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朝日新聞
2013年04月22日01時04分
http://www.asahi.com/politics/update/0422/OSK201304210158.html
【片木啓】21日投開票の滋賀県彦根市長選で、新顔の障害者施設長、大久保貴氏(49)が現職の獅山向洋氏(72)と新顔の物流倉庫会社員、有村国知氏(38)を破り、初当選した。選挙戦では、彦根市を中心とする旧彦根藩の藩主だった井伊直弼が153年前に暗殺された「桜田門外の変」に有村氏の祖先が関わったことをめぐり、獅山氏と有村氏が激しく対立した。
大久保氏は両氏の対立と一線を画し、民主党支部などの支援を得て4度目の挑戦で当選。大久保氏は21日夜、「政策を市民と一緒に練って示すという今回の姿勢を変えずに続けたい」と語った。投票率は41・82%(前回44・89%)。
有村氏は、桜田門外の変に参加した薩摩浪士の一族の子孫。獅山氏は「現代の桜田門外の変」と題したビラ4万枚を各戸配布して、有村氏の立候補を批判し争点にしようと考えた。獅山氏は21日夜、敗北を受け「桜田門外の変は彦根市のアイデンティティーとして非常に重要だと考えて訴えた。当事者ではない候補がいいと考えたのかもしれない。敗れた理由は年齢だと感じている」と述べた。
獅山氏の批判に対し有村氏は会見などで「出自を批判するのは人権問題」と反論した。有村氏は21日夜、「自分の目指すところには及ばなかった。初めての挑戦で多くの支持をいただいた」とし、「獅山氏(の批判)については真意を測りかねる」と話した。
前回39票差で次点となった大久保氏は両氏の対立と距離を置き、嘉田由紀子知事との連携強化を公約に市政刷新を主張。有村氏は自民党参院議員の治子氏が姉。獅山、有村両氏が保守層を取り合ったことも、大久保氏に有利になったとみられる。
◇
真山達志・同志社大政策学部教授(地方自治論)の話 大久保氏は前回市長選で獅山氏と39票差の接戦を演じ、知名度もあった。獅山氏の高齢と長期政権への批判が、大久保氏への期待につながったとみられる。桜田門外の変をめぐる論争は「現職のやることではない」と市民の失望を買ったのでは。そうした票が大久保氏へ流れた可能性がある。
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