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◆記事:改憲、96条先行に意欲=安倍首相(時事通信 4月21日(日)19時21分配信)
安倍晋三首相は21日の山口市の街頭演説で、憲法改正について「96条を変えたい。憲法を国民の手に取り戻すことから始めたい」と述べ、改憲手続きに関する96条の改正を先行させることに意欲を示した。
首相は、96条で衆参両院の「3分の2以上の賛成」と定められている改憲の発議要件を「過半数の賛成」に緩めたい考えで、「(反対する)国会議員が3分の1をちょっと超えれば、国民が(憲法に)指一本触れられなくなるのはおかしい」と指摘。祖父の岸信介元首相と大叔父の佐藤栄作元首相も96条改正を目指しながら果たせなかったとして、「私たちの世代で新しい時代を切り開きたい」と語った。
◆コメント:12月16日の衆院選で自民党に投票した人、どう思っているのですか?
安倍首相が、首相になる前から、自分のホームページで、「政治家になった頃から、改憲を考えていた」と書いていました。世界中から読めるネット上に表示してあったのですから、「知らない」という言い訳は、成り立ちません。昨年12月16日に投開票が行われた衆議院議員選挙では、自民党が圧勝しましたが、自民党が勝てば、安倍総裁だったのですから、改憲論者の安倍晋三氏が首相になることは明らかでした。
したがって、自民党に投票していた人々は、憲法改正に賛成していたということになります。私は今の憲法で何が悪いのか、わかりません。自衛隊が実質軍隊だから、憲法9条を変えて日本は交戦権があることにして、自衛隊を国防軍にして、さらに、日本の集団的自衛権の行使を認めるというのは、一旦みとめたら、軍人というのは、実際に武器を使って見たくなるに決まっているのですから、歯止めが利かなくなる。
今の武力の保有は本当は違憲だけれど、「国防のための最低限の実力」として自衛隊を保持する。しかし、専守防衛しか認めない、というタガをはめておいてちょうど良いのです。安倍内閣の支持率は非常に高い。これは、株価が上がり続けているからですが、株さえあがればいいのですか?自民党に投票したり、安倍内閣を支持している人はどうかんがえているのでしょうか。小選挙区制の欠点が災いして、12月16日の死票率は、56パーセントだったそうです。56パーセント側としてはいい迷惑です。
◆そもそも、平時に(クーデターが起きていないのに)新憲法草案があるというのが異常です。憲法のマイナーチェンジなら、国会議員や公務員の憲法遵守義務に反しないでしょうが、安倍首相が、まず変えようとしているのは憲法96条ですね。法律の条文をすぐに調べたかったら、法令データ提供システムです。「事項別分類索引」というところまで、スクロールダウンすると容易に「憲法」がみつかるのでクリックします。すると、日本国憲法が見つかります。左側のフレームから第九十六条を見つけると、文言(もんごん)を読めます。
安倍氏は憲法改正の発議を3分の2以上ではなくて過半数でよい、という風に変えようとしています。最高法規の変更は吟味に吟味を重ねなければなりませんから、安易に手続きを「容易な」方向に変更するべきではありません。そんなことよりも、安倍首相のしそうの大問題は、憲法の一部をマイナー・チェンジするのではなくて、憲法そのものをさいしょから作り直そうとしている、という事実です。
それは、もう憲法の改正とか変更ではなくて、現体制を全部否定する。現憲法を全否定するということですから、これは明らかに、クーデターです。平時に憲法全てを新しいものに変えるなどという例は、人類史上に存在しません。
新憲法草案を作って、現在の憲法と取り換えよう、という安倍首相の思想は大変危険で、事実上国家を転覆させようとしているのとおなじことです。穏やかに表現しても、日本国憲法第九十九条天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。 国会議員の憲法擁護義務違反です。
こんな首相を株価が上がっているなどという理由で支持すべきではないし、次の参院選で与党に勝たせてはなりません。みなさんのお子さんが兵隊にとられますよ?これだけ男女平等っていってるんですから、女子にも徴兵制がきますよ?いいんですか?貴方や貴女は、自分の息子さんや娘さんに「国のために死んでこい」と言えるんですか?よく考えて下さい。
http://jiro-dokudan.cocolog-nifty.com/jiro/2013/04/96-1aeb.html
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