http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/725.html
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米国政府の食糧支援検討は、中国の武大偉6カ国協議首席代表が訪米して協議を行ったあとに表明されたことから、北朝鮮が6カ国協議に復帰する条件の一つとして持ち出されたものと思われる。
いずれにしろ、朝鮮半島情勢は、3月末に、「朝鮮半島は緊張劇から融和劇へ:米国政権が北朝鮮との建設的対話の準備が完了と明言:朴政権も人道支援先行に転換」( http://www.asyura2.com/13/senkyo145/msg/708.html )で投稿したような流れで進んでいくと考えている。
緊張激化のなかで最後まで南北の“絆”として残っていたケソン工業団地が機能停止に陥って20日以上経過したが、北朝鮮政府としては、親子三代の肖像画毀損騒動のみならず、北がケソン工業団地から得られる外貨にすがっていると広言してはばからない韓国側の言動に我慢の限界を超えたようだ。
5万人超の北朝鮮国民が働くケソン工業団地から得られる外貨は、今なお北朝鮮の経済で重要な意義をもっているが、韓国にひれ伏すかたちで操業を続けさせる気にはならないということだろう。さらにいえば、ウラン濃縮事業(原発向け核燃料棒製造)から得られる外貨が、そのような強気の政策を支えているとも言える。
ケソン工業団地騒動による“痛手”(損得勘定)は、韓国側企業の多大な損失のほうが大きく、北朝鮮の強気の政策が優位に立っているようだ。
もう一つの記事は、「なんで!遊牧と砂漠の国モンゴルに食糧支援?」と驚かされるものだが、内実は、安倍首相モンゴル訪問以降のモンゴル政府を仲介者とした日朝交渉の一環だと推測している。
4月10日に拉致問題対策本部の三谷秀史事務局長がモンゴルを訪問し、北朝鮮の日本人拉致問題の進展に向けてモンゴル政府と協力策を話し合っている。
モンゴル政府が日本政府の意向を北朝鮮政府に伝え、新任の北朝鮮ホン・ギュ駐モンゴル大使が、モンゴル・エルベグドルジ大統領に食糧支援を依頼することで、日本への“回答”に替えたのではと思っている。
安倍首相は、過去に北朝鮮からただならぬ“政治的恩義”を受けており、米国政府の意向もあり、北朝鮮との国交回復交渉を急速に進展させなければならない状況に置かれている。
※ 関連投稿
「政府幹部 モンゴルと拉致問題協議:対北朝鮮国交正常化に向けた動き:「一石四鳥」と指摘した通りの安倍首相訪問に」( http://www.asyura2.com/13/senkyo146/msg/454.html )
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北への食糧支援「国民の手に届くのなら検討」米報道官[産経新聞]
2013.4.24 11:03
【ワシントン=犬塚陽介】米国務省のベントレル報道部長は23日の記者会見で、北朝鮮への食糧支援について、国民の手に物資が届くとの確信があれば検討するとした上で、ここ最近の金正恩体制の言動は「信頼を醸成させるものではない」と述べ、まずは北朝鮮による信頼関係の構築が先決との見方を示した。
ベントレル部長は、米国に北朝鮮の国民への「敵対心はない」と述べ、支援の可能性が残されていることを強調したが、第一歩として「北朝鮮政府が国民向けに財源を投入し、生活の向上に取り組むべきだ」と指摘した。
食糧支援をめぐっては、キング北朝鮮人権問題担当特使が22日、北朝鮮から要請があれば、原則として支援を検討するとの見方を示していた。
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130424/amr13042411070010-n1.htm
北朝鮮、モンゴルに食料支援を要請 [ウォール・ストリート・ジャーナル]
2013年 4月 23日 07:31 JST
これから食糧が不足しがちな季節に入る北朝鮮は新たな篤志家を募っているようだ。
新たに着任した北朝鮮のホン・ギュ駐モンゴル大使は先週モンゴルのエルベグドルジ大統領を表敬訪問した際、食糧支援を依頼したという。モンゴル大統領の公式サイトが伝えた。
同サイトによると、ギュ大使は大統領に「北朝鮮は深刻な食糧不足に直面するかもしれない」と述べ、北朝鮮への食糧支援を検討するよう依頼したという。
北朝鮮では例年、4月からとうもろこしの収穫が始まる9月まで食糧が不足する傾向がある。韓国農村経済研究院で北朝鮮の農業について研究しているクワン・テジン博士は、昨年の収穫量はふつうだったが、食糧不足を乗り切るには不十分だと述べた。
同博士によれば、「食糧は配給されているようだが、地域によってばらつきがあり、全国民に行き渡るには不十分」という。
ほかにも食糧不足の兆候は見られる。脱北者で運営される報道ウェブサイトの「デイリーDK」は先週、故金日成国家主席の誕生日(4月15日)を祝う1年で最大の祭日でも最北部の地域には食糧が配給されなかったと報告している。
1990年代の深刻な飢饉以来、北朝鮮では食糧難が続いている。
国際組織や韓国からの支援は近年停止しているが、韓国の朴槿恵大統領は北朝鮮との関係悪化にもかかわらず人道支援の継続を約束している。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424127887324689604578439320106030956.html
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