http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/764.html
Tweet |
http://ameblo.jp/shimarny/entry-11518280418.html
2013-04-25 21:38:22NEW ! Shimarnyのブログ
どうやら橋下共同代表は、既存メディアが閣僚の靖国神社に参拝することを反対するため、既存メディアに格好のこじつけ理論を与えてしまったようである。
これが「北朝鮮問題を解決するためには靖国神社に参拝してはいけない」「靖国神社に参拝すれば北朝鮮問題を解決できない」という偏向報道である。
これは、「北朝鮮問題」と「靖国問題」を同列視して二者択一を求む脅迫である。
そして、この2つの問題を同列視するためには、「北朝鮮問題は北朝鮮に非があり、靖国問題は日本に非がある」という根拠に基づかなければならない。
いくら橋下共同代表が、「戦没者に敬意を表するのは当たり前」と取り繕おうが、靖国問題は日本に非があることを認識しなければ、この発言にはならない。
そして、「敬意を表する問題と外交の問題はきちっと分けなければならない」という発言こそ、靖国問題は国内問題としては日本に非が無いが、外交問題としては日本に非があることを認めていることの証明であろう。
靖国問題については、安倍総理が国会答弁で述べたように、靖国神社を政府要人として公式参拝することが、いつから問題になったのか、どのように問題になったのか、という事実を時系列で確認をする必要がある。
橋下共同代表の発言は、竹島問題では竹島日韓共同管理、尖閣問題では尖閣日中共同管理と同じく、靖国問題でも過去の日本の歴史を完全に無視している。
国民は、全マスコミが偏向報道して「日本が悪い」と洗脳する靖国問題で、誰が何時に何の目的で何をどうした結果で問題となったかを知らなければならない。
臭い物には蓋をした既存メディアの過去の捏造の数々が明かされる第一歩となる。
[4月23日 産経新聞]敬意と外交は分けなければならない…橋下氏、靖国参拝に意見
安倍政権に「中国・韓国へ“配慮”せよ」
http://sankei.jp.msn.com/west/west_affairs/news/130423/waf13042320480037-n1.htm
靖国神社春季例大祭に合わせた超党派の国会議員による集団参拝を受け、日本維新の会共同代表の橋下徹大阪市長は23日、「(戦没者に対して)敬意を表する問題と外交の問題はきちっと分けなければならない」などと述べ、政権与党は靖国参拝について外交上の配慮が必要との認識を示した。大阪市内で記者団の取材に答えた。超党派の国会議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の計168人は23日午前、春季例大祭が行われている東京・九段北の靖国神社を集団参拝した。
橋下氏は「国のために命を落とした方々に敬意を示すというのは国として当たり前のこと」とする一方で、「日本の今の安全保障の枠組みでは北朝鮮の問題を自分たちで解決できるだけのポジションに立っていないので、周辺国に対して協力を求めていかなければならない」と述べた。一方、橋下氏は自身の靖国神社への参拝については「市政運営にいろいろ力を割かなければならない」と否定的な見方を示した。
橋下共同代表の靖国問題に対する言い分としては、大方下記の通りとなっている。
「A級戦犯が合祀されていようが、国のために命を落とした方々に敬意を示すというのは、国として当たり前のことである。敬意を表する問題と外交の問題はきちっと分けなければならない。政権与党は外交の責任も負う。日本の今の安全保障の枠組みでは北朝鮮の問題を日本一国だけで解決できるだけのポジションに立っていない。周辺国に対して協力を求めていかなければならない。そこを判断しながら外交的な態度振る舞いを考えなきゃいけない」
これを簡略化すれば、靖国神社に参拝することは日本国として当然のことであるが、北朝鮮問題を解決するには中国と韓国に協力を求める必要があり、日本国として靖国神社の参拝することは控えるべきであるとなる。
しかし、靖国参拝を控えれば中国と韓国の協力を得られたか、中国と韓国へ配慮して北朝鮮問題が進展したかは、民主党政権で結果が出ているのである。
民主党政権の3年半もの間、閣僚が靖国神社へ参拝したことは無かったのである。
その結果、中国と韓国の関係が改善して中国と韓国から協力が得られただろうか。
そして、北朝鮮の拉致問題、ミサイル発射問題、核開発問題は進展しただろうか。
つまり、過去の結果を踏まえれば、閣僚が靖国神社に参拝しようが参拝しまいが、中国と韓国との関係が改善されず、北朝鮮問題も進展しなかったのである。
この結果、北朝鮮問題と靖国問題に因果関係は無く全く別次元の問題なのである。
この時点で橋下共同代表の外交的協力、外交的配慮、外交的態度は的外れとなる。
しかし、最も根本的な見当違いは、日本の閣僚が靖国神社に参拝することについて、外交的な配慮との名目で「おかしいしきたり」を引き継いだことである。
この「おかしいしきたり」に関して安倍総理が国会で下記のように発言している。
「わが閣僚はどんな脅かしにも屈しない。国のために尊い命を落とした英霊に尊崇の念を表する自由を確保していくのは当然のことである。韓国が抗議を始めたのはいつかといえば、盧大統領の時代に顕著になっている。中国もA級戦犯が合祀されたときには、総理大臣の参拝には抗議しておらず、ある日、突然に抗議を始めた。そのことをよく認識しておく必要がある。(中国と韓国から)靖国神社でご英霊にご冥福をお祈りすることを批判されても痛痒を感じず、「おかしい」と思わないのはおかしいことである。国益を守り、歴史や伝統の上に立った誇りを守っていくことも私の仕事である。それをどんどん削れば外交関係がうまくいくという考え方のほうが間違っている」
それでは、「おかしいしきたり」は国政でどのように生まれたものなのだろうか。
重要なことは、靖国問題についてA級戦犯が合祀されたことが理由で、日本の閣僚が靖国参拝を控えることになったという通説は間違っているのである。
1978年10月17日にA戦犯が合祀、1979年4月19日にA級戦犯の合祀が報道されて以降も、靖国神社の参拝は国の通例行事だったのである。
A級戦犯の合祀以前も、A級戦犯の合祀以降も、春季例大祭と終戦記念日と秋季例大祭の年3回、日本の総理大臣は靖国神社に参拝しているのである。
しかも、中国も韓国も抗議せず日中関係も日韓関係も全く問題無かったのである。
1979年4月19日にA級戦犯の合祀が報道されて以降、日本の総理大臣の靖国神社に参拝が途絶える1985年まで、振り返ってみれば下記の通りとなる。
●A級戦犯の合祀報道以降の総理大臣の靖国神社参拝実績
大平総理
1979年 4月21日 、10月18日
1980年 4月21日
鈴木総理
1980年 8月15日、10月18日、11月21日
1981年 4月21日、8月15日、10月17日
1982年 4月21日、8月15日、10月18日
中曽根総理
1983年 4月21日、8月15日、10月18日
1984年1月 5日、4月21日、8月15日、10月18日
1985年1月21日、4月22日、8月15日
つまり、日本の総理大臣が靖国神社に参拝が途絶えたのは、A級戦犯の合祀が理由ではなく、中曽根総理が1985年8月15日以降に靖国神社に参拝を止めたことが理由となっていることが明らかであろう。
これまで、私的参拝とか公式参拝とか様々な物言いで継続してきた総理大臣の靖国神社の参拝だったが、途絶えた理由は国内批判によるものだったのである。
中国や韓国に配慮すべきとの国内の既存メディアの謂れ無き主張だったのである。
おそらく、現状と同じく閣僚が靖国神社に参拝した結果、国内で既存メディアが一斉批判して、閣僚の靖国神社の参拝は大問題と世論を誘導することで、政権の足を引っ張り中曽根総理に断念させたのだろう。
つまり、「おかしいしきたり」は既存メディアの自虐報道が発端だったのである。
靖国問題にかけられた疑いを晴らす方法は、当事者である中曽根元総理が諸々の通説をチャラにして靖国神社へ参拝を止めた理由を正直に語ることである。
そうすれば、既存メディアが靖国問題で勝手に批判している報道に正当性が無くなり、「何故靖国に参拝したのか」と騒ぎ立てることも無くなるだろう。
大勲位たる中曽根元総理が靖国問題でケジメをつければ後世語り継がれるだろう。
もう二度と靖国問題で国内で不毛な議論が沸き起こることを無くしてもらいたい。
もう二度と橋下共同代表のような日本史に唾を吐く御仁を出さないでもらいたい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK146掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。