高裁調査官、東京高裁判事部総括などを歴任。2000年退官後、霞ヶ関公証役場公証人、法政大学法科大学院教授を経て、12年より現職。著書に『事実認定の適正化』、『刑事事実認定の理想と現実』など。

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コメント
01. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 12:25:45 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A 現在の日本の司法は、憲法より付託された権限の解釈から大きく逸脱していると言わざるを得ない。 “法曹界”の内部からの自省の声は無いのだろうか～！？もう一回冷静に、日本国憲法を読み直してみなよー！！
02. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 16:15:34 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA 日本国憲法　第六章　司法　より抜粋。第七十六条　第３項　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝第七十八条　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行ふことはできない。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝第八十一条　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝重い・・・あまりにも重い“責務”だよね。なのにそれを担保するのが、裁判官の“良心”なんだてー！！笑えないけど、笑うしか無いよね。
03. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 16:55:15 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA 『裁判所』とは、邪推と妄想を掻き立てて、客観的であるべき“証拠”を恣意的に選別して罪状をでっち上げる所では有りません。そんで、裁判官の身分は、“行政機関”によって罷免されない。それだけの“独立性（権力）”を持つ。裁判官が拘束されるのは唯一、“憲法と法律”にのみ。くどいようだが、それを担保するのは、彼個人の“良心”のみ・・・
04. 2013年4月28日 17:23:12 : 61gkmPnkD2 所詮サラリーマンってことだ。寄らば大樹の陰。触らぬ神に祟りなし。正直者はバカを見る。骨までしみているのだろう。無罪にすることで都合の悪くなる者達。その反対。判事もその何れかに振り分けされるということだろう。投稿者は能力と気力をコントロール問題にしているが、その前に「損得」だよ。昇進、退官後の就職先斡旋など、一般サラリーマンのマインドをコントロールする仕組みと同じものが判事サラリーマンが裁いているのだよ。例外は極々一部で、皆地方にいるのではないか。
05. 2013年4月28日 17:27:36 : DFr53R2D5E この投稿文はまだ裁判所に期待しているようだ。しかし裁判所は明確に決断している。いついかなる時でも権力側の意向にそって判決をしますということを。原発稼働差し止め裁判では原子力村のいいなり。検察のいいなりになって即日逮捕請求の許諾をする、拘留延長もする。飛散した放射能は東京電力とは関係ない無主物だとさ。まだ裁判所に期待しているのはいかにも共産党らしい。
06. 2013年4月28日 17:28:08 : 61gkmPnkD2 04.です訂正です誤)投稿者は能力と気力をコントロール問題にしているが、その前に「損得」だよ。正)投稿者は能力と気力を問題にしているが、その前に「損得」だよ。
07. 2013年4月29日 10:15:11 : 3v9GZEwKFO 比較的良心的だと思われていた木谷弁護士（元裁判官）の言葉の中に裁判過程の裁判官、検事のことはよく出てきたが被疑者もしくは被告側に立場や心情事柄がまったく斟酌されていなかったことに今日の裁判の現状がよく現われている。裁判とは起訴側、被告側双方に公平な立場で審理を行うもの、それが裁判所に対する信頼の根拠である思っていたが実情は違っていることがよく分かった。被告の上告権は理解できるが被告に対する圧倒的優位に立っている検察が控訴権を同じく持っていることが裁判の長期化の原因であり、裁判官は検察へのプレッシャーのため有罪判決（99％）を書いている。つまり、被告の立場を考慮する余地が弁護士の良否に頼るしかない現状らしい。昨今の推認判決は面倒くさいから検察の言うとおり事務的に処理してしまおうとしていることが明らかである。裁判官の個々人の良心に期待しなければ公平な裁判ができないなんてこれが法治国家といえるか。法によって裁くのであれば、その法は国民が定めたもの、法に則って有罪、無罪を判断するのは国民であるべき、お上が裁く江戸時代を未だ卒業していない日本ではないか。

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01. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 12:25:45 : ZtjAE5Qu8buIw : Ihir5pcR5A 現在の日本の司法は、憲法より付託された権限の解釈から大きく逸脱していると言わざるを得ない。 “法曹界”の内部からの自省の声は無いのだろうか～！？もう一回冷静に、日本国憲法を読み直してみなよー！！
02. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 16:15:34 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA 日本国憲法　第六章　司法　より抜粋。第七十六条　第３項　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　すべて裁判官は、その良心に従ひ独立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝第七十八条　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　裁判官は、裁判により、心身の故障のために職務を執ることができないと決定された場合を除いては、公の弾劾によらなければ罷免されない。裁判官の懲戒処分は、行政機関がこれを行ふことはできない。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝第八十一条　＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝　最高裁判所は、一切の法律、命令、規則又は処分が憲法に適合するかしないかを決定する権限を有する終審裁判所である。＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝重い・・・あまりにも重い“責務”だよね。なのにそれを担保するのが、裁判官の“良心”なんだてー！！笑えないけど、笑うしか無いよね。
03. 日高見連邦共和国 2013年4月28日 16:55:15 : ZtjAE5Qu8buIw : C7Wqvb1wZA 『裁判所』とは、邪推と妄想を掻き立てて、客観的であるべき“証拠”を恣意的に選別して罪状をでっち上げる所では有りません。そんで、裁判官の身分は、“行政機関”によって罷免されない。それだけの“独立性（権力）”を持つ。裁判官が拘束されるのは唯一、“憲法と法律”にのみ。くどいようだが、それを担保するのは、彼個人の“良心”のみ・・・
04. 2013年4月28日 17:23:12 : 61gkmPnkD2 所詮サラリーマンってことだ。寄らば大樹の陰。触らぬ神に祟りなし。正直者はバカを見る。骨までしみているのだろう。無罪にすることで都合の悪くなる者達。その反対。判事もその何れかに振り分けされるということだろう。投稿者は能力と気力をコントロール問題にしているが、その前に「損得」だよ。昇進、退官後の就職先斡旋など、一般サラリーマンのマインドをコントロールする仕組みと同じものが判事サラリーマンが裁いているのだよ。例外は極々一部で、皆地方にいるのではないか。
05. 2013年4月28日 17:27:36 : DFr53R2D5E この投稿文はまだ裁判所に期待しているようだ。しかし裁判所は明確に決断している。いついかなる時でも権力側の意向にそって判決をしますということを。原発稼働差し止め裁判では原子力村のいいなり。検察のいいなりになって即日逮捕請求の許諾をする、拘留延長もする。飛散した放射能は東京電力とは関係ない無主物だとさ。まだ裁判所に期待しているのはいかにも共産党らしい。
06. 2013年4月28日 17:28:08 : 61gkmPnkD2 04.です訂正です誤)投稿者は能力と気力をコントロール問題にしているが、その前に「損得」だよ。正)投稿者は能力と気力を問題にしているが、その前に「損得」だよ。
07. 2013年4月29日 10:15:11 : 3v9GZEwKFO 比較的良心的だと思われていた木谷弁護士（元裁判官）の言葉の中に裁判過程の裁判官、検事のことはよく出てきたが被疑者もしくは被告側に立場や心情事柄がまったく斟酌されていなかったことに今日の裁判の現状がよく現われている。裁判とは起訴側、被告側双方に公平な立場で審理を行うもの、それが裁判所に対する信頼の根拠である思っていたが実情は違っていることがよく分かった。被告の上告権は理解できるが被告に対する圧倒的優位に立っている検察が控訴権を同じく持っていることが裁判の長期化の原因であり、裁判官は検察へのプレッシャーのため有罪判決（99％）を書いている。つまり、被告の立場を考慮する余地が弁護士の良否に頼るしかない現状らしい。昨今の推認判決は面倒くさいから検察の言うとおり事務的に処理してしまおうとしていることが明らかである。裁判官の個々人の良心に期待しなければ公平な裁判ができないなんてこれが法治国家といえるか。法によって裁くのであれば、その法は国民が定めたもの、法に則って有罪、無罪を判断するのは国民であるべき、お上が裁く江戸時代を未だ卒業していない日本ではないか。