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2013/4/24 日刊ゲンダイ :「日々担々」資料ブログ
無能で一度クビになったのに野田民主党が余りにヒドかったのでそれよりマシだと政権を獲った途端に舞い上がって今やっていることのデタラメ亡国政治のふてぶてしさ図々しさ
アイドルに囲まれてポーズを決めたり、テレビに出演してニタニタしたり。そんな安倍首相の姿には、どうにも違和感を覚えてしまう。
一度はクビになった男である。国民の信頼を失って政権運営に行き詰まり、首相のポストを放り出した。平気な顔して再登板など、許される身の上じゃないのだ。
それでも無二の能力や知識でもあるのなら別だが、残念ながら安倍は、お世辞にも頭が切れるタイプとはいえない。よほど成績が悪かったのか、父の晋太郎は息子が小学生のときから家庭教師をつけていた。大役を任されたのは、当時、東大生だった平沢勝栄衆院議員。晋三少年のデキがあまりに悪くて、よく定規で叩いたりしていたという。
そもそも、岸信介の孫なのだ。大叔父は佐藤栄作である。カネもコネもあっただろう。それでも小学校から成蹊どまり。慶応幼稚舎に入っていない。
そんなことを誰彼構わず吹聴していれば、けむたがられる。平沢は選挙にめっぽう強い。当選も6回を数えるが、今回も大臣にはなれなかった。安倍が入閣を嫌がった、なんていわれている。本当だとしたら、度量も狭い。
政治評論家の有馬晴海氏は言う。
「円安株高政策が的中した格好になっていますが、もともと安倍首相は経済に精通しているわけではありません。6年前、ポスト小泉の1番手といわれていたときは、官僚同伴でテレビに出演していました。官僚はインタビュアーの後ろに控え、困ったときに助け舟を出す。本人も自信がなかったのでしょう。経験も足りなかった。勉強も明らかに足りない。それでも、そのまま首相になったため、国会で攻められ、精神的に追い込まれた。最後は、テロ特措法の延長問題で野党の協力を得られず、にっちもさっちもいかなくなって病院に“避難”しています。
それが今は、株高と高支持率で自信満々。党首討論では、不敵な笑みまで浮かべていた。あまりにも短絡的です」
安倍は、政治家になる前から政策や政治哲学を書き留めていた中曽根元首相をまねて、退陣後にノートを用意した。しかし、その中身は、恨みつらみを記したり、だれに会ったと残したりする日記レベルの代物。勉強のあとは見られなかったという。
◆日本国憲法を勉強していない改憲論者
今国会でもボロが出ている。日本を代表する憲法学者の芦部信喜、高橋和之、佐藤幸治の3氏について聞かれ、まったく答えられなかったのだ。
「あれほど改憲を訴えているのだから、よほど勉強しているのかと思ったら、知っていて当然の著名学者の名前さえ知らなかった。これにはもう驚きを通り越して呆れるしかない。果たして日本国憲法をどこまで理解しているのか。改憲を主張する前に、もっと勉強せえ、と言いたい」(名古屋大名誉教授・森英樹氏=憲法)
先週、参院山口補選の応援で地元入りしたとき、「参院選は親の敵みたいなもの。取り戻さなければ、死んでも死にきれない」と強調した。選挙で勝つのは、いい政治をやるためではない。ノートにつづった恨みを晴らしたいだけではないか。
改憲も「おじいちゃんができなかったからやる」と騒いでいるように思えてくる。動機はすべて個人的な思いで、国民に奉仕するつもりなんてさらさらない。しかも、思慮が浅く、世論調査の結果を受けて舞い上がっている。バカなのに自信満々だから恐ろしい。
大した能力もない若造が祭り上げられて、調子に乗って世界を威嚇する。そんな北朝鮮の金正恩と、いったいどこが違うのかと思えてくるのだ。
◆暮らしの安定と安心を脅かすボンボンの軽さ
まともな神経の持ち主なら、首相の再登板など望まないだろう。恥ずかしくて消え入りたくなり、引退を決断しても不思議ではない。さすが、子どもの頃からお殿様のように育てられたボンボン。真摯に自らを省みるなんてことはないようだ。
立正大教授の斎藤勇氏(心理学)が言う。
「生まれながらの性分に加え、周囲にチヤホヤされて育ったため、ひとつのことを深く考えたり、さまざまな立場の人から意見を聞いたりする必要性を感じないのでしょう。6年前に退陣したのは環境が悪かったからで、自分のやり方が間違っていたのではない。そんなふうに考えているのではないか。軽くてめげない性格だから、慎重に考えればシリ込みしたくなるような大胆な金融緩和だって平気。国民が受け入れたのは、経済が上向いているようなムードに加え、民主党政権が悪すぎたからです。アタマの良さそうな連中では決められなかったことを、大した考えもなく勢いで決めてしまう。それが良かった。浮かれやすい性格がむしろ幸いしたのです」
むろん、こんな調子で政治を続けられたら、この国は大変なことになる。権力を持つアホに勝手に振る舞 われては、明るい未来など描けるはずもない。
財界は、安倍を利用して雇用関連の法規制を緩めようと画策している。わずかな賃上げを受け入れて手柄を与え、残業手当がつかない裁量労働制の拡大や自由に首切りができる法案を通してもらおうとしている。ただでさえ非正規社員があふれ、格差が拡大しているというのに、国民生活の安定や安心はますます失われてしまう。
教育改革もおかしな方向に向かっている。教育再生会議は、首長に教育長の任命や罷免の権限を与えるように求めた。道徳教育を教科に加えることも提言している。
軍部が教育に介入した戦前の反省は置いてけぼりだ。
◆愛国右翼と対米隷属は両立しない
元外交官で評論家の天木直人氏が言う。
「安倍首相は本質的には愛国右翼の主義主張を貫きたいのでしょう。靖国に供物を奉納したり、従軍慰安婦問題を謝罪した河野談話や侵略を認めた村山談話について、見直すとの答弁を繰り返したりしています。一方で、米国の言いなりになり、普天間基地の辺野古移設を進め、TPP交渉参加を決めた。でも、米国は、安倍首相の歴史認識を問題視しています。政府高官も見直しを懸念するコメントを発表している。つまり、安倍流の愛国姿勢と対米従属は両立しないのです。それでもお構いなしで、取り巻きの右翼勢力に配慮しながら、米国の顔色もうかがっている。ただ、いくら擦り寄っていても、米国は安倍首相を信頼しないでしょう。いつかハシゴを外してくる。それでも付いていこうとすれば、無理難題をのむことになる危険性は大。国益が損なわれるのは間違いありません」
抜本的改革を先送りした0増5減、エネルギー改革に待ったをかける発送電分離の先送り……。原発再稼働だって止める気はゼロだ。
「それでも参院選までは安全運転のつもりでしょう。これでも本来の安倍カラーを抑えている。このまま高い支持率を維持しながら参院選を乗り切ったら一気です。自民党の憲法改正草案を見ると、戦前回帰を思わせるような軍国化の姿勢が前面に出ている。自衛隊を国防軍に変え、入隊希望者が減れば徴兵制に移行という段取りです。国民も浮かれている場合ではありません。政権の本質をしっかりと見極めるべきです」(政治評論家・山口朝雄氏)
戦前復帰と米隷従の亡国政治という安倍政権の存続は、日本の未来を狂わせるのである。
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